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4/23【リアルジャパン】初代タイガー後援会がマスク1万枚を寄付 贈呈式で新間氏が初代タイガーの現状報告、6・25後楽園への来場に期待

 一般社団法人・初代タイガーマスク後援会が22日、東京都社会福祉協議会にマスク1万枚を寄贈。代表理事の新間寿氏は病気療養中の初代タイガーマスクが少しずつ回復に向かっていると報告し、次回6・25後楽園大会への来場に期待を込めた。

 初代タイガーマスク後援会がマスクを寄付するのは今月10日の神奈川県福祉協議会に続いて2度目。この日、東京都社会福祉協議会で贈呈式が行われ、初代タイガーマスク後援会の大倉満理事長から社会福祉法人東京都社会福祉協議会・乳児部会部会長の都留和光氏に1万枚のマスクが贈呈された。

 代表理事の新間氏は「闘病中のタイガーマスクから言付かった」とし、初代タイガーのマスクをかぶって出席。初代タイガーは2016年12月以降、体調不良によって欠場を続けているが、新間氏によるとパーキンソン病の疑いがあるという。それでも「この4か月間、治療療養に専念したおかげで少しずつ回復しています。いまヒンズースクワットをね、深くやらないでヒザを痛めない程度にハーフでやり始めています」と回復の兆しとともに軽めながらもトレーニングを再開。新間氏は「もうあと2,3ヵ月で皆様の前に登場できるできると思います。タイガーのカムバック(来場)とコロナの闘いに勝てる、それというのは同時くらいになるだろうと僕は思っている」との考えを示し、「私が手がけたアントニオ猪木vsモハメド・アリが6月26日ですから、6月25日は格闘技の日の前日で、(初代)タイガーと一緒に私はリングに上がれると期待しています」と次回6・25後楽園大会への来場を期待した。

【贈呈式後の新間代表理事】
――初代タイガーはどの程度回復している?

▼新間「この4か月間治療療養に専念したおかげで少しずつ回復しています。いまヒンズースクワットをね、深くやらないでヒザを痛めない程度にハーフでやり始めています。それに負けずに私だって毎日ローラーを200回やって、ワンダーコア500回やって、ヒンズースクワット100回やってますよ。タイガー軍団不滅なりということで、新間寿が元気であればタイガーも元気になるということです」

――次回大会に来場できるかもしれない?

▼新間「是非そうなることを期待したい。6月25日(後楽園ホール)。私が手がけたアントニオ猪木vsモハメド・アリが6月26日ですから、6月25日は格闘技の日の前日で、(初代)タイガーと一緒に私はリングに上がれると期待しています」

――初代タイガーはそのつもりで体を動かし始めている?

▼新間「はい。佐山はやっぱり梶原(一騎)先生と一緒で、梶原先生はタイガーマスクを描いたときにこの劇画を読んでくれた人が喜び、感動を感じるような、そういう作家になりたいと、梶原先生とお会いしたときにそういうことを言っておられた。『新間ちゃん、あんたのところ新日本プロレスは猪木さんをはじめ、坂口、藤波、長州、タイガー、いろんな選手たちが鍛えに鍛えた肉体を6メートル40(センチ)のリングのなかで真剣に闘う、その闘いを見てファンが喜ぶのを見て、自分たちは喜び満足をしてるんじゃないか』と。『目的は一緒なんだ』と。『多くの人に喜びを与え感動を与えることを私たちは、私はリングの中に入れないから自分で考えたものを劇画として提供している』と。猪木、坂口、藤波、長州、タイガーというのはリングの中で鍛えに鍛えた肉体でもってそれを表現した。自分たちは精神的なもの、新日本プロレスは肉体的なもので喜びを与えていると。佐山はいつもそれを言う。じゃあ先生から教わったことというのは、自分の肉体で表現できるものを6メートル40のリングの中で表現をしてファンが喜ぶのを見て自分自身が喜ぶ。だから今回、マスクが必要だということで、(初代)タイガーマスク側がマスクを提供する。それで自分(初代タイガーマスク)の中に、日本、東京をはじめ全部、日本のコロナ菌を自分が全部一身に受けて、自分がもし病気が治らないで向こうの世界に行くんだというときに、自分はそのコロナ菌を引き受けて向こうの世へ行くんだと。ならば俺はなにをやるべきかと。トレーニングだと。そして身体を動かす事を始めた。タイガーのカムバック(来場)とコロナの闘いに勝てる、それというのは同時くらいになるだろうと僕は思っている。「異体同心」という言葉。「同体異心」では目的を達することはできない。ひとつの体の中にふたつの心があってはいけない。多くの人たちが心をひとつにコロナに向かう体制作りをしないといけない。それをまた自分たちがやってるイジメ撲滅に関わってることであって、医療従事者に対してイジメでもって報いるとは何事かと。同じ日本人として情けない。それがいまタイガーが一番医療従事者に対して自分ができることというのは大倉理事長と一緒になってマスクをいろんな場所へ、タイガーマスクの一部を自分の心を自分の鍛え抜いた肉体の精神をこのマスクとともに、多くの子どもたち、高齢者の人たちにマスクを贈ることによって元気になってもらいたい。明治28年にたった24歳でね、『自分は佐賀の唐津から自分はコレラのすべて背負って向こうの世に行きます』と言った増田敬太郎という巡査がどれほどの思いでもってそれをしたのか。そういう日本人がついこないだまで、佐山も私もいたと、そういうふうに思ってた。それがいま僕らイジメ撲滅をやってるけども、イジメというのは絶対になくならない。なくなるわけがない。いまこそ医療従事者に対して我々が本当にありがとうという気持ちを一部の人たちが拍手でもって贈ったり、時同じくして一斉に拍手をしたりしている。自分は大倉理事長と一緒になって、少ないけれどもマスクをいろんなところに寄付をしながらタイガーマスクの精神をこのマスクに込めて異体同心の気持ちを持ってもらいたいという、これを伝えたい。そういうことです」

――初代タイガーの病名は?

▼新間「パーキンソン病の疑いがあるということ。モハメド・アリが日本に来たとき(1998年)に僕がニューオータニで会わせたときに、モハメド・アリが『ルック・アット・ミー、イノキ』と言って、アリが片足で立った。それだけ(パーキンソン病から)回復した、そういうのを見せたいんですよと。そのあとのアントニオ猪木はすごかったね、後ろからアリに抱きついてハグして、そしたらアリも向き直って(ハグした)。ああいうところは本当にスポーツマンらしいね。アントニオ猪木というのはすごい人、モハメド・アリもすごかった。モハメド・アリだってアトランタ・オリンピック(開会式で聖火台に点火)に出てね。あの元気というものを「異体同心」でいま日本国民が持たなきゃいけない。いまこそ「異体同心」。この言葉、佐山からみなさんに伝えてくれと。ありがたい言葉ですよ。そういうことで今日はよろしくお願いいたします」

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