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2/22【全日本】光留が20周年記念試合快勝、4・11岡山の第2弾へパートナーに諏訪魔、相手に宮原&ススムを指名

『2020 EXCITE SERIES』岡山・赤磐市山陽ふれあい公園総合体育館(2020年2月22日)
○佐藤光留&諏訪魔&石川修司vs宮原健斗&ヨシタツ&大森北斗×

 光留が地元・岡山でのデビュー20周年記念試合で快勝。4・11岡山大会での第2弾へ向けてパートナーに諏訪魔、対戦相手に三冠王者・宮原&世界ジュニア王者・横須賀ススムを指名し、「勝つ佐藤光留になる」と誓った。

 2000年2月27日にパンクラスでデビューした光留は間もなく20周年を迎える。記念日を5日後に控えたこの日、地元・岡山の赤磐に凱旋。メインで諏訪魔&石川の暴走大巨人と組んで宮原&ヨシタツ&北斗との記念試合第1弾に臨んだ。

 歓声と光留コールに後押しされた光留は宮原に攻め込まれても、ジャンピングハイキックで打開し、北斗相手にミドルキック連打や水車落としで攻め込んだ。その後、キャリアの差を強調し、諏訪魔に先輩風を吹かせて指示。これで諏訪魔の怒りを買ってラリアットを食らってしまう。宮原のフロントハイキック、ヨシタツの上からWe can do it!、北斗のミサイルキックを立て続けに被弾し、北斗にジャーマンで攻め込まれたものの、チキンウイングアームロックで反撃。ジャンピングハイキックを連発すると、バックドロップを敢行して3カウントを奪った。

 光留が記念試合第1弾を自らの勝利で飾った。試合後、喜びのあまり諏訪魔に抱きつき、振りほどかれたものの、「20周年の記念試合。何回なんだよ? 何回でも付き合うよ。おめでとうございます」と祝福されて笑顔をみせた。そして「いろんな人に出会い、悲しいこともたくさんありましたが、20年キャリアをここ岡山で迎えられて僕は岡山出身のプロレスラーとして本当にうれしいです。ありがとうございます!」と喜びを口にした光留は「燃えろ! 岡山!」の叫びで赤磐大会を締めた。

 20周年記念試合第2弾は『佐藤光留デビュー20周年記念大会』と銘打たれた4・11岡山大会。以前から故郷での記念試合は青木篤志さんと組んでのアジアタッグ戦をと思い描いていた光留だが、青木さんとの別れによって叶わぬ夢となった。そこで光留はまずパートナーに諏訪魔を指名。そして相手には現三冠王者・宮原、現世界ジュニア王者・ススムの二人を指名した。宮原にはこれまで数えきれないほど敗北を喫し、ススムには1・3後楽園の世界ジュニア王座決定トーナメント決勝戦で敗れたばかり。「20年を機に勝つ佐藤光留になるため」に光留は記念試合でこの二人に借りを返すつもりだ。

 そして20周年イヤーとなる今年、世界ジュニア返り咲きを目指す。青木さんからのベルトリレーに失敗し、「あんだけやって無理だったら、もう無理だと思った」と一度は心が折れかけたという光留だが、20周年を迎えたからこそ、「続けることっていろんなものを可能にする」と確信。「自分はやっぱりずっとジュニアの中心にいたい」との強い思いがあるからこそ、「誰が持ってても、あのベルトは僕のコスチュームの色と一緒ですからね。紺色と赤で。獲って見せびらかしに行かないといけないですね」と改めてジュニアの頂点君臨を誓った。

【試合後の光留】
――20周年記念試合が始まり、地元・岡山の赤磐で無事勝利を飾ったが?

▼光留「無事なんですかね? 諏訪魔のラリアットが本気で効きました。あのヤロー、何年選手だって。でもずーっといい関係じゃない諏訪魔さんと結局またこうやっているっていうのが不思議だなと思いますし、それがたぶんプロレスを続けることなんだなって。何でもそうだと思うんですけどね。だって最初、僕が全日本に出た時は鈴木(みのる)さんと三冠戦をやる時だったんです。だから毎回、反対側にいて、何だこれ?と思って。気づいたらその輪の中に入れられていて。シングルやって、一緒になって、一度別れて、また一緒になってんのに叩きつけられ。よくわかんないですけど。でもみんながいるから全日本だと思いますし、たぶん一人でも欠けたら全日本じゃないと思いますし。誰かが欠けて、また新しい時代というのができるんだろうし。そこに自分はやっぱりずっとジュニアの中心にいたいなと思いますね。こんなこと言うとアレですけど、青木(篤志)さんがいるもんだと思ったんです20年で。二人でアジア持ってたら防衛戦やりたかったし、その時勢いのある奴と。もしなかったらアジア持ってる奴に僕と青木さんでって何年か前ボンヤリ考えたんです。ちょっとひと足お先に旅に出ちゃって。今日思い出したら、何かちょっとふっとあったんで。見てんだなと思って」

――20周年の今年、世界ジュニアを巻くのがテーマになる?

▼光留「何かあんだけやって無理だったら、もう無理だと思ったんですね1月3日。けど、続けることっていろんなものを可能にするんだなと思うんですよね。だから、やっぱりやっていかなきゃいけないですね。明日、岡田がやりますけど、複雑な心境ですけどね。誰が持ってても、あのベルトは僕のコスチュームの色と一緒ですからね。紺色と赤で。獲って見せびらかしに行かないといけないですね」

――4・11岡山では諏訪魔さんをパートナーに、三冠王者と世界ジュニア王者を指名したが?

▼光留「今日この時点でのチャンピオンです。そのあともしかしたらジュニアのチャンピオン、三冠チャンピオンが変わるかもしれないけど、俺はあいつら二人に用があるんですよ。その時までチャンピオンでいろよって言ったら諏訪魔さんが獲れないことになるから(苦笑) 派手にいきたいですね」

――20周年記念は第何弾を考えている?

▼光留「目指せ100です」

――年内で?

▼光留「いやいや、わかんないです。別に来年やっちゃいけないって法律ないですからね」

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