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7/5【NOAH】ノアジュニアに新たな熱戦 「原田-吉岡」初シングルはドロー

『NOAH “NEW HOPE" Day3』東京・シャトーアメーバスタジオ(2020年7月5日配信※TVマッチ)
△原田大輔vs吉岡世起△

 原田と吉岡の初シングルが、若手主体のTVマッチ『NEW HOPE』で実現。ハイレベルな攻防の末に20分ドローに終わったものの、ノアジュニアに新たな熱戦が産み落とされた。

 ノアジュニアの“顔"ともいうべき原田と、かつてWRESTLE-1のクルーザー戦線をけん引した吉岡が注目の初シングル。序盤の探り合いから深みある攻防が展開されたが、得意の蹴りで吉岡が先手を奪う。原田も吉岡のロケットキックを“空中キャッチ式"のドラゴンスクリューで迎撃するという荒技で逆転し、そのままヒザ攻めに転じて吉岡の蹴りとスピードを封じにかかった。

 屈さぬ吉岡もロープ飛び越え式のフェイスクラッシャーや華麗なラ・ケブラーダといった立体的な動きで戦況をひっくり返す。多彩な蹴り技も次々と繰り出したが、負けじと原田も多彩かつ強力な各種エルボーで応戦。原田必殺の片山ジャーマンも、吉岡必殺のクラッシュドライバー踏ん張り合って決まらない。

 その後も両者は激しく先を読み合いながら、素早い丸め込み合戦や、ターンオーバーニーと変型ニーアッパー(clock strike)の発射合戦も展開。最後まで激しくせめぎ合いながら、互いに決定打を許さず、20分ドローのゴングが打ち鳴らされた。

 試合後には悔しげに顔面を密着させた両雄。吉岡は「原田大輔、知ってるよ。ノアのジュニアでもトップの選手だろ? エルボー一発の破壊力、ハンパねえよ。ハンパないけど、今日は引き分けだ。俺もまだまだ“負けてない"んだよ」と“手応え"をにじませたが、原田は「悔しいな! このTVマッチ、あと一歩で取り逃す場面が多すぎる。自分自身、もっとしっかりせえって!」と悔しさをあらわにした。

 ともあれ、観る側としては、さらなる攻防的進化を予感させる内容。ノアジュニアに新たな“熱戦の種"が産み落とされた形となった。

【吉岡の話】「原田大輔、知ってるよ。ノアのジュニアでもトップの選手だろ? エルボー一発の破壊力、ハンパねえよ。ハンパないけど、今日は引き分けだ。引き分けだ! 俺もまだまだ“負けてない"んだよ。原田大輔と20分じゃ足りないってことだ。俺はもっともっと全開でいくから! もっともっとノアジュニアに食い込むぞ!」

【原田の話】「悔しいな! このTVマッチ、あと一歩で取り逃す場面が多すぎる。自分自身、もっとしっかりせえって! HAYATAも小川良成も倒さなアカンし、つまづいてるワケにはいかんねん。もっとしっかりせな! 来週もあるしな、タイトルマッチに向けてつまづかへんぞ。今日は今日やもう! 次に気持ち切り替える。ただ悔しい、クソー!」

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