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7/27【新日本】鈴木「52歳52歳うるせえ!」 永田との“タイマン"早期実現を新日本に厳命

『SUMMER STRUGGLE 2020』東京・後楽園ホール(2020年7月27日)
○エル・デスペラード&鈴木みのるvs永田裕志&上村優也×

 鈴木が永田との「タイマン」実現を新日本に厳命。「52歳52歳うるせえんだよ。お前らの年齢っていう物差しで俺をその中に入れるんじゃねぇ!」との怒りもぶちまけた。

 NEW JAPAN CUP1回戦で7年ぶりにシングル対決して以来、永田と鈴木は当たるたびに激しい打撃戦を展開。再戦の機運は高まるばかりだ。この日も両者はタッグ対決。上村、デスペラードとそれぞれ組んでの激突となった。入場直後から近距離で視殺戦を展開し、鈴木が「来い永田!」と挑発すると、永田も呼応して先発で向き合う。ゴングと同時に両者はやはり今宵もエルボー合戦で火花。鈴木が強烈なフルスイングの一撃で押し込んだが、フロントハイキックによる蹴り合いは永田が連打で競り勝った。

 上村も果敢にエルボーを連発したが、鈴木のスリーパーに捕まってしまう。上村を場外に転落させ、デスペラードに任せた鈴木は永田をフェンスに投げつけ、TVケーブルを利してのチョーク攻撃に出る。戦場がリングに戻ると鈴木軍は上村に集中砲火。鈴木がローキックで胸板を蹴り飛ばし、デスペラードはネックロックやサーフボードで絞め上げる。鈴木もエプロンからのアキレス腱固めで介入し、力なくエルボーを連発する上村をエルボー一発で返り討ちにした。

 それでも上村がカウンターのドロップキックで打開すると、永田にタッチが渡る。手に唾した永田は鈴木の眼前に立つとミドルキック連打、串刺しフロントハイキックの連続攻撃に出る。エクスプロイダーは鈴木がヒザ蹴りで阻止し、ランニングローキックで胸板を蹴り飛ばしたが、永田が意地で立ち上がると再びエルボー合戦に突入。鈴木の一本足頭突きを挟んでなおも殴り合いは続き、鈴木が連打で何度も鈍い音を響かせれば、永田も連打でやり返す。鈴木がスリーパーで絡みついても切り抜けるとエクスプロイダーで投げ飛ばした。

 ともに交代し、上村がエルボースマッシュやショルダータックルでデスペラードを攻め立てたが、かんぬきスープレックスは決められず。ニークラッシャーでもん絶させたデスペラードが急角度の逆片エビ固めで絞め上げる。ロープに逃れた上村もショルダースルーで反撃。フロントハイキックで援護射撃した永田は鈴木との場外戦に突入した。応えたい上村もスクールボーイでデスペラードを丸め込んだものの2カウント止まり。ナックルパンチで黙らせたデスペラードはピンチェ・ロコをさく裂させて3カウントを奪った。

 その間も永田と鈴木は場外で張り手を何発も打ち合い、終了のゴングが鳴ってもエルボー合戦を展開した。マイクを持った鈴木は「オイ、永田よ! タイマンやろうぜ、タイマン」と改めて1対1の果たし合いを要求。「オイ、新日本プロレス、早く場所決めろ。時間決めろ」と早期決定を厳命し、殺気を充満させながら「永田裕志、公開処刑」を予告した。

 そして鈴木は「実はもう1個、どうしても言いたいことがある」と前置きしたうえで、周囲の見方に対する怒りを爆発させた。先月17日に52歳の誕生日を迎えたが、永田戦で年齢を強調されたことに我慢ならず、「オイ、新日本プロレス、そしてNEW JAPAN WORLD、そしてテレビ朝日、テメェら、52歳52歳うるせぇんだよ。お前らの年齢っていう物差しで俺をその中に入れるんじゃねぇ!」と吐き捨てた。「リングの上はな、勝つか負けるか! 強ぇか弱ぇか、それしかねぇ」と言い切ったように戦いにおいて年齢は関係ないというのがこの男の考え。「平々凡々暮らしてる奴らのな、お前らの平均値の52歳、テメェの隣りにいる、お前の隣りにいる52歳、あぁ? 鼻くそほじくって死にかけてんじゃねぇか。そんな奴らと一緒にするな! だからいちいち年齢を出すんじゃねぇ」と怒声を上げて釘を刺していた。

【鈴木の話】「さぁ、もういいだろう! オイ永田裕志、そして新日本プロレス。俺と永田。あの野郎、あのクソ野郎と勝負させろ! オイ、1対1の舞台を用意しろ! オイ! しかも来月とかその次とか言うな! 今すぐだ!! なんなら今からやるか? 今からでもいいぞ。このあと5分後でもいいぞ! 今すぐ返事よこせ新日本プロレス!! 鈴木みのる対便所のゴキブリ野郎。あぁ? シングルマッチ、お望み通りブチ殺してやる。わかったか。よく伝えておけ。今日実はもう1個、どうしても言いたいことがある。もう1個、永田と別な話だ。オイ、新日本プロレス、そしてNEW JAPAN WORLD、そしてテレビ朝日、テメェら、52歳52歳うるせぇんだよ。あぁ? そんななぁ、情けのな、かかるような言葉、全部永田に向けてやれよ。オイ、俺を誰だと思ってんだ! お前らみたいなな、平々凡々暮らしてる奴らのな、お前らの平均値の52歳、テメェの隣りにいる、お前の隣りにいる52歳、あぁ? 鼻くそほじくって死にかけてんじゃねぇか。そんな奴らと一緒にするな! だからいちいち年齢を出すんじゃねぇ。俺がこの年までどうやって生きてきたか、お前ら知らないくせにふざけるな! 本当にふざけんな。あぁ? 『52歳なのに凄いです』『50歳超えてるのに頑張ってますね』『50歳過ぎてるのにまあまあイケてますね』ふざけるな! リングの上はな、勝つか負けるか! 強ぇか弱ぇか、それしかねぇだろ! オイ、お前ら、ふざけるな。なぁ? お前らの物差しで、お前らの年齢っていう物差しで俺をその中に入れるんじゃねぇ! わかったか! わかったか! わかったか!! ふざけるな。俺がどんな思いして、どんなふうに生きているか知らねぇクセに! お前らの生きている52歳はな、朝起きてうんこして、飯食って、あぁ今日も会社行くの嫌だなって言ってる奴らだろ。ふざけるな!! 俺が24時間どうやって生きてるか知らねぇだろ! ふざけるなよ! 俺はな、戦うためだけに生きてんだ! そのためだけに飯食って、そのためだけに寝て、起きて生きてるんだよ! ふざけるな、テメェらと一緒にするな。それがもう1つ俺がどうしても今日言いたかったことだ。舐めんな」

※デスペラードはノーコメント


【永田の話】「何がそんなにイライラしてんだ鈴木。俺はやるって言ってんだよ。ハッキリ、マスコミの前でハッキリ宣言している。あとは決めれるわけねぇだろ。基本にまっすぐまっすぐ。カードも場所も全て出来てない。そんなに焦りなさんな。こっちは逃げも隠れもしない、それだけだよ。万全の調子でかかってこい。いつでも受け止めて、叩き返してやる」

【上村の話】「今、永田さんと鈴木さんがああやってやり合ってるけど、僕の中から、やっぱり鈴木みのるっていう人は消えないんで。永田さんとやり終わった後にでも、次は僕とお願いします。はい。年齢関係なければキャリアだって関係ないっす。あんたが25歳だった頃と俺の今、どっちが凄いかわからしてやる! はい、それだけです。上村優也25歳、明日も頑張ります。ありがとうございます」

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