5/17【NOAH】RATEL'S人気ユニットのまま解散…その理由と“憎悪" 原田大輔インタビュー
ノアジュニアの人気ユニット『RATEL'S』が突じょ解散した。
2017年2月、原田大輔を中心とした大阪圏レスラー4人で結成。「世界一怖いもの知らずの小動物」ラーテルにちなんだユニット名の4人組は、常にノアジュニアの中心にあり続けた。“RATEL'S興行"も2度に渡って開催されるほどの人気を得たが、先日のTVマッチでHAYATAが造反。リーダー原田の鶴の一声で“人気者集団"のまま、約3年3ヶ月におよんだその歴史に唐突にピリオドが打たれた。
はからずも小峠篤司が新ユニット『FULL THROTTLE(フルスロットル)』を結成し、ノアジュニアが“軍団割拠"状態となったところでの解散。決断に至った経緯と、新たな道筋、そしてHAYATAへの怒りについて、原田に話を聞いた――。
【原田大輔インタビュー】
――改めてRATEL'Sは解散という認識で良い?
▼原田「そうですね」
――HAYATAが裏切っただけで、唐突だった気もするが…
▼原田「いや、おととしYO-HEYが抜けて、去年HAYATAも一時的に抜けたことがありましたよね。その後、また4人揃って再出発しましたけど、その時に『またこういうことがあれば終わりだな』とは覚悟してたんですよ。だから今回HAYATAが抜けて、誰かを増やすという気持ちもなかったし、ユニットとしても3年くらい続いたんで、ここで一回終わりにして」
――定着して愛着もあったというが、意外とあっさりというかあまり執着を感じない
▼原田「そうですね。さっきも言いましたけど、前から思ってた…ってこともありますし、いつまでもRATEL'Sってモンにこだわるよりも、新しいものをどんどん創っていったほうが、面白くなるんじゃないか…っていう思いもあって。いろいろなタイミングが重なったうえでの判断ですね」
――タダスケとYO-HEYとの共闘関係は維持する?
▼原田「今後はどうなるか分からないですけど、とにかく今はHAYATAへの怒り、憎しみで3人が共通しているので。カードが組まれたら、当然タッグは組みますけど、2人で組もうが3人で組もうが、そこにRATEL'Sって言葉を使う気はもうないです」
――RATEL'Sが解散したタイミングで、今度は小峠篤司が『FULL THROTTLE(フルスロットル)』というユニットを結成した
▼原田「にらみ合った時に吉岡(世起)が突っかかってきましたね。こっちとしては『いつでも潰してやるよ』ってカンジですね。まぁ、邪魔してきたら潰しますけど、まだチームとしては眼中にないですね」
――小峠についても?
▼原田「興味がない」
――元RATEL'S、STINGER、FULL THROTTLE、金剛、杉浦軍ジュニア、無所属…とノアジュニアは軍団割拠状態となった
▼原田「まぁ軍団抗争については、これまでもRATEL'SとSTINGER以外の人間が『割って入りたい』って言ってきたと思うんですよね。だから、やっと動いたのか…って気持ち。遅かったくらいじゃないですか?」
――RATEL'Sを解散したのは『個人的にやりたいことがある』のも理由だと言っていた
▼原田「まだ言えないんですけど、それはこれからおのずと見えてくると思います。とにかく今はHAYATAへの怒りが何にも勝ってますね」
――HAYATAへの怒りは相当?
▼原田「今はまずそれが一番。あれだけ恥かかされてイラついたんでね。裏切られてすぐ『こいつボコボコにしたい!』って思いが湧き上がった。でも、タダスケとYO-HEYが『やりたい』って言うんで、ぐっとおさえて譲って、ジュニアタッグの王座決定戦をセコンドで見てましたけど、イライラしましたね。見てるだけでも」
――次こそ直接手を下したい?
▼原田「そうですね。やらんことには気が済まんでしょう! しかも決定戦が終わってHAYATAの前に立った時、凄い笑ってたんですよね、アイツ。これまでRATEL'Sで一緒にやってきましたけど、あんなに笑ったアイツを見たことなかった。その笑顔がねえ…すんごいムカついたんですよ」
――前回裏切った際は迷いがあったが、今回は…
▼原田「まったく無いって表情見てすぐ分かったんで」
――同じだけの恥をかかさないと気が済まない?
▼原田「同じだけ? いや、それ以上。しっかり落とし前をつけんとあかんので。フツーには終わらさんぞ」