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4/18【NOAH】元W-1吉岡が杉浦軍入り、大原とJr.タッグ挑戦へ 論外オープンチャレンジ宣言に原田激怒

『GLOBAL TAG LEAGUE 2020 優勝決定戦』会場非公表(2020年4月18日配信※TVマッチ)
○吉岡世起&大原はじめ&NOSAWA論外vs原田大輔&HAYATA&YO-HEY×

 元WRESTLE-1の吉岡世起が杉浦軍に電撃加入。杉浦軍としてノアを主戦場としていくことを宣言し、いきなりGHCジュニアタッグ王者のYO-HEYを撃破して大原&吉岡組での王座挑戦が決定的となった。一方でIPWジュニア王者・原田をKOした論外は「IPWジュニア・オープンチャレンジ」をぶち上げて自身に代わる挑戦者を公募、原田は激怒した。

 この日の対決に向けて杉浦軍の渉外担当・論外は「最近、団体が活動休止して暇な奴がいる。新しい仲間を連れて行く」とツイートで予告。入場時に大原、論外とともに現れたのは吉岡だった。

 吉岡はW-1クルーザー王座に3度に渡って就いた実力者。4月1日に無観客で行われたW-1最終興行では、所属していた“#STRONGHEARTS"も卒業し、新たな一歩に注目が集まっていた。

 杉浦軍Tシャツに身を包み、不敵な笑みで現れた吉岡は、同じレッスルゲート出身で旧知の仲でもあるHAYATAと対峙。杉浦軍でのラフ連係でHAYATAを捕獲し、蹴り技を中心としたキレのある攻撃を連発して持ち味を発揮した。

 終盤にはジュニアタッグ王者の“夫婦タッグ"HAYATA&YO-HEY組の連係攻撃で巻き返されたものの、吉岡も“ほぼ初対面"だという大原との息のあった連係で反撃。吉岡のジャンピング・カカト落とし→大原のドロップキック、吉岡のミサイルキック→大原のバックブリーカーをことごとく決めてみせると、バズソーキックから必殺クラッシュドライバー(スタイルズクラッシュの体勢から繰り出すパイルドライバー)で叩きつけ、YO-HEYから完璧な3カウントを奪ってみせた。

 試合後にはマイクを握った大原が「今日はみんなに紹介したい人間がいる。新しい杉浦軍の仲間。吉岡世起だ。なぜこの男がこのリングにいるのか。なぜ杉浦軍に入ったのか。野心だよ。野心。この野心あふれる若者が狙うもの。その一つがこのリングにある。おいHAYATA&YO-HEY、お前らが持ってるその2本のタッグのベルト、次は吉岡世起と俺が行かせてもらうぞ」といきなりのジュニアタッグ王座挑戦を表明、王者組もバックステージで「望むところ」と即諾した。

 論外によって杉浦軍、ノアマットに導かれたという吉岡は「ノアのリングは俺が欲しい刺激のにおいがたっぷりするんで。俺はここでお世話になろうと思ってますよ。とりあえず大原さんとタッグのベルト。よろしくお願いします」とノアを主戦場とすることを宣言した。

 一方で論外は試合後に原田のIPWジュニアベルトを分捕ると、金属部分で殴りつけてKO。すかさずマイクを握るや、「IPWジュニアヘビー級チャンピオン・原田くんが、ベルトをかけて試合をしないっていうから、ベルトが泣いている。そこで挑戦者は俺………ではなく、これを見ているレスラーの人たちよ、興味があったり、勇気があったら挑戦してこい。IPWジュニア・オープンチャレンジを開催する! 家で暇してるレスラーたちよ、ノアの事務所に履歴書を送ってこい。ご応募、お待ちしております」とTVカメラに向かって一方的に“公募"した。

 勝手に挑戦者を募集された形となった原田は当然激怒。「オープンチャレンジってなんなんだよ! あいつ何も関係ないやんけ! たまにこうやって試合出てきて、ほとんど試合せんと、好き勝手言って、なんで関係ないあいつに勝手に決められなアカンねん!? 俺は絶対認めへんぞ! あいつの言いなりになんか絶対ならへんからな! ふざけんな、クソッタレが!」と声を荒げ、断固拒否の姿勢を鮮明にした。

【試合後の大原&論外&吉岡】
▼論外「なんだろ“原田大輔"って名前がさ、小学校とか中学校のクラスに絶対いるような名前じゃない? あいつが足りないのはそういうとこなんじゃないの? ベルトを懸けるとか懸けないとか。ベルト懸けないっつーんだったら、俺が挑戦してもいいかな?って思ったけど、あんま面白くねえから、一般公募だよ。これ(※ピストルのフィンガーサインで)だよこれ。世の中こんな状況のなか、団体所属しててもフリーのレスラーでも試合したくてウズウズしてる選手いっぱいいるんじゃないの? そういう選手が勇気を持ってノアの事務所に履歴書を送ってくれて、俺が見て面白いなと思ったら、オープンチャレンジ実行させてやるよ。ま、俺の暇つぶしだね。GHCジュニアのほうも動きがあって面白そうだから、こういう状況だから俺もちょっと闘う理由が見えてきたというか。ちょっとノアで一生懸命。仲間も増えたし。増えたっていうか活動休止になったところで暇になったヤツがいたから。同じ志持ってる人間だから。あとは本人に聞いてよ。ただ、原田大輔ってどこにでもいる名前。それだけ」

▼吉岡「まさにNOSAWAさんが言ったように、暇してて、試合したくてウズウズしてる時に、お電話いただいたんでね。このノアのリングは俺が欲しい刺激のにおいがたっぷりするんで。俺はここでお世話になろうと思ってますよ。とりあえず大原さんとタッグのベルト。よろしくお願いします」

▼論外「(※大原に吉岡とは)初対面すか? 意外に息あってたっすねえ、俺をのぞいて(笑)」

▼大原「ええ、ほとんど初対面でした。彼(吉岡)がどういう背景があって今ここにいるのか、みんなも知ってると思うけど、人生賭けてさ、ここに来てるワケだから。生半可な気持ちじゃないと思うから。鉄は熱いうちに打てっていうから、行ったほうが良いと思うんだよ」

▼論外「大学入学おめでとうございます」

▼大原「ありがとうございます(笑) 私事ですけど、春から大学に入ったので、大学入学記念でね、タッグのベルトも受験させてもらおうかと思います。しっかりベルトを持って大学に行ってね、もっともっとノアを、もっともっとプロレスを広めていけるように頑張っていきたいと思います」

――吉岡を呼びこんだ理由は?

▼論外「暇してたから。活動休止になって…もしかしたら明日は我が身かもしれないよ。世の中こういう状況で。その中でも話して『プロレスやりたいの?』って聞いたら『やりたいです』って。ものすごーい面倒くさい条件も突きつけて、それでもノアで、新しいところでやりたい…って来てるから。そういう気持ちがある人間は大事にしていかないといけないですよね。これでノアジュニアも新しい画が作れるんじゃないの? ちょっと面白そうだし、あんま名前出したくないけど、ノアでやりたい人間はやっぱ一人しかいないし。まぁノアジュニアはSTINGERとRATEL'S…あ、STINGERってのはもう無いのか。はぐれSTINGERとRATEL'Sだけじゃなくて、“俺たちもいる"ってことなんじゃない? 金剛にもジュニアいるでしょ? あの金剛の失敗作、覇王と仁王。みんなチャンスだよ。俺もチャンスだと思って、もう一回ちゃんとやろうかな…って思ってる。その中でこういう新しいもの入れないと面白くないよね。言ってもまだまだ俺のコネクションで、小出しにどんどん連れてくるから。そこを楽しみにしといて」


【試合後の原田&HAYATA&YO-HEY】
――オープンチャレンジを宣言されていたが?

▼原田「なぁ? オープンチャレンジってなんなんだよ! あいつ何も関係ないやんけ! たまにこうやって試合出てきて、ほとんど試合せんと、好き勝手言って、なんで関係ないあいつに勝手に決められなアカンねん!? 俺は絶対認めへんぞ! あいつの言いなりになんか絶対ならへんからな! ふざけんな、クソッタレが!」

――いきなり現れた人間に敗れたが?

▼YO-HEY「自業自得です。よう分からん謎の男にガッチリ3カウント獲られちゃって。チャンピオンの俺たちから3カウント獲ったから挑戦させろっていうのは筋通ってるし、俺らは負けたかもしらんけど、俺たちは全然、望むところや」

――吉岡のことは知っている?

▼YO-HEY「よう知っとんな。嫁さんは特に知っとるはずやし、オイラもズームイン朝とかでアイツの活躍は凄い知っとるし、毎朝読売テレビでアイツの活躍は見とったから。うん。すげーヤツ、できるヤツっていうのは知っとるけど、一個勝ったくらいでベルトに挑戦しても、そう簡単に獲れるベルトじゃないってことをタイトルマッチ? いつでもいいよ。それを証明することが、我々夫婦タッグの…………です! しっかり自粛期間やから、マリオパーティやって……あー頭痛い!」

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