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4/25【NOAH/連載企画】選手24人に聞いた ノアで最も「盛り上げ上手」なのは? 『選手が選ぶ選手権』

 団体内で誰が最も「技巧派」か、「パワー」があるか、「マイク」がうまいか、はたまた「イケメン」か――。選手目線の“選手内評価"で各部門(10部門)のナンバーワンをあぶり出す特別連載『選手が決める選手権』。ノア編・第2回の今回は『盛り上げ上手』部門をお届けします。

※現在ノアに参戦する24選手(所属選手および3年以上参戦経験のあるフリー選手)に聞き取り調査を実施


【問】
団体内で「盛り上げ上手」だと思う選手と、その理由を教えてください。


◇第1位◇
YO-HEY
9票/24選手中

☆「YO-HEY」を選んだ選手の声
●原田大輔
「出るだけで明るくなる“陽"な雰囲気を持ってる。横にいて一気にお客さんが明るくなるな、といつも感じる」

●タダスケ
「お客さんをノセるのがうまい。手拍子を煽っただけでお客さんが笑顔になる。もともと人を惹き付けるものを持っていると思う。同チームなので盗むとこ盗んでいる」

●モハメド ヨネ
「天性のものがある。自分を知ってるから、自分らしく行けば盛り上がってくる。うまいなと思うし、うらやましいし、ちょっと悔しい」

●鈴木鼓太郎
「無観客でもいつも通り盛り上げていた。敵ながら『心折れねえなコイツ』と思った」

●潮崎豪
「生まれついてお客さんがノリやすい雰囲気を持っている」

●宮脇純太
「天性の明るさ。いるだけで明るくなる。素で明るい人は強いと思う」

●仁王
「自分のやりたいスタイルではないが、対戦していて感じる」

●清宮海斗
「お客さんの盛り上がりを一番意識していると感じる」

●HAYATA
「……」

[寸評]
 9選手が「盛り上げ上手」だと評価して1位に輝いたのはYO-HEY。

 入場では決まってコーナーに上がって“フォトジェニック・タイム"を設け、試合が始まれば観客の声にしばしば反応。土地土地の名物を叫びながら技を繰り出したり、お調子者な振る舞いで笑わせたり。熱闘後でも観客へのアピールを忘れず、入場から退場まで観客とのコミュニケーションを常に意識し、どんな会場でも観客が「声を出しやすい」状況を作っている。

 「ゲッツ!」やら「命!」やら一昔前?のギャグを多用するのも特徴で、関西人らしく観る側にツッコミ要素も提供。見た目のチャラさに眉をひそめていた老齢の観客が、試合の最後には笑顔で歓声を送っていることも少なくない。選手の多くが「天性の明るさ」を口にしたように、憎めない愛嬌が“盛り上げ上手"の根底にある。


◇第2位◇
モハメド ヨネ
4票/24選手中

☆「モハメド ヨネ」を選んだ選手の声
●大原はじめ
「言動のみならず、見た目そのもので“盛り上げ上手"。アフロのデカい人が出てきただけで、初めて観た人でも盛り上がりやすくなる。出てきただけで空気が明るくなる」

●齋藤彰俊
「地方などでプロレスの見方をあまり知らないお客さんにも、ノリやすい、入りやすい空気感を作るのが上手」

●谷口周平
「入場から会場全体に一体感が生まれる」

●丸藤正道
「どこでも盛り上げ上手。会場が大きかろうが小さかろうが、控室だろうが飲み屋だろうが、モハメド ヨネはモハメド ヨネ」

[寸評]
 4票で2位となったのは、元祖“ノアのお祭り男"モハメド ヨネ。

 アフロ頭と甲高い声。「行きますよっお客さん!」と声を張り上げたり、会場中を走り回ってラリアットを放ったり。分け隔てない明るい性格で、旗揚げ当初から方舟マットを温め続けてきた。

 以前は南米テイストだったが、近年はド派手なガウンと電飾サングラス、そして『サタデー・ナイト・フィーバー』ばりのポーズでアメリカン・テイストに。ミラーボールのある会場では、暗闇の中で入場することもある。


◇第3位◇
タダスケ
3票/24選手中

☆「タダスケ」を選んだ選手の声
●YO-HEY
「『オー!』はどこの会場も一丸になる。最近だと顔芸も多く、お酒飲んでる時のテンションを出してきている」

●杉浦貴
「良くお客さんを煽ってると思う」

●田中稔
「盛り上げ上手というか最近テンションが変なのがしっかり浸透させられてる」

[寸評]
 3人が評価して3位となったのはタダスケ。

 ここ1〜2年で急速に“盛り上げ上手"として一目置かれる存在に。リング四方に向かってジャンボ鶴田ばりに「オー!」を唱和したり、グラップラー刃牙のアントニオ猪狩ばりに「シャイッ!シャイッ!シャイッ!」で手拍子を煽ったり、ハルク・ホーガンばりの「YOU!」で相手を驚かせたり。いずれも“元ネタ"があるが、タダスケ流のアレンジをきかせて会場を一つにしている。

 ノアジュニアのユニット『RATEL'S』としてはYO-HEYが1位、タダスケが3位に。RATEL'Sの試合がひときわ“沸く"ことが多いのは、攻防上の内容のみならず、二人の“盛り上げ上手"っぷりも大きな要素と言えそうだ。



 次回のノア編・第3回は『パワー』部門をお届けします。

※24選手すべての投票先と理由の一覧は、連載最後に「総集編」として掲載予定です

プロ格 情報局