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11/18【全日本】羆嵐が石川粉砕でアンファン雪辱 連覇へ暴走大巨人が初戦黒星

『2020世界最強タッグ決定リーグ戦』開幕戦 東京・新宿FACE(2020年11月18日)
「2020世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦 ○羆嵐&芦野祥太郎vs諏訪魔&石川修司×

 芦野&羆嵐が暴走大巨人に雪辱。連覇を狙う諏訪魔&石川は黒星スタートを強いられた。

 暴走大巨人は昨年の優勝チーム。史上5組目の連覇、そして史上2組目となるV3を狙う。初戦の相手は芦野&羆嵐のEnfants Terribles。10・24後楽園大会の世界タッグ戦の再戦で、アンファンにとっては雪辱戦となった。

 序盤から諏訪魔と芦野がレスリング勝負を展開する緊張感ある攻防で幕開け。芦野が俵返しで引っこ抜いたが、諏訪魔も譲らずフロントスープレックスでぶん投げ、ラリアットを叩き込んだ。そして石川が場外でのツームストンパイルドライバーを敢行。すかさず暴走大巨人は首攻めを展開し、諏訪魔がスリーパーで絞め上げるなど芦野を苦もんさせた。

 アンファンも羆嵐がパワーファイト全開で巻き返す。諏訪魔を軽々と担ぎ上げてバックフリップで叩きつけ、セントーンを投下。アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。暴走大巨人がサンドイッチラリアット、境川と連係を駆使すると、羆嵐は石川のファイアーサンダーで追い込まれたが、フライングボディアタックをカウンターで放って逆転。芦野もジャーマンで石川を投げて援護射撃すると、羆嵐もラリアットで続いた。

 諏訪魔がカットに飛び込んでも、芦野がアンクルロックで分断。すかさず羆嵐が埼玉に乾杯!を敢行して石川を真っ逆さまに叩き落とすと、ダイビングセントーンを発射して3カウントを奪った。

 芦野&羆嵐が世界タッグの借りを最強タッグで返して白星スタート。文句なしの結果に羆嵐は「見たか? 10月24日分のセントーンもな、追加して今日かましてやったよ。あの泣きそうな顔見たろ? 暴走大巨人、借りは返した。借りは返したが、俺たちは勝った。ベルト移動じゃねえか?」と勝ち誇る。芦野も最強タッグ制覇→世界タッグ獲りの青写真を描き、「勝者の余裕で、あいつら1回目の防衛戦の相手に指名してやろうよ」と今から宣言した。

 次戦は11・21長岡大会の関本&小林戦。王者にして昨年覇者を破った今、二人に恐れるものはない。芦野は「これから全勝だ、全勝。諏訪魔も石川もお前らの技、全部俺が今日、受けきったからな。あいつらの技受け切れたから、もう全日本に敵はいねえだろ?」と全勝Vをぶち上げてみせた。

 一方、分裂の危機を乗り越え、世界タッグ王者として最強タッグに臨んだ暴走大巨人だったが、初戦黒星。連覇達成へ向けて不安を残す幕開けとなった。それでも互いに気遣い合うなど絆は問題なし。次戦は11・21長岡大会のイザナギ&入江戦となるが、ここから立て直しといきたいところだ。

【試合後の芦野&羆嵐】
▼羆嵐「フフフフフ…」

▼芦野「よっしゃー!」

▼羆嵐「勝った! よっしゃー!」

▼芦野「これだよ、これ」

▼羆嵐「見たか? 10月24日分のセントーンもな、追加して今日かましてやったよ。あの泣きそうな顔見たろ? 暴走大巨人、借りは返した。借りは返したが、俺たちは勝った。ベルト移動じゃねえか?」

▼芦野「まあ、直接勝ったからな。これも優勝するけど、優勝してベルト挑戦するだろ?」

▼羆嵐「そうだな」

▼芦野「もう獲るじゃん? 俺たち勝ってるからよ、勝者の余裕で、あいつら1回目の防衛戦の相手に指名してやろうよ」

▼羆嵐「最高だよ」

▼芦野「これから全勝だ、全勝。諏訪魔も石川もお前らの技、全部俺が今日、受けきったからな。あいつらの技受け切れたから、もう全日本に敵はいねえだろ?」

▼羆嵐「俺は今、こうして立ってるよ。ダメージあるけど。世界タッグチャンピオンはよ、俺と芦野のEnfants Terriblesだよ。ベルト持ってこい、コノヤロー! アルバイトじゃねえぞ? タココラ! 俺たちは勝ったんだよ。力抜いて、相手に効かなきゃ意味がない。今日のダイビングセントーン。あれは抜きのダイビングセントーンだ」

【試合後の諏訪魔&石川】
▼石川「ああ…。破壊力わかってたはずですけど、ヤバかった」

▼諏訪魔「この前よりセントーンの威力が増してんじゃないの? 完璧にそう思ったし。大丈夫?」

▼石川「全勝優勝…ああ、クソ!」

▼諏訪魔「申し訳ない」

▼石川「ここから。ここからだよ」

▼諏訪魔「あのヤロー。芦野ふざけんな! 足が痛い…。ただ、投げてきたり、足と首を取ったり、レスリングっぽくて面白いな、あいつは。まだまだやりたいね、あいつとは。こんなんじゃ物足りないよ。またシングルやったっていいんだよ、あいつとは。ケリつける、あいつとは。もう腹立つな。今日はダメだ」

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