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9/24【新日本】YOSHI-HASHI肉薄もEVILが手段選ばず初日

『レックPresents G1 CLIMAX 30』北海道立総合体育センター 北海きたえーる(札幌)(2020年9月24日)
「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 ○EVILvsYOSHI-HASHI×

 YOSHI-HASHIが前二冠王者に肉薄したものの、手段を選ばずEVILが初日を出し、「誰が相手でもな、この俺が優勝って決まってんだよ」と豪語した。

 2年ぶりのG1出場を果たしたYOSHI-HASHIだが、初戦でジュースに惜敗。対するEVILは初戦でザックの軍門に下り、二冠陥落以来、結果が振るわない。そんな二人がこの日、初日をかけて対決した。両者は2016年、2018年も同ブロックで、いずれもYOSHI-HASHIが勝利。7・2TVマッチにおけるNEW JAPAN CUP準々決勝ではEVILが完勝しており、2ヵ月ぶりの再戦となった。

 後入場のYOSHI-HASHIがリングインと同時にEVILがイスで殴りかかった。読んだYOSHI-HASHIはセコンドのディック東郷を蹴散らすと、EVILをショルダータックルでねじ伏せたが、再び東郷が介入して鎮圧。すかさずEVILがイスの山に高速ブレーンバスターで叩きつける。ここからEVILはコーナー金具ホイップ、エルボー連打、ベンジュラムバックブリーカーと腰攻めで試合を支配。YOSHI-HASHIもブレーンバスター合戦を制し、ヘッドハンターなどで反撃するものの、EVILはトップロープからの雪崩式ブレーンバスターで叩き落として再び腰にダメージを与えた。

 すかさずEVILはコーナー金具ホイップ攻撃を連発し、ダークネスフォールズを敢行。YOSHI-HASHIもEVILを阻止し、お返しとばかりに金具ホイップ攻撃を連発してからトラースキックを打ち込んだが、ダメージの蓄積からその場に倒れ込んでしまう。それでも裏の読み合いを制したYOSHI-HASHIはラリアットをさく裂。KUMAGOROSHIで叩きつけると、バタフライロックで捕らえて勝機を作った。

 EVILも何とかロープにたどりついたが、YOSHI-HASHIの勢いは止まらない。EVILが狙ったローブローを阻止し、張り手をお見舞い。EVILがカウンターのラリアットを叩き込んでも、EVILはYOSHI-HASHIが決めさせず。ドラゴンスープレックス、ランニングダブルニーの猛攻に出ると、スワントーンボムを発射。すかさずカルマを仕掛けた。

 だが、EVILはレフェリーをつかんで決めさせない。東郷がエプロンに上がってスポイラーチョーカーで首を絞めると、振りほどいたYOSHI-HASHIはEVILにジャンピングスピンキック、ラリアットの波状攻撃に出たが、カルマは再びEVILが阻止。ローブローでもん絶させると、EVILで叩きつけて逆転の3カウントを奪った。

 YOSHI-HASHIの奮闘に苦戦を強いられながらもEVILが手段を選ばず勝利。2戦目にして初白星を挙げた。「誰が正義かわかっただろ。誰がホンモンかわかっただろ」と勝ち誇ったEVILは、「誰が相手でもな、この俺が優勝って決まってんだよ、コノヤロー。よく覚えとけ」と吠えまくった。次戦は9・29後楽園大会で、2連勝中の矢野と対戦する。

 一方、YOSHI-HASHIは開幕2連敗。前二冠王者を相手に攻略寸前まで肉薄したものの涙をのんだ。G1において分のいい相手だったが、NJCに続く連敗で悔しさを噛みしめるしかない。それでもYOSHI-HASHIは「このままでは終わんねえからな。また立ち上がってテメエのこと、ぶっ飛ばしにいくからな」と雪辱を誓った。次戦はSANADAと対戦する。

【試合後のEVIL、東郷】
▼EVIL「オイ……」

▼東郷「(※拍手で勝利をたたえながら)OK、OK」

▼EVIL「オイ、誰が正義かわかっただろ。誰がホンモンかわかっただろ、オイ。G1な、誰が相手でもな、この俺が優勝って決まってんだよ、コノヤロー。よく覚えとけ」

▼東郷「オイ、お前ら見たいなよ、悪党に、崇高なG1を汚させねえからな。覚えとけ」

▼EVIL「ハハハハ(※高笑いを残して、控室へ歩を進める)」


【YOSHI-HASHIの話】「(※コメントスペースにたどり着くなり、崩れ落ちるように片ヒザを着く)EVIL、NEW JAPAN CUPでやられて、今日もやられて、このままでは終わんねえからな。また立ち上がってテメエのこと、ぶっ飛ばしにいくからな」

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