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7/18【全日本】岡田が断髪拒否も立花とのカベジェラ戦制してGAORA挑戦へ

『2020 SUMMER ACTION SERIES〜千葉EXTRA DREAM 24〜』千葉・2AWスクエア(2020年7月18日)
カベジェラ・コントラ・カベジェラ ○岡田佑介vs立花誠吾×

 岡田が立花とのカベジェラ戦に勝利し、7・23新潟大会でのGAORA王座挑戦を決めた。

 Evolutionを脱退した岡田は現状打破への第一歩としてGAORA王座挑戦を表明したが、王者・ヨシタツから提示されたのはなぜか立花との敗者髪切りマッチ。それでもヨシタツが勝者の挑戦を受ける意向を示し、事実上の次期挑戦者決定戦となった。

 両者はエルボーやフロントハイキックを打ち合う意地の真っ向勝負を展開。一進一退のせめぎ合いが続く中、岡田のダイビングヘッドバットを自爆させた立花が大外刈り、えびす落としで攻め込んだが、イケメン落としは岡田が決めさせない。後頭部へのヘッドバットで逆襲すると、ドロップキック、ダイビングヘッドバットで一気に逆転。最後はサドンデスで突き刺して立花から3カウントを奪った。

 岡田がカベジェラ戦に勝利した。が、試合後、バリカンを手にしながらも立花の髪を刈ろうとせず。そもそも二人が髪をかけて戦う理由などなく、むしろ岡田には「お前と試合して、たまってたんがスカッとしたわ。今日、立花とやって俺はめちゃめちゃ楽しかった」と充実感があった。だからこそ「そんなお前の髪の毛なんかいらへん」と断髪を拒んだのだった。

 だが、岡田からバリカンを奪ったヨシタツが迷いなど微塵もなく立花の頭にバリカンを入れた。「いいか、よく聞け。勝負の世界に情けは無用だ」と言い放ったヨシタツは、自分が断髪しておきながら、「岡田、お前よくも立花のことをこんな坊主頭にしてくれたな」と非難し、「23日、新潟でヨシタツキングダムの名のもとGAORAをかけて岡田、お前をいてこます」とお株を奪って迎撃を宣言した。

 回り道を強いられた感もあるが、これで岡田のGAORA挑戦が決まった。「ヨシタツ、発音が悪いのぅ。い・て・こ・ま・すや」と挑発してからリングを降りた岡田。この日は黄色を基調とした新コスチュームでEvolution脱退後の初戦に臨んだ。若手時代のイメージカラーを復活させた形で、そこには「初々しかった頃の全日本プロレスの魂を思い出したかった」と原点回帰を図る意味があった。心機一転、再出発となった岡田はまずヨシタツからのGAORA王座獲りで第一歩を踏み出す。

【岡田の話】「よし、何かリング上で言ったけど、今日コスチュームも心機一転、黄色。黄色は俺にとって忘れられない大切な思いのある色。この色を付けること凄く悩んだ。やっぱり心機一転と言ってる以上、違うものにしたほうがいいかなって。だけど俺は初心の初々しかった頃の全日本プロレスの魂を思い出したかった。だから今日からこのニューコスチュームでやっていこうと思います。そして、7月23日、新潟大会。GAORA TVチャンピオンシップ。ヨシタツ、逆指名を俺がさせたってことで問題ないよな。立花、お前には悪かったけど、お前と試合できたこと、めっちゃ気持ちよかった。ホンマにここ最近でもしかしたら一番スカッとしたかもしれん。勝ったからじゃない。そういうわけじゃない。立花と何かもっとやっていきたいね、いろいろ。そう思いました。ヨシタツ、もう一回言うで。い・て・こ・ま・すや」

【試合後のヨシタツ、立花】
▼ヨシタツ「立花! 安心しろ。お前の髪はあとでキッチリとしっかりと丸坊主にしてやる」

▼立花「そこじゃねぇよ。マジかよ、お前」

▼ヨシタツ「バカヤロー。こうしないとな、お前らは勝負の厳しさっていうのがわからねぇんだ。いいか、ヨシタツキングダムは厳しいぞ!」

▼立花「ちょ、ちょっと待てよ、お前! オーイ!」

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