プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/30【全日本】初対決ゼウスに苦戦も芦野5連勝 諏訪魔に直談判で5冠王との初遭遇実現へ

『全日本プロレス中継2020 #5〜反逆×侵略〜』(2020年5月30日放送)
○芦野祥太郎&羆嵐vsゼウス&イザナギ×

 芦野が初対決となったゼウスに苦戦を強いられたものの5連勝。試合後、諏訪魔に直談判し、5冠王との初遭遇が実現することになった。

 Enfants Terriblesの初参戦から早1ヵ月が経過。リーダーの芦野はここまで大森、ジェイク、宮原と全日本ヘビー級の主力勢と次々に対戦し、現在4連勝中。この日は前回の5・24TVマッチの試合後に襲撃してきたゼウスとの初対決を迎えた。

 芦野が羆嵐、ゼウスがイザナギとそれぞれ組んで激突。芦野は先発を買って出てゼウスと向かい合ったものの、怪力で吹き飛ばされて攻め入ることができず。ならばと羆嵐がタックル合戦で渡り合うと、アンファンはイザナギに集中砲火を浴びせて主導権を握った。

 そして中盤に芦野とゼウスが再び対峙した。エルボースマッシュを連発する芦野だが、ゼウスは逆水平一発で返り討ち。俵返しでぶん投げても、フライングバイセップスエクスプロージョンを食らって追撃につなげられず。チョークスラムで攻め込まれた。それでも芦野はジャックハマーを食い止め、アンクルロックで捕らえたが、ゼウスがブレーンクローで絞め上げながら蹴り上げて脱出した。

 それでも芦野は羆嵐との連係でイザナギを圧倒。羆嵐がラリアット、芦野がランニングエルボースマッシュを立て続けに浴びせると、合体セントーンもさく裂。羆嵐がフライングボディアタック、芦野がジャーマンの猛攻から芦野がアンクルロックで捕らえて勝利を決めた。

 ゼウスの怪力の前に手を焼いたものの最後はキッチリ勝利。芦野が全日マット5連勝を決めた。試合後、「よし、これで一通りやったな、全日本プロレスの中の人間。そしたら、次は1人しかいないと思いませんか? 次に俺が戦いたい相手は三冠王者・諏訪魔だ!」とぶち上げた。

 ついに5冠王者との初遭遇に乗り出すことを決めた芦野は思いがけない行動に出た。何と諏訪魔の控室を訪れ、「諏訪魔さん、次の大会で試合してくださいよ。それを今、言いに来たんですよ。今、ここで答え聞かせてもらえないですか?」と直談判したのだ。すると諏訪魔は受けて立つ構えをみせ、「お前のやってきたことを見せろよ」と注文。両者の初対決がここに決まった。

 現在、三冠&世界タッグの5冠王に君臨する諏訪魔は言ってみれば全日本の本丸。無敗の快進撃を続ける芦野の全日本侵攻がさらに本格化する形となった。だが、芦野に慢心はない。「やっと始まったばっかりだしね。ここからまだまだ俺たちEnfants Terriblesがこの全日本プロレスを侵攻していくからね」と宣言し、「次、三冠王者とやるんだから、もうね、今までやってきたことを出しきるしかないんだよ」と諏訪魔に全てをぶつける構えをみせた。

 王者との直接対決に勝利すれば、間違いなく三冠ベルト初挑戦がみえてくる。「俺が見てるのは三冠王者・諏訪魔だけ」と言い切った芦野がこの短期間で一気に頂点を目指す。

【控室での芦野、諏訪魔、岡田】
※メインイベント終了後にリングを離れ、諏訪魔の控え室を訪問すると

▼芦野「聞こえたでしょ? リング上のマイク」

▼諏訪魔「誰だ、お前?」

▼芦野「芦野祥太郎ですよ」

▼岡田「下がれよ、お前!」

▼芦野「諏訪魔さん、次の大会で試合してくださいよ。それを今、言いに来たんですよ。今、ここで答え聞かせてもらえないですか?」

※諏訪魔の横にいた岡田が反応し

▼岡田「待てや、コラ、オイ!」

▼諏訪魔「おいおい」

▼芦野「(岡田に向かって)お前はいいよ」

▼岡田「何だ、コラ。お前。何じゃ、いきなし来てコノヤロー。誰に口利いとんじゃ、オラ!」

▼芦野「何試合かしてるんだからわかるだろ?」

▼岡田「なんじゃ、コラ!」

▼芦野「俺は諏訪魔さんに話があるんだ。お前じゃないんだって」

▼岡田「たかだかちょっと勝ったぐらいで、何が三冠チャンピオンに挑戦じゃコラ。バカか、コノヤロー」

▼芦野「いいんだよ。バカがこの勢いあるんだよ。バカじゃなきゃできねぇんだよ、こういうことはよ」

▼諏訪魔「いいよ、いいよ」

▼芦野「やってください」

▼諏訪魔「逆にやってやるよ、お前」

▼芦野「約束でいいですね?」

▼諏訪魔「お前のやってきたことを見せろよ」

▼芦野「わかりましたよ」

▼諏訪魔「やってやるから」

▼芦野「今までやってきたプロレス全部ぶつけるんで」

▼諏訪魔「おぉ、楽しみしてるよ」

▼芦野「決まりだよ、お前」

▼岡田「じゃかぁしい! 俺が潰すからな」

▼芦野「よし、OK。行きましょう。じゃあ次の大会で。決まった、決まった」


【試合後の芦野&羆嵐】
▼芦野「OK! 4連勝? 5連勝? あぁ、連勝が止まらないね」

▼羆嵐「凄ぇなオイ」

▼芦野「でもね、やり合ってはいるけど、まだまだだよ。まだまだもっとやりたいです。そして今日、諏訪魔選手…諏訪魔、三冠王者だよ」

▼羆嵐「凄いね」

▼芦野「行ったらさ、『やってやるよ』って。やっぱ三冠王者は太っ腹だよ」

▼羆嵐「器が大きいな」

▼芦野「器が大きいね。体もデカいから」

▼羆嵐「体もデカいから、何でもデカいな」

▼芦野「よし、やっぱり次、三冠王者とやるんだから、もうね、今までやってきたことを出しきるしかないんだよ。別に俺がここで勝ったからって慢心しているわけでも何でもないから。やっと始まったばっかりだしね。ここからまだまだ俺たちEnfants Terriblesがこの全日本プロレスを侵攻していくからね。それを本当に楽しみにしといてください。書いといてください。まだAJPW TVに入会してない人は入会しろって書いといてください」

▼羆嵐「えぇ?」

▼芦野「これね、AJPW TVのここで言っても入会した人しか見てないから意味ないんだよ」

▼羆嵐「俺も入会しました」

▼芦野「俺の母親も姉も父ちゃんも全員入会したよ。みんな別のキャリアで見てるよ。それぐらいね、ここ全日本プロレスにかける気持ちが俺たちは強いから。次、三冠王者メチャクチャ楽しみなんで」

▼羆嵐「凄ぇなオイ」

▼芦野「まぁ、パートナーはたぶんあのジャガイモみてえな、ドングリみてえなヤツがいたんだけど。なんかグチグチ凄い言ってたんだよ。あいつは全部カットしてください。あいつ、うっとうしいから。俺が見てるのは三冠王者・諏訪魔だけ。次も頼みますよ」

▼羆嵐「あぁ任せとけって。諏訪魔さんがいるんだったら、俺もちょっと…まだまだいるじゃん、ヘビー級がね」

▼芦野「いるねぇ。ヘビー級しかいないんじゃない?」

▼羆嵐「でも、一番ちょっと気になるのはね、青柳優馬かな俺は。昔、ちょっとやったことがあるんだよ」

▼芦野「やり合ってたね。WRESTLE-1の文体で。いいじゃない」

▼羆嵐「どんだけ強くなったかよ、俺に腕試ししたくねぇか? オイ、どうだい? 俺は待ってるよ」

▼芦野「いいんじゃない」

▼羆嵐「ちょっとは強くなっているところを俺に見せてくれよ。まだあんなガリガリの小僧だったからよヒヨッコの。少しは大人になったんだろ? やってやるよ。これ書いといてください」

▼芦野「ただ、やっぱりゼウスはやべぇな。やべぇよ。パワーが桁違いだった。全然歯が立たなかった」

▼羆嵐「背中から羽根はえてたよ。凄かった、体が」

▼芦野「ただね、プロレスはパワーだけじゃないんだ。押すだけがプロレスじゃないんですよ。引く力も大事なんです。それが今日わかっただろ? 勉強になっただろ? 試合して」

▼羆嵐「勉強になりました」

▼芦野「勉強になったよ」

プロ格 情報局