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9/14【大日本】二丁拳銃がBASARAコンビ返り討ち 最侠タッグ6年ぶりVへ好発進

『ReOStaff株式会社presents 最侠タッグトーナメント2020〜1回戦』東京・後楽園ホール(2020年9月14日)
「最侠タッグトーナメント2020」デスマッチブロック1回戦 天地を喰らう〜関根千里行〜 ○木高イサミ&宮本裕向vs塚本拓海&関根龍一×

 ヤンキー二丁拳銃がBASARAコンビを返り討ちにして最侠タッグトーナメント1回戦を突破。6年ぶり4度目の優勝に向けて好発進を果たした。

 過去3度の優勝を誇る“ヤンキー二丁拳銃"宮本&イサミだが、2012年からの3連覇以降、最侠タッグ制覇から遠ざかっている。久々の優勝を目指して1回戦に出陣。イサミと同じくBASARA所属の塚本&関根と対戦した。試合形式は巨大ラダーとMEGAハンマーの利用が許される「天地を喰らう」。イサミと塚本の一騎打ちで過去に採用されたスタイルだ。塚本の正パートナー・竹田誠志が欠場中のため、関根が名乗りを挙げ、急造タッグながら最侠タッグに臨んだ。

 塚本がMEGAハンマーで二丁拳銃を連続して殴りつけて先手。塚本がイサミをしつこくパイプイスで暴行すれば、関根もパイプイスを挟み込んだサッカーボールキックをぶち込み、序盤戦をリードした。しかし、イサミは関根にドラゴンスクリュー、塚本にブレーンバスターを繰り出して反撃に成功する。

 あとを受けた宮本は巨大ラダーを首に固定し、そのまま回転して相手チームをナデ斬りに。さらに、関根をソバットやフロントスープレックスで攻め立てた。一転してイスめがけてのフルネルソンバスターの餌食になると、塚本のブルーサンダーも食らってしまうが、ビニール袋を奪い取って塚本の顔に被せ、雪崩式フランケンでパイプイスに衝突させて挽回する。

 劣勢を変えようと、塚本&関根は剣山を投入。二丁拳銃に奪われて額にブッ刺されるが、それでも巨大ラダーに上がったイサミを、塚本は雪崩式フィッシャーマンバスターでぶん投げる。タッチをもらった関根も宮本をバックドロップで引っこ抜いて追い討ちをかけた。

 しかし、宮本もラリアット、その場飛びムーンサルトダブルニーで逆襲。イサミがトペスイシーダで塚本を場外に足止めすると、二丁拳銃は連係攻撃で関根を一気呵成に攻め立てる。串刺しダブルニー&ジャンピングハイキックのサンドイッチ弾を皮切りに、宮本のサンダーファイヤーパワーボム、イサミのダイビングダブルニードロップが連続して火を吹くと、イサミは再びラダーへ。関根も気付いて頂上を目指すが、イサミは剣山が突き刺さったままの頭で頭突きを放ち、踏みつけて蹴落とすと、ギガラダーブレイクで接戦を制した。

 イサミがBASARAの同門・関根を破り、ヤンキー二丁拳銃が1回戦を突破。6年ぶり4度目のVに向けて好発進を遂げた。宮本は「まだまだトーナメントは始まったばっかりなんで。最侠タッグ始まったばっかりなんで。今年は久々に優勝しましょう」と断言。剣山を引き抜いた額から大量の血を流したイサミは「今年は久しぶりに優勝する気だけど、決勝まで体もってるのかって」と苦笑したものの、「今日は関根に申し訳ないかもしれないですけど、優勝したらクレイジーラヴァーズとやりましょう。必ず竹田が復帰したら、クレイジーラヴァーズとデスマッチやります」とトーナメント制覇の先に、竹田&塚本との対戦まで見据えた。2回戦は9・27名古屋大会。9・23新木場大会で行われる「藤田&小林vs沼澤&吹本」の勝者と対戦する。

【試合後の宮本&イサミ】
▼宮本「やったぜ、やったぜ」

▼イサミ「これは初戦から体ボロボロだな(笑)」

▼宮本「大丈夫か?」

▼イサミ「今年は久しぶりに優勝する気だけど、決勝まで体もってるのかって」

▼宮本「今回、トーナメントだからね」

▼イサミ「1個も落としちゃダメだから」

▼宮本「リーグ戦と違うからね」

▼イサミ「今日はね、とりあえず1勝。でもなんか関根の男気みたいなものも感じたし」

▼宮本「そうだね、あいつも気合い入ってた」

▼イサミ「ツカももちろん凄い選手だし、竹田みたいなちょっと狂っているところも出てきているし。本当はクレイジーラヴァーズとやりたかったけど、できなかったんで。今日は関根に申し訳ないかもしれないですけど、優勝したらクレイジーラヴァーズとやりましょう。必ず竹田が復帰したら、クレイジーラヴァーズとデスマッチやります」

▼宮本「まだまだトーナメントは始まったばっかりなんで。最侠タッグ始まったばっかりなんで。今年は久々に優勝しましょう」

▼イサミ「優勝しましょう」

▼宮本「なぜなら…」

▼宮本&イサミ「俺たちは強い!」

【試合後の塚本&関根】
▼関根「クソ。なんだよ、この結果。ツカちゃん、ゴメン。チクショウ。また結果が出ねえ。今回、自分から言ったのに、負けて申し訳ない。いっつも空回りだから」

▼塚本「このトーナメント1回戦で負けただけで、そんなネガティブになってどうするんですか?」

▼関根「いや、なるでしょう、だって…」

▼塚本「その気持ちがあるのは大事だけど、これからですからね。我々は普段組んでないわけですし、BASARAでも組んでいる機会は少ないし。大日本のデスマッチでなにかあると、欠員とか出たら呼ばれるような先輩でしたけど。僕自身はこのタッグトーナメントはクレラバとして出たいという思いが一番強いし、クレラバとしてやってきたものを全力で発揮したいというのが僕の中であったんで。でも、竹田誠志が今の状態では全力でできないということなんで、僕自身も辞退をしようと思ったんですけど、BASARAの所属の先輩が熱い気持ちで『俺に出させてくれ。俺と組んで出てくれ』というふうに言ってきたんでね。その気持ちは今でもありがたいなと思いますし。でも、これで中途半端に試合をして負けたわけじゃないし、こういう状況ではありますけど、我々も全力で頭に剣山ブッ刺しながらもピンピン…ピンピンはしてないか」

▼関根「だけど、また帰ってくるから、絶対。どこでもいいからやってやるよ。なにを言われても、俺は大日本にデスマッチしにまた帰ってくるわ。いつでも帰ってきて、全力で、常に100%でやってやるよ。チクショウ。ゴメン、ツカちゃん今日は」

▼塚本「謝るんだったら、その悔しさをあいつらにぶつけましょう」

▼関根「そうね。もう1回だよ。いつでもやってやる」

▼塚本「謝ることなんていらないですよ」

※それぞれ額に刺さった剣山を引き抜き、額から血を垂らすと

▼塚本「ちょっとした勲章だな。明日の朝、顔を洗えないぐらいだ。あさってから追い詰めてやってやるよ。先輩だろうがなんだろうが」

▼関根「また帰ってくるから。絶対帰ってくるから、デスマッチをやりに」

▼塚本「とりあえず俺は竹田誠志の完全復帰を待って、またあいつら二丁拳銃にはこの借りもやり返さないといけないな。竹田誠志、待ってるからな」

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