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7/23【全日本】宮原が興行再開後初の「最高」締め、HAYATOが新ユニット加入

『2020 SUMMER ACTION SERIES』新潟・万代島多目的広場 大かま(新潟市)(2020年7月23日)
○宮原健斗&黒潮“イケメン"二郎&ライジングHAYATOvs芦野祥太郎&羆嵐&大森北斗×

 宮原が通常興行再開後、初の「最高」締め。猛アピールしていたHAYATOを「金の卵」と評し、新ユニット4人目のメンバーとして迎え入れた。

 7・13新木場大会で興行を再開した全日本。この日は3大会目にして、2・23大阪大会以来5ヵ月ぶりの地方興行となった。メインに登場したのは最高男・宮原。イケメン&HAYATOとのトリオで芦野&羆嵐&北斗のEnfants Terriblesと激突。終盤、北斗に踏みつけられて「宮原、遊ぼうぜ」と挑発された宮原はエルボーを食らい、ダイアモンドカッターで攻め立てられたが、HAYATOが好フォローをみせた。イケメンのロープ越しジャンピングハイキックに続き、スワンダイブ式ミサイルキックを発射。「宮原さん、決めて!」とまさかの張り手でゲキを飛ばした。

 すると呼応するように宮原はブラックアウト、ジャーマンと得意技を連発して北斗にたたみかける。ジャーマンを阻んだ羆嵐のラリアットを食らい、北斗のクラッチ式ファルコンアローで攻め込まれたものの、ジャーマンは決めさせず。エルボーの雨を降らせる北斗をブラックアウト連打で黙らせると、必殺のシャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 23分43秒の熱戦を制した宮原がメインで快勝。興行再開から3大会目にして初めて最高マイクで締めた。「全日本プロレス最高ですかぁ!?」。そう宮原が叫ぶたびに新潟のファンは万雷の拍手で呼応。「本当にうれしいよね。何か支えられてるよね。新潟の皆さんもそうだし、日本全国ファンの皆さんがいらっしゃるんだから、待ってんだからね」とファンの応援のありがたみを噛みしめた最高男は「やっぱり全日本プロレス、宮原健斗が引っ張っていきますよ。今日改めて思いましたね。そんなパワーをもらいました」と頂点返り咲きを誓った。

 そして、この日のリング上で新ユニットの新メンバーとしてHAYATOを迎え入れた。ユニット入りを熱望していたHAYATOは自身のツイッター上でも猛アピール。それが念願かなって喜びを爆発させると、「僕はここからです。これからこの皆さんの横でもっと強くなって、ただのイチローカルインディーレスラーで終わることなく、大スターになって僕の夢をつかみます」と誓うばかり。宮原も「金の卵なのは間違いない。だからこそ、たぶんここにいるんだろう」と評価。「それぞれの夢がある。おそらくそれぞれの夢が集合して凄ぇ光で輝かすチームだと思うから。チーム一丸になってとかね、何かそういう目的はない。このチームには。ただ、スター選手が集まったら、そんな一丸とならなくても盛り上がる。みんなスターだ」と新ユニットによる躍進を予告してみせた。

 気になるユニット名の発表は次回以降にお預けとなったが、4人になったこの陽性ユニットがこれから全日本を明るく照らす。

【試合後の宮原&イケメン&HAYATO、アキラ】
▼宮原「帰ってきたぜ新潟。新潟に帰ってきた。うれしいね。こういうご時世になって初の地方遠征が新潟。新潟の人にパワーもらったよ。こんなところで負けていられないよね。そして今日、プロレス界ビッグニュースだ」

▼HAYATO「今日、僕ライジングHAYATOがこのチームの新メンバーとして認められました。ありがとうございます。僕はここからです。これからこの皆さんの横でもっと強くなって、ただのイチローカルインディーレスラーで終わることなく、大スターになって僕の夢をつかみます。お願いします!」

▼宮原「それぞれの夢がある。おそらくそれぞれの夢が集合して凄ぇ光で輝かすチームだと思うから。チーム一丸になってとかね、何かそういう目的はない。このチームには。ただ、スター選手が集まったら、そんな一丸とならなくても盛り上がる。みんなスターだ」

――HAYATO選手も輝くものを持っていると?

▼宮原「彼は金の卵だ。これからどうするか自分自身だ。プロレス界は食うか食われるかの世界なんだから。ただ、金の卵なのは間違いない。だからこそ、たぶんここにいるんだろう。それを勝ち取れないレスラーはいっぱいいるんだから。その中でここにいる。それが全てだ。イケメン」

▼イケメン「はい。HAYATO!」

▼HAYATO「はい!」

▼イケメン「俺たちは本物の太陽を目指してます。ある意味、俺は本当の敵は健斗であり、アキラであり、HAYATOお前らだと思ってる。いつもお前らに負けないようにもっとリングで輝けるように俺は頑張る。だからHAYATOも頑張ろう」

▼HAYATO「はい!」

▼イケメン「楽しみだね、これから」

▼アキラ「僕たちをみてよ。この素晴らしいチームを! レッツ・ゴー・ブラザー!」

――興行再開3大会目で初めて最高マイクで締めたが?

▼宮原「本当に、うん。こうやってね、手が痛いぐらいたぶん拍手してくれたと思うんですよね。試合中も試合後も。ああやって最高って言えないから手で表現してくれてね。本当にうれしいよね。何か支えられてるよね。新潟の皆さんもそうだし、日本全国ファンの皆さんがいらっしゃるんだから、待ってんだからね。やっぱり全日本プロレス、宮原健斗が引っ張っていきますよ。今日改めて思いましたね。そんなパワーをもらいました。ただね、今チャンピオンじゃないので、もちろんチャンピオン目指して今やってるんでね。それは口から出さなくても常に僕は背負ってるんで。チャンピオンになるんだって。やっぱエースがチャンピオンになりたいのが本音ですよ。ただ、今はね、できることをやるっていうのが今の僕の課題だから。目の前にできることを。今日は全エネルギーを今日のお客様に、そしてブラウン管の奥にいるであろう人たちに捧げました。本当に帰ってこれてよかった。ありがとうございました」

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