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2/23【全日本】ヨシタツがGAORA王座V6、16年ぶり再戦でGAINAに雪辱

『2020 EXCITE SERIES』最終戦 エディオンアリーナ大阪 第2競技場(2020年2月23日)
GAORA TVチャンピオンシップ ○ヨシタツvsGAINA×

 ヨシタツが16年ぶりの再戦でGAINAに雪辱を遂げ、GAORA王座6度目の防衛を果たした。

 「天下布武」を掲げ、各地で地元レスラー相手にGAORA王座防衛を重ねてきたヨシタツ。大阪ではすでにTORUを下しているが、この日、新たな敵としてGAINAを迎え撃った。両者は2004年の新日本ヤングライオン杯争奪リーグ戦で対決(当時は本名の山本尚史、湯浅和也)して以来、約16年ぶりの再戦。当時敗れているヨシタツにとっては雪辱戦となった。

 ヨシタツは前回と見違える大型選手となったGAINAのパワーファイトに苦戦。ショルダータックルで何度もなぎ倒され、ミドルキックを連発してもドラゴンスクリューで返り討ちに。ラリアット、ダイビングエルボードロップ、フィッシャーマンバスターの猛攻で防戦一方となってしまう。フロントハイキック3連発やスイングDDTで打開を図っても、CBJが不発に終わり、ラリアット連打、パワーボムで追い込まれた。それでも何とかしのいだヨシタツは新技・上からWe can do it!で糸口を見出した。CBJでGAINAの動きを止めると、バックドロップを爆発させて逆転勝利を決めた。

 ヨシタツがGAINAに16年前のリベンジを遂げ、GAORA王座V6を達成。「100点じゃないかな。試合も盛り上がってくれたから、お客さんが。それが何よりかな。お客さんが盛り上がる試合が一番だから」と自画自賛するほど会心の防衛だった。フィニッシュとなったバックドロップは若手時代の必殺技。「最後は俺、決めてた。勝つチャンスがあったらバックドロップ出そうって」とこだわった結果、16年前にこの技で勝利できなかった悔しさを晴らすこともできた。

 試合後のリング上でGAINAは再戦をアピール。「チャンスがあったら何回でもやりますよ。シングルでもタッグでも何でも。やってて気持ちいい相手」と歓迎したヨシタツは「俺はこのGAORAのベルト、まだまだ進撃は止めませんから」と宣言。第15代王者・秋山の持つ最多防衛記録V10超えを誓い、積極的に防衛戦を行っていく意向を示していた。

【ヨシタツの話】「正直ね、あんな強いと思わなかった。正直、彼の名前はこの2004年ヤングライオン杯以来、全く聞いたことなくて。正直プロレスやってるかどうかも知らなかったから。しかもGAINA選手、体格変わっちゃったからわからなかったんだけど、湯浅選手だって知って。実は前からやりたいと思っていて。彼も大阪の方に来たって話があったから、これやるしかないなと思って。最後みた? フィニッシュ。2004年の俺のフィニッシュだよ。ちょっとみんなノスタルジーな気分になったかな。俺は今、全日本所属なんだけど、みんなどうこう言う人もいるけど、新日本もWWEも俺の歴史の一部だから。それは俺、隠さない。全日本だからって、そういうの俺、出していくから。彼とは2004年からそういうストーリーがあったわけ。俺、ヤングライオン杯で彼に負けてるし、実はリベンジというのいつかって思ってたけど、こういう形でお互い湯浅和也からGAINAに、山本尚史からヨシタツに名前変えて16年、時を経て、前は新日本のリングだけど、今度は全日本だからね。だからプロレスたまらないよね。素晴らしいと思うホントに。最後は俺、決めてた。勝つチャンスがあったらバックドロップ出そうって。最後、出しました。これ何年ぶりだろう。調べてもらったらわかるかもしれないけど、全然これ出してない。全日本に来てから封印してたから。使い手も多いし、体もでかいから。100点じゃないかな。試合も盛り上がってくれたから、お客さんが。それが何よりかな。お客さんが盛り上がる試合が一番だから。お互い両方とも声援が飛んでて、凄くよかったと思います。一発一発が重くて、正直今もしんどいけど、彼もまたやりたいってリング上で言ったからね。チャンスがあったら何回でもやりますよ。シングルでもタッグでも何でも。やってて気持ちいい相手。俺はこのGAORAのベルト、まだまだ進撃は止めませんから。これで6回でしょ? 最高が秋山さんの10回だから。それを目標にやっていきたい。だいたい今、月一回ぐらいタイトルマッチやってるんですよ。だからこのペースでできたら。月イチやりたいなと。最低でも2ヵ月に一回はやりたいですね。まだまだヨシタツの野望は始まったばかりだから。皆さん、よろしくお願いします。We can do it.Stay Tuned」

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