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6/27【DDT】レンタル移籍決定の秋山が竹下と4年ぶり対決で火花 秋山軍(仮)vsALL OUT開戦

 新宿FACE大会『DDT TV SHOW! #8』が27日、行われ、秋山軍(仮)とALL OUTの対抗戦が開戦。7月1日付で全日本からDDTへのレンタル移籍が決まった秋山準が4年ぶりの対決となった竹下幸之介と激しく火花を散らし、「でかくなったな小僧、って感じです。一発一発の当たりも強い」と評価したうえで、「竹下、お前はDDTにいて、メジャーと肩並べるくらいになれ」とエールを送った。

 ゲストコーチを務める秋山のレンタル移籍が決定。この日のオープニングで行われた公開会見で発表された。高木三四郎社長が「秋山選手は5月からDDTのゲストコーチに就任していただきまして、『TV SHOW!』にもレギュラー参戦していただいております。その反響も大きく、選手にものすごく刺激になっています。リング上でも秋山軍(仮)が結成される動きがあるなかで、ゲストというくくりからレンタル移籍という形で参戦していただくことはできないかと思いまして、秋山選手にお願いして、全日本の福田社長の合意を得られましたので実現する運びとなりました」と経緯を説明。「レンタル移籍の期間中はドラマティック・ドリーム・チームの一員として、秋山選手の歴史と伝統、そしてプロレスラーとしての『1から10』、すべてを選手に叩き込んで、DDTのリング上、そしてプロレス界を大いに盛り上げていただきたいと思います」と希望した。

 DDTのロゴTシャツを身にまとった秋山は「7月からDDTプロレスリングにお世話になります秋山準です。いろいろ思うこともありますが、男は黙ってDDTで尽力させていただきたいと思います」と言葉少なに決意をみなぎらせた。バックステージでは「去年、社長、取締役解任となり、唯一自分で若い子たちに教えることを続けていたんですけど、去年の年末に福田社長から『TAJIRI選手が今後は教える』ということがあり、実際自分のなかで全日本は、試合はありますけど、実質ボクの役目は終わったのかなというところで、タイミングよく高木社長からこういうお話をいただいて、また今日も当たる竹下選手もそういう気持ちでいてくれると。ボクに断るものは何もなく、ぜひやらせていただきたい」とレンタル移籍を決意した理由を説明。「今後DDTのファンの皆さんの前で、ボクの持っているものすべてを選手もそうですけど伝えていければと思います」と誓い、今後の全日本参戦については「レンタル移籍とは言え、DDTの人間なので、オファーをいただければ、そのときに考えるということです」とした。

 この日、秋山は大石真翔&岡谷英樹と秋山軍(仮)トリオを結成し、竹下&勝俣瞬馬&飯野雄貴のALLOUTと激突した。6・20新宿大会で竹下が「秋山さん、ボクたちALL OUT、そして竹下にそろそろ秋山さんのプロレスを教えてもらえないですか? ボクは王道スタイルというより、秋山準、あなたのプロレスを教わりたい」とアピールしたのを受けて、両軍の対抗戦が開戦した。

 秋山と竹下は全日本2016年6・15後楽園大会(秋山、青柳優馬vs竹下、遠藤哲哉)以来、丸4年ぶりの対戦となった。ともに先発を買って出て対峙すると、手の取り合いから激しいエルボー合戦を展開。5分過ぎには竹下がランニングエルボー、ラリアットを叩き込めば、秋山はジャンピングニーパット、エクスプロイダーで応戦して火花を散らした。竹下が岡谷をテキサスクローバーホールド、逆片エビ固めで捕らえると、秋山がカットに飛び込む場面もあったが、最後は飯野が岡谷をスピアー連発で仕留め、対抗戦第1ラウンドはALL OUTが制した。

 4年ぶりの対戦を終え、秋山は竹下を「でかくなったな小僧、って感じです。一発一発の当たりも強い」と評価。「ただ、お前はDDTの何なんだ? それがまだわかってない。それを理解してない。わかったときには凄い選手になる。ここから飯伏(幸太)君みたいにメジャーになった選手もいる。竹下、お前はDDTにいて、メジャーと肩並べるくらいになれ」とエールを送り、一方で「今のままじゃダメだ。自分で考えろ」と厳しく言い放った。そして秋山自身も「全日本からここにいて、『何しに来たんだ?』と。それをしっかり考えてオレもやる」と役目を強く意識して新天地・DDTで戦っていく構えをみせた。

【竹下の話】「ボクは今日あまり言うことはない。秋山コーチとの対戦はリング上がすべてと思ってるので。一つ言うならば、久しぶりに緊張感のあるプロレスをしたな、と思いました。(岡谷は)若干ボクの10代の頃とかぶりますね。岡谷は、あまり言葉とかには出さないんですけど、先週(20日)、秋山さんにマイクを振られたとき、『近い将来、DDTをボクが引っ張ります』みたいなことを言ってて、勢いで言ったのかもしれないけど、日頃から半分くらい本気で思ってないと、そういうときってパッと出ないんですよ。あれを聞いたときに、ここ数年になかった若手というか、いい意味でビッグマウスというか、本気でそう思ってるんだろうな、って感じました。岡谷には今日、対戦して違う何かがあるような気がしました」

【秋山の話】「(竹下は)でかくなったな小僧、って感じです。一発一発の当たりも強いし。ただ、お前はDDTの何なんだ? それがまだわかってない。それを理解してない。わかったときには凄い選手になる。ここから飯伏(幸太)君みたいにメジャーになった選手もいる。竹下、お前はDDTにいて、メジャーと肩並べるくらいになれ。それくらいの力はある。今のままじゃダメだ。自分で考えろ。オレも全日本からここにいて、『何しに来たんだ?』と。それをしっかり考えてオレもやる。それをしっかり考えてやるから、一時より身体も動いてるし、動くようにもってきた。(テーマ曲について)SHADOW EXPLOSIONって、一番気合入ってたときなんです。今のSTERNNESSは、落ち着いてきて変えたけど、SHADOW EXPLOSIONって、カッカカッカ出て行ってたときの曲なんで」

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