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9/13【全日本】急きょ前哨戦消滅も岩本が「仮想・日高」体感

『2020 Champion Carnival』神奈川・カルッツかわさき(2020年9月13日)
○岩本煌史&TAJIRI&青柳亮生vs大森北斗&阿部史典&ブラックめんそーれ×

 急きょ日高との前哨戦が消滅した世界ジュニア王者・岩本だったが、阿部を仮想・日高に見立てて、日高流の動きを体感。「逆にぶっつけ本番一発勝負、余計に楽しくなってきたな」と前向きな姿勢を示した。

 岩本は当初、9・21後楽園大会で挑戦を受ける日高との前哨戦に臨む予定だった。しかし、日高の関係者が新型コロナウイルスに感染したことが発覚。日高自身は濃厚接触者には当たらないものの大事を取ってPCR検査を受けるため、急きょ欠場となった。日高の代わりに阿部が名乗りを挙げ、第1試合に続き、ダブルヘッダーで出場することになった。

 試合では日高と“相席タッグ"を組んでいる阿部が、パートナーの分まで発奮。先発を買って出ると、「日高さんのために決めますよ」と叫び、岩本に日高の必殺技・ショーンキャプチャーを狙っていく。しかし、冷静な岩本はドッシリと構えて阻止すると、終盤にはアイルビーバック(場外に転落しそうになった場面でロープを掴んで素早く舞い戻る日高独特の動き)を仕掛けられても、低空ドロップキックを見舞って阻止。最後もめんそーれを孤高の芸術で仕留め、王者の貫禄を見せつけた。

 試合後、「本当はね、今日、日高郁人との前哨戦ができるはずだったんですけど、こればっかりはしょうがないですね。誰も悪くないし。まあまあ、逆にぶっつけ本番、一発勝負、余計に楽しくなってきたな。今日もしっかり孤高の芸術で俺が取ったし、調子のいいところを見せられているんでね」と前向きに語った岩本。「阿部が仮想・日高郁人としていろいろやってくれたんで。本家とはたぶんモノが違うと思いますけど。まあまあ、ひとつ今日は勉強になったかな」と阿部との攻防がプラスになったようで、2度目の防衛に自信を深めた。

【試合後の岩本&亮生】
▼岩本「本当はね、今日、日高郁人との前哨戦ができるはずだったんですけど、こればっかりはしょうがないですね。誰も悪くないし。まあまあ、逆にぶっつけ本番、一発勝負、余計に楽しくなってきたな。今日もしっかり孤高の芸術で俺が取ったし、調子のいいところを見せられているんでね。今日は阿部が仮想・日高郁人としていろいろやってくれたんで。本家とはたぶんモノが違うと思いますけど。まあまあ、ひとつ今日は勉強になったかなと思うんでね。あとは映像でしっかり研究したり、TAJIRIさんに聞いたりしたいと思います。僕からは以上です」

▼亮生「僕はもう21日の後楽園の10人タッグマッチを取ってからいろいろ言わせてもらいたいと思います」


【試合後のめんそーれ&阿部&北斗】
▼めんそーれ「シャーッ、シャーッ、シャーッ、クソ! 今日、日高シャーンだと思ってたけどな、阿部シャーン」

▼阿部「ちょっと今、日高さんのあれを下ろすんで…」

▼めんそーれ「死んでねえよ。イタコか、おい。死んでねえよ」

▼阿部「(日高の口調を真似て)おい、岩本煌史! 日高郁人だ。後楽園ではな、お前の持つ世界ジュニアを…。お前にはまだまだ見せてない玉手箱のような技がまだ億千とあるんだよ。覚悟しとけよ、岩本煌史。ショーンキャプチャー!」

▼めんそーれ「おい、言っておくけどな。たぶん日高郁人はこんな気の利いたコメントできねえぞ。まあ、いいや。今日負けたけど、まだ21日の10人タッグ、あそこで俺がシャーッとな、噛みついて、勝利を奪って、ジュニア挑戦権は俺のもんだ!」

▼北斗「あいつら2人、ちょっとふざけすぎですね」

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