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10/6【全日本】HAYATOが全日本参戦10ヵ月でベルト初挑戦 最古のベルト獲りで「ローカルレスラーの星になる」 アジアタッグ戦会見

 10・24後楽園大会でアジアタッグ選手権試合が決まった王者・ゼウス&イザナギ、挑戦者・フランシスコ・アキラ&ライジングHAYATOが6日、東京・湯島の全日本事務所で会見。初防衛戦となるPURPLE HAZEはゼウスが10・17大阪大会での三冠獲りを誓い、イザナギも「ゼウスが三冠を狙って僕が世界ジュニアを狙うのが僕らの大事なストーリーなので、それは絶対に約束を果たして応えたい」と呼応。全日本参戦から約10ヵ月でベルト初挑戦のチャンスをつかんだHAYATOは「ローカルレスラーの星になる」とアジアタッグ獲りを誓い、パートナーのアキラは最古のベルトを母国・イタリアに持ち帰る青写真を描いた。

 10・5後楽園大会で6人タッグながらHAYATOがイザナギにピンフォール勝ちを収め、アキラとのアジアタッグ挑戦を決めた。愛媛プロレスのHAYATOは今年1月から全日本に参戦。「ローカルインディーレスラーの星になる」を掲げてきたが、参戦以来この9ヵ月、これといった実績を残せないまま今に至っている。

 そんな中でつかんだ最古のベルト初挑戦のチャンスに、HAYATOは「ローカルレスラーでもこの東京というレスラー激戦区、ここで頑張れば、結果を残せば、ベルトなり、いろんな勲章を手に入れられるんだというのを証明するために、ただできることをやるだけ」と燃えている。パートナーのアキラは4・30TVマッチで宮原健斗と組んでヤンキー二丁拳銃に敗れて以来、2度目のアジアタッグ挑戦。「長い歴史のあるベルトで、今までたくさんのガイジンレスラーが巻いてきたと思うので、イタリア出身の僕も巻くことができたらうれしい」と意気込み、コロナ収束後に母国イタリアへ持ち帰る青写真も描いた。

 8・15後楽園で木高イサミ&宮本裕向を破って第110代王者となったゼウス&イザナギは初防衛戦を迎える。大阪プロレス時代から慕う先輩・イザナギと獲ったアジアタッグはゼウスにとって思い入れの強いベルト。「絶対に長期政権築き上げよう思ってるんでね。まだまだこの若い二人には渡せないです」と言い切った。

 その前に10・17大阪大会で三冠戦を控えるゼウスは「このベルトをステップアップにして僕は僕の道で三冠獲りますよ」と2度目の至宝ベルト獲りを誓うばかり。一方で「イザナギさんもこのベルトをステップにして世界ジュニアを獲ってもらいたい。先輩としてそういう思いがある」とエールを送ると、イザナギも「ゼウスが三冠を狙って僕が世界ジュニアを狙うのが僕らの大事なストーリーなので、それは絶対に約束を果たして応えたい」と呼応してみせた。

【会見の模様】
▼HAYATO「自分は今所属しているケントとイケメンとアキラとハヤトの大冒険、このユニットに大志願をして入れていただいたわけなんですけど、ここで強くなると。ですが、全くまだ結果を出せていない事実があり、そして自分が所属している愛媛プロレス、ローカルレスラーの星になるという大きな目標、それも全く達成できていない。このままで終わるのはもちろんいけないので、ここでアジアタッグをアキラと獲って、愛媛を日本一、いやアジア一のプロレス大国とするために、まずその第一歩として二人でアジアタッグを獲りたいと思います」

▼アキラ「コンニチハ。まずゼウス選手、チャンピオン・カーニバル優勝おめでとうございます。HAYATOは愛媛出身で、僕はイタリア出身。外国人レスラーがこういうベルトを獲るということはとても重要なこと。無観客の時に健斗とアジアタッグに挑戦したことがあるけど、今度は僕たち二人で絶対にアジアタッグのベルトを獲りたい。そしていつかイタリアに持って帰りたいね」

▼ゼウス「イザナギさんが昨日、HAYATOから獲られてね。結構ショックやと思うんですね。正直、HAYATO、アキラ、若い二人なんですけど、全日本プロレス、自分の選手としての立場から凄くかわいい後輩になるんですけど、リングに上がったら容赦する気持ちは一切ないんでね。緊張感ある試合をしたいと思います。当日もリング上で自分一人で二人なぎ倒したるぐらいの気持ちでやっていこうと思ってるんで、二人ともジュニアなんで、二人とも全力で獲りに来てほしいと。それを迎え撃つ、そういう気持ちでこのアジアのベルト必ず守り抜きます。このアジアのベルトはイザナギさんと組んで絶対に長期政権築き上げよう思ってるんでね。まだまだこの若い二人には渡せないです」

▼イザナギ「ホントに今回の挑戦者チーム、ライジングHAYATO選手はローカルプロレスの星ということで、僕もゼウスもかつてローカル団体で本気でその団体を日本一にしようと命懸けでやったことがあるんで。紆余曲折あったんですけど、彼を見ていて全日本に来て最初は3ヵ月いて帰るのかと思ってたけど、彼の態度、皆さんもセコンド業務などで彼をみてると思うんですけど、ホントに凄く真摯な姿勢で学びに来てる。彼は団体のエース、愛媛に帰らなきゃいけない。でもプロレスを学んでレベルを上げなきゃいけない。彼の命がけの姿勢を僕は感じてるんで、昔の自分じゃないですけど、昔の自分ができなかったことを彼はやろうとしてるんで、レスラーとして凄く尊敬してますね。アキラ選手も19、20そこそこの若さで、今キャリアあるないじゃなくて、どんなキャリアを積んだ人でも自分の国に帰れない状況で一人で日本に残ってイタリアに帰れない。言葉もしゃべれない中、外国人たちと一緒に生活して、プロレスでイタリアを元気づけようという彼のスタイルというか、ホントに敬意しかないですね。そんな二人とやって、アジアのベルトを彼ら二人が巻くことは凄く意味のあることだと思うんですけど、僕とゼウスには僕とゼウスの物語があって、そこは譲れないんで。ここは絶対負けられない戦いなんで、敬意をもって叩き潰そうと思います」

――全日本参戦以来、初のベルト挑戦になるが?

▼HAYATO「自分がこの全日本プロレスさんに今年の頭、参戦させていただいてから、もう10ヵ月経つんですけど、結果という結果も残せていない中、やはり先ほども言った、ずっとローカルレスラーの星、ローカルレスラーでもこの東京というレスラー激戦区、ここで頑張れば、結果を残せば、ベルトなり、いろんな勲章を手に入れられるんだというのを証明するために、ただできることをやるだけです」

――アキラ選手は2度目のアジア挑戦になるが、このベルトにどんな思いがある?

▼アキラ「長い歴史のあるベルトで、今までたくさんのガイジンレスラーが巻いてきたと思うので、イタリア出身の僕も巻くことができたらうれしいですね」

――アジアタッグにどんな思い入れがある?

▼ゼウス「正直、昨日優勝して、昨日だけは優勝の喜びに浸らせていただいて、今日ももちろんうれしいんですけど、正直冷静になってますね。週刊プロレスの表紙になってうれしいんですけどね。心が引き締まった状態になって、まずは三冠を獲ることしか考えてないんですけど、アジアタッグに関して言えることは二人で思い入れを持ってるつもり。大阪プロレスの時からの先輩であり、プロレスもいろんなことも教わって、怒られてもきた。そういう先輩と組んで全日本のリングで獲った思い入れのあるベルトなんでね。守れるだけ守り抜きたいとホントに思ってるんですけどね。そういう気持ちですよ。そういう特別な思い入れがあるんですね。イザナギさんと持ってるベルトなんで。世界タッグはヘビー同士でないと持てないと思ってるんで、ジュニアの選手、丸山さん…イザナギさんと組んで持ってるベルトなんで、このベルトを二人で守り抜きたい。このベルトをステップアップにして僕は僕の道で三冠獲りますよ。イザナギさんもこのベルトをステップにして世界ジュニアを獲ってもらいたい。先輩としてそういう思いがあるんですね。あとは気持ちやと思うんですよ。丸山さんは首が痛い、どこが痛い、たくさんあると思うんですよ。その中で物が二重に見えるとかあるんですよ。でも限界は自分で作ってる壁やと思うんで。僕自身もまだまだ限界遠いですよ。昨日以上の試合、全然できる自信あるし、まだまだベストバウト重ねていって、限界まで防衛して、このアジアタッグもイザナギさんの気持ちさえあったら、ずっと防衛し続けたい。そう思ってます」

――三冠を獲ったうえでこのアジアタッグ戦を迎えると?

▼ゼウス「自分は自分なんですけど、僕、何年も前から言うてるわけですよ、丸山さんに世界ジュニア行くぐらいの気持ちもたないとダメですよと。人のことで言うのもおかしいかもしれないけど、先輩として何のために全日本プロレスのリングに上がってるのか。僕はこの全日本プロレスのリングに上がった時、まず思ったことが三冠王者になりたい。それ以外、考えられないですよ。三冠王者になりたい。このリングに上がった時、よし、5年かけてなったろうと思ったんですね。1年半で所属になって、その時に今から3年でなったろうと思って、所属になって丸3年で獲ったんですよ。始めて4年半ぐらいで三冠になってるんですけどね。そういう思いを持ち続けてね。日々の地道な努力をみんなしてると思うけど、積み重ねによって結果が出ると思うんでね。僕はイザナギさんにそういう気持ちを持ってほしいなと。イザナギさんが僕と同じテンションでアジアタッグをもってくれたら長期政権できるんじゃないかなと思ってるんですけどね。それがPURPLE HAZEここにありかなと。僕らがリング上で何をやろうが、どういう戦い方をしようが、僕とイザナギさんが作ったチームで結果を残し続けていきたいのが凄くありますね」

▼イザナギ「もちろん世界ジュニアを目標にしてますし、ゼウスも三冠が決まってアジアもということで、一般的にゼウスはちょっと遠回りしてるというか、そういう見方でしょうけど、逆にゼウスならアジアの防衛戦の経験も三冠にプラスに変えてやってくれると思うんで。ゼウスが三冠を狙って僕が世界ジュニアを狙うのが僕らの大事なストーリーなので、それは絶対に約束を果たして応えたいですね。自分自身もそれで認めてやりたいなと思います。世界ジュニアを獲ることによってね」