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11/28【DDT】秋山が2戦目で初白星 勝俣を準烈に勧誘「俺がもっといいレスラーに育ててやる」

 『D王 GRAND PRIX 2021 in NARIMASU!』が28日、東京・成増アクトホールで行われ、秋山準が2戦目で勝俣瞬馬を破って初白星。「俺がもっといいレスラーに育ててやる」と勝俣を準烈に勧誘した。

 開幕戦の11・22後楽園大会でKO-D無差別級王者・遠藤哲哉とのシングル初対決に敗れ、黒星スタートとなった秋山。2戦目となったこの日、勝俣と対戦した。スーパーハードコア勝俣のトレードマークでもある、ブロック玩具付きバット持参で入場して揺さぶりをかけ、よもやの奇襲攻撃へ。ビッグブーツを見舞い、スクールボーイ、ラ・マヒストラルで立て続けに丸め込んで秒殺を狙った。

 その後、リング内外での攻防が繰り広げられた。秋山がパイルドライバー、逆エビ固めなどの厳しい攻めを見せると、負けじと勝俣はミサイルキック、ストゥーカ・スプラッシュで応戦。秋山が顔面へのヒザ蹴り連打から、必殺のエクスプロイダーを繰り出した。

 これを返して粘る勝俣は場外へエスケープ。秋山が追いかけると、脱兎のごとくリングインし、エプロンに戻った秋山をドロップキックで蹴落としてプランチャを発射。場外でのDDTも決めた。場外カウントが進むなか、秋山はボディスラムで逆襲。それでもリングに戻ろうとした勝俣に蹴りを見舞ってカウント19でリングに滑り込んだ秋山がリングアウト勝ちを収めた。

 2戦目にして初白星を挙げた秋山は「やられる前に早めに終わってやろうと思ってたけど、アイツもいろいろ考えてただろう。まあおもしろかったよ。アイツもいろいろ考えてくるし、小さいけどおもしろい」、「(エクスプロイダーで)決まったと思ったけど、まだアイツも考えてたことがあったんだろう。普通はエクスプロイダーを食らわないように考えるんだけど、アイツは食った後のことも考えてるってことは、そこには負けないってことだから」と勝俣を高評価。「この前、『俺が竹下(幸之介)に勝ったら、お前は俺のチームに来い!』と言って。アイツは『俺に勝ったら、サウナ部に入れ』とか言ってるけど、今日負けたんだから来いよ」と準烈に勧誘し、「俺がもっといいレスラーに育ててやる。うまく作戦立てて、立ち回れるレスラーに育ててやる。今以上に」と約束したうえで、「来た方がいいと思うよ。いろいろ考えて、俺にも臆することなくくるし、俺のとこに来たら、教えることがたくさんある。今のALL OUTにいるより、全然いいと思うから来い。甘いささやきだ。よく考えろ。ALL OUTにいる方がいいのか、俺の元に来るのがいいのか」と投げかけた。

 公式戦3連敗となった勝俣は「つらい結果になってますね。リーグ戦は残り3人。ここから巻き返していかないと優勝はない」とうなだれるばかり。「秋山準がブロックバットを持ってきて、入場してきたときから、考えてたことが一気に狂ってしまった。俺が得意とする丸め込みをやってきて、最初からやられたなと思った。これがうまさなんだな。何があっても、どんな汚い手を使ってでも勝ちたかった。でも経験の差もあったし、頭の回転が速いというか、僕が考えてきたことより先を、その場で思いついてやってるんだな。やられました」と秋山に脱帽しつつ敗北を認めた。

 秋山からの勧誘を受けて勝俣は「ありがたい。(11・3)大田区前に『竹下に勝ったら、勝俣を準烈にくれ!』と言ってくれて、うれしいですね。秋山さんの元でプロレスをしてみたい気持ちが芽生えてしまってる部分はある」と発言。「だけど、昨日の彰人さんのマイクも、竹下さんもそう。ALL OUTで景色をまたどんどんつくっていかないといけないからALL OUTにいるけど。でも、秋山さんに言われたら、迷ってしまう」と揺れる胸中を明かした。

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