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12/1【NOAH】代々木へ王者・潮崎仁王立ち…杉浦完全ピンで「お前の20年、すべて受け止める」

『PREMIUM PRELUDE 2020』東京・後楽園ホール(2020年12月1日)
○潮崎豪&谷口周平vs鈴木秀樹&杉浦貴×

 ノア旗揚げ20周年イヤー最後の大一番、12・6代々木大会のGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)潮崎豪vs杉浦貴(挑戦者)」に向けた最後の前哨戦は、潮崎が杉浦から豪腕ラリアットで完全ピンフォール勝ち。「お前の20年、すべて受け止めて、12・6、最後に立っているのは俺だ!」と代々木に向けて仁王立ちした。

 前哨戦第1ラウンドでは、いきなり杉浦が潮崎を絞殺。この日も序盤から苦境にあえいだ。歴戦のダメージが溜まる右腕に集中砲火を浴びて失速。杉浦から「どうした? チョップやってみろオラ!」とまで挑発された。

 それでも立ち上がり続けたGHC王者は、痛みをこらえたこん身の逆水平で何度も快音を響かせたものの、杉浦はさらに気迫で上回る。ターンバックル・ジャーマンでぶん投げ、へたり込んだ王者に馬乗りになってエルボーを連打、連打、また連打。潮崎の左を掴んで自由を奪い、なおも鬼のエルボーをぶち込んだ。潮崎も意地の豪腕ラリアットをなんとか放ったものの、突破口にはならず。逆に杉浦は強烈な左ビンタで潮崎を跪かせ、前哨戦第1Rの再現とばかりにフロントネックロックで絞め落としにかかった。

 しかし、今宵の潮崎は絶叫とともに、杉浦を抱えあげてゴーフラッシャーで逆転。ローリングエルボー、逆水平連打、リミットブレイクと怒とうの猛攻に出ると、最後は「いくぞ!」の雄叫びから、こん身のショートレンジ豪腕ラリアットを振り抜き、完璧な3カウントを奪ってみせた。

 杉浦の猛攻を受けきったうえで最後の前哨戦で、“反撃"の完勝。マイクを握った潮崎は「杉浦貴! お前の20年、すべて受け止めて、12・6最後に立っているのは俺だ! 『I AM NOAH』は崩させない!」と代々木決戦へ仁王立ちした。

 幾多の激闘を展開してきた“潮崎-杉浦"戦の出発点となったのが、11年前の12・6日本武道館大会でのGHC戦だった。「俺が初めてのGHCを取られた日本武道館(2009年12月6日)。その日と同じ12・6。杉浦貴とこのGHCを懸けて戦える。運命を俺は感じるよ。必ず俺が勝って、『I am NOAH』を…本当の『I am NOAH』を証明します」と潮崎。11年前は杉浦の初戴冠を許したが、今年は真っ向返り討ちでノア20周年イヤーを締めくくってみせる。

【試合後の潮崎】
▼潮崎「杉浦貴だよ。俺が初めてのGHCを取られた日本武道館(2009年12月6日)。その日と同じ12・6。杉浦貴とこのGHCを懸けて戦える。運命を俺は感じるよ。必ず俺が勝って、『I am NOAH』を…本当の『I am NOAH』を証明します」

――前哨戦では右腕を攻められているが、今の状態は?

▼潮崎「当然、絶好調ですよ。これがGHCヘビー級チャンピオンだよ。常に絶好調に持っていく。それがGHC。どんな状況に追い込まれようが、そこから活路を見出し、最後に立つのはチャンピオンのこの俺だ」

※杉浦はノーコメント

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