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9/20【NOAH】桜庭鮮やか一本でN-1快勝スタート 望月ハイキックでダウン寸前も…

『N-1 VICTORY 2020』群馬・ニューサンピア高崎(2020年9月20日)
Aブロック公式戦 ○桜庭和志vs望月成晃×

 N-1初戦を迎えた桜庭が、DRAGON GATEの望月から鮮やかな逆転一本勝ち。快勝で白星スタートを決めた。

 桜庭と望月の初シングルが、ノアのリーグ戦を舞台に実現。「PRIDEvsDRAGON GATE」「Uインターvs武輝道場」「杉浦軍vsM's alliance」とあらゆる側面を含んだ一戦でもあった。

 序盤から望月が打撃戦、桜庭が寝技に引き込もうとする“50代対決"ならではの駆け引きが続く。中盤には“猪木vsアリ状態"の構図も生まれながらも、先に見せ場を作ったのは望月だった。桜庭を“意地のキック合戦"の土俵に引きずり込むや、真・最強ハイキックをズバリ。IQレスラーも前のめりに倒れ込んだ。

 両者の“師匠"が激闘を展開した「高田延彦vs北尾光司」を思わせるワンシーン。かの一戦では高田が北尾を右ハイキック一撃でKOしたが、この日の桜庭は立ち上がる。

 ならばと望月はツイスターで追撃し、肩を上げられてもジャーマンで投げきって固めたものの、桜庭は肩を上げると同時に腕を絡め取ると、そのままサクラバロック(キムラロック)で切り返す。さらには自ら回転し、望月の自由を奪いながらガッチリと左ヒジを極める“39ロック"へと変化し、またたく間にタップアウトを奪い去った。

 鮮やかな逆転勝利で一本勝ち。N-1初戦を快勝で飾った桜庭は、試合後にはノーサイドで望月と握手し、座礼で互いへの敬意を表しあった。

 「特に自分の中ではリーグ戦っていうのは頭になくて、組まれた試合を一試合一試合、良い試合でクリアして結果を残せば、それがリーグ戦も良い結果になると思うんで」。試合後はやはり自然体な“桜庭節"。次は現GHCヘビー級王者・潮崎豪と当たるが「あの手のデカさで連打されると……連打キツいですね。でも、やられたら意地はって、チョップ打ち返すかもしれない。ボクのチョップがどれくらい効くかは分からないですけど」とまさかのチョップ勝負(?)を示唆して揺さぶりもかけていた。


【試合後の桜庭】
――望月戦を振り返って?

▼桜庭「前アレですね、一回組んで(ムタ&魔流不死と)やったことありましたね。ローキック、重い。僕のローキックとは威力が違う」

――ハイキックでKO寸前というシーンもあった

▼桜庭「2回くらい来ましたよね…僕が昔やってたムエタイスタイルの蹴りとはやっぱり違うんで。軌道が読みづらいというか…」

――N-1は初戦白星となった

▼桜庭「特に自分の中ではリーグ戦っていうのは頭になくて、組まれた試合を一試合一試合、良い試合でクリアして結果を残せば、それがリーグ戦も良い結果になると思うんで。次は後楽園ホール。そこまでに今日のダメージをちゃんと取って、良い形で自分のスタイルでできれば良いと思うんで」

――次は潮崎だが?

▼桜庭「あぁ…デカいな。手がでっかいんですよね。でも俺がチョップやってやろうかな。丸藤さんのチョップとはまた痛さが違うんですよね。あの手のデカさで連打されると……連打キツいですね。でも、やられたら意地はって、チョップ打ち返すかもしれない。ボクのチョップがどれくらい効くかは分からないですけど(笑)」

――潮崎は今、両腕を痛めている

▼桜庭「じゃあ腕ですね。相手の悪いところを狙うのは常識なので、ハイ。頑張ります」

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