11/28【NOAH】稲葉がノアで征矢をシングル初撃破 「この1勝はデカいぞ!」
『NOAH NEW HOPE on WRESTLE UNIVERSE』神奈川・クラブチッタ川崎(2020年11月28日)
○稲葉大樹vs征矢学×
稲葉が全日本、WRESTLE-1時代の先輩にあたる征矢をシングルマッチで初撃破。「この1勝はデカいぞ!」とノアでのさらなる飛躍を誓った。
全日本、W-1で先輩・後輩の間柄。元W-1無差別級王者でもある両雄が、そろって新天地に求めたノアマットでの若手主体イベント『NEW HOPE』で激突した。
序盤から征矢がパワーを軸に稲葉を押しまくる展開。しのぎ続けた稲葉も、意地のエルボー合戦に持ち込んで戦況を五分に戻すや、「稲葉ぁ!」「征矢ぁ!」とあらゆる感情のこもった絶叫とともに顔面を撃ち抜き合った。
先に決定機を作ったのは、やはり征矢。雪崩式アバランシュホールドやジャンピングDDTと畳みかけ、稲葉の卍固めもしのいでカウンターのラリアットをズバリ。デスバレーボムからの弾道(ラリアット)で仕留めにかかった。
だが、腕へのジャンピングハイキックで阻んだ征矢は、顔面へのジャンピングハイキックも発射。ジャーマンで投げ捨て、後頭部へのダイブ式エルボー弾で追撃をかけると、サイドに落とす抱え込み式パイルドライバー“DDD"で突き刺し、完璧な3カウントを奪ってみせた。
“先輩"征矢をシングルで初めて破った稲葉は、何度もレフェリーに3カウントを確認して喜びをあらわに。
「この1勝はデカいぞ! 前の団体(WRESTLE-1)でも超えられなかった壁をNEW HOPEで超えられた」と“収穫"を噛み締めた。
稲葉のノア参戦は今春始まった『NEW HOPE』がきっかけ。思い入れのある舞台で、前進の1勝をつかんだだけに、「これからまだノアのリング出させてもらうんで、まだまだ強くなっていきます」とノアマットでのさらなる飛躍を誓った。
【稲葉の話】「この1勝はデカいぞ! 前の団体(WRESTLE-1)でも超えられなかった壁をNEW HOPEで超えられた。ノアのリングで超えられた。これは大きい。俺の中では大きい、凄く大きい! この1勝は…普通の1勝じゃないから、俺にとって。過去を含めてこの1勝は勝ち取ったと思ってるんで、これからまだノアのリング出させてもらうんで、まだまだ強くなっていきます」