9/26【全日本】芦野が意地の2勝目 手負いヨシタツをアンクル葬

『2020 Champion Carnival』神奈川・小田原アリーナ(サブアリーナ)(2020年9月26日)
「2020 Champion Carnival」Bブロック公式戦 ○芦野祥太郎vsヨシタツ×

　芦野が手負いのヨシタツにアンクルロックで完勝し、意地で2勝目をもぎ取った。

　チャンピオン・カーニバル初出場を果たした芦野だが、青柳、宮原に連敗。それでも世界タッグ王者・石川から初白星をもぎ取った。他力本願で決勝進出が絶望的となった状況で最終公式戦を迎え、ヨシタツと対決した。

　腰の負傷で手負いのヨシタツはこの日も腰にテーピングを施して出陣。プランチャを発射して先手を取ったものの、芦野は容赦なし。腰にショートレンジタックルを連発し、テーピングを引っぺがすと逆エビ固めで捕獲。俵返しで腰を痛めつけた。

　このまま終われないヨシタツもフロントハイキック、ミドルキック連打、スイングDDTで必死の反撃に出るものの、CBJは芦野が阻止。シュミット流バックブリーカーでもん絶させる。それでもヨシタツはなりふり構わぬラリアットで突っ込み、エルボーとエルボースマッシュの打ち合いに持ち込んだが、芦野がロコモーション式ジャーマンで黙らせた。急角度の逆エビ固めはヨシタツが何とかロープに逃れたものの、芦野は逆片エビ固めとの複合式でアンクルロックを決めてレフェリーストップに追い込んだ。

　芦野が手負いのヨシタツに完勝。2勝2敗・勝ち点4で公式戦全日程を終えた。初出場・初優勝はならなかったものの、「これからだよ。ここで勝たなくても三冠挑戦の道、まだたくさんあると思うんで。全日本プロレスファンの皆様、媚びないプロレス、楽しみにしとけ」とここからの逆襲を宣言。「手負いの状態で出てきたのは評価してるけど、だからもう一回やろうよ。もう一回。俺、勝ったんだ。だから言う権利あるな。万全の状態でもう一回やろう。そしたらもっと面白い試合できるだろ」とヨシタツに再戦を呼びかけた。

　一方、ヨシタツは1勝2敗1不戦敗で公式戦全日程を終えた。初戦で昨年覇者・宮原を破ったものの、腰の負傷もあってその後は勝ち星を挙げられず。「ちゃんと忠実に腰を攻める。常にそういうことを頭に入れて彼はやってたね。非常に理にかなった攻めをしているというか、俺が彼だったらこうやるよねっていう」と芦野を評し、こちらも「これで最後じゃないだろうから、またやりたいね。お互い万全な状況でね。彼もやっぱそういう気持ちでいてくれると俺は思ってるから」と再戦を希望した。

　また、ヨシタツはヨシタツ・キングダム入りを熱烈アピールしている力についても言及。「実はプロレスって技術うんぬんとかよりもね、そういう情熱が一番大事だから。プロレスで一番大事な部分を彼は持ってますよ」と気持ちを評価し、「ヨシタツ・キングダムに入る、入らないは別にしてね。そこでもう一回、査定させてもらってもいいかな」と10・5後楽園大会でのタッグ結成を見据えていた。

【芦野の話】「チャンピオン・カーニバルこれで最後ですね。勝ったところで勝ち上がれはしなかったけど、最後の試合、全力でやりました。ヨシタツ、手負いの状態で出てきたのは評価してるけど、だからもう一回やろうよ。もう一回。俺、勝ったんだ。だから言う権利あるな。万全の状態でもう一回やろう。そしたらもっと面白い試合できるだろ。俺、まあまあ楽しみにしてたんだよ。芦野vsヨシタツ。ケガでこうなったからにはしょうがないけど、やるならもう一回、完璧に治してリングに上がってもう一回やろうぜ。チャンピオン・カーニバルは2勝で終わりました。これからだよ。ここで勝たなくても三冠挑戦の道、まだたくさんあると思うんで。全日本プロレスファンの皆様、媚びないプロレス、楽しみにしとけ」

【ヨシタツの話】「ちょっと座らしてもらうね。ちょっとね、芦野祥太郎、舐めてたって言ったらアレかもしれないけど、思ったよりも凄くいいレスラーだった。俺が俺と対戦するなら、こういう攻め方をするだろうなって攻め方をしてきたね。サラシとかも俺、絶対外すもんね、相手がやってたら。リングに上がってんのに何やってんだよと。ちゃんと忠実に腰を攻める。常にそういうことを頭に入れて彼はやってたね。非常に理にかなった攻めをしているというか、俺が彼だったらこうやるよねっていう。ちょっと誤解してたね。いいレスラー。芦野祥太郎、また。これで最後じゃないだろうから、またやりたいね。お互い万全な状況でね。彼もやっぱそういう気持ちでいてくれると俺は思ってるから。最高の状態でガンガンやり合いたいね。俺は今、チャンピオン・カーニバルのこと頭半分、ヨシタツ・キングダムのこと頭半分。ヨシタツ・キングダムのこと言わせてもらえば、力。あいつちょっと前に謝罪の動画、あれみた? 未だにあいつ私たちの流行りのポーズをわざとか本気か知らないけど、間違えてやってるけど、あの一生懸命さが凄く伝わってきて。実はプロレスって技術うんぬんとかよりもね、そういう情熱が一番大事だから。プロレスで一番大事な部分を彼は持ってますよ。あの動画みてるうちにホントにヨシタツ・キングダムに入りたいんだなっていうのが思えてきたからね。無下に扱うのもどうかなって最近ちょっと思い始めてる。もしあれだったら、次の後楽園で力、組んでもいいかなって思ってますよ。あのやる気というか、俺に何言われても食らいついてくる根性が素晴らしい。昔の俺を見てるみたい。もう一回チャンスって言ったらまたアレだけど、後楽園。そこからヨシタツ・キングダムに入る、入らないは別にしてね。そこでもう一回、査定させてもらってもいいかなっていうふうに思いました。(ランボー川村はキングダム入りを拒否していたが?)よくわからないね。Xで呼んだんだけどね。でも、これは別に驚きも何もしないから。みんな最初はそういう反応だから慣れてるから。でもみんな俺のこと好きだと思うよ。岡田、立花、カーベル伊藤、今日のランボー川村。いつから変わったの? (8・30光留20周年興行以降だが?)俺と組んでた時じゃん。あれで死んだのか。彼も好きですよ」