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12/4【全日本】宮原&青柳3連勝 暴走大巨人狩りで「優勝したも同然」の首位タイ浮上

『2020世界最強タッグ決定リーグ戦』愛知・名古屋国際会議場(2020年12月4日)
「2020世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦 ○宮原健斗&青柳優馬vs諏訪魔&石川修司×

 宮原&青柳が暴走大巨人とのヤマ場を突破して3連勝。首位タイに浮上し、ようやく優勝の2文字を視界に入れた。

 開幕2連敗とスタートダッシュに失敗した復活・NEXTREAMだが、2連勝で挽回。この日5戦目を迎えた。相手は昨年覇者で現世界タッグ王者の諏訪魔&石川。後半戦突入早々、強敵が立ちはだかった。

 タッグチーム歴の差がNEXTREAMにのしかかった。序盤こそ宮原が場外でのサンドイッチラリアットを同士討ちさせるなど、暴走大巨人連係を封じたが、中盤になると宮原がサンドイッチラリアットの餌食に。負けじと宮原&青柳は連続串刺し攻撃で巻き返そうとしたが、宮原が境川を浴びて劣勢が続いた。

 それでも青柳がタッグとしての経験の差を埋める働きを見せた。トラースキックで諏訪魔を蹴散らし、石川をローンバトルに追い込むと、宮原のブラックアウトと青柳のトラースキックを同時にさく裂。諏訪魔が鎮圧に飛び込んでも、青柳はトラースキックで返り討ちにし、エンドゲームで絞め上げた。

 これが諏訪魔の暴走を呼び込み、勝利の呼び水となった。諏訪魔は場外でしばし倒れ込んで戦線離脱。その間、石川がファイアーサンダー、スプラッシュマウンテンで逆襲に出たが、宮原は3カウントを許さない。一方でようやく息を吹き返した諏訪魔は場外でフェンスを何度もゆすったり、場外マットをひっぺがしたりと大荒れ。宮原がシャットダウンの構えに入ったところに飛び込んだ諏訪魔は「青柳はどこだ!?」と怒声を上げながら襲いかかったものの、青柳がスピンキックで返り討ち。諏訪魔の暴走が空回りする形となり、最後は宮原がシャットダウン・スープレックス・ホールドで石川を仕留めた。

 宮原&青柳が昨年覇者の暴走大巨人を撃破。3勝目を挙げ、勝ち点6をマークした。しかもこの日、首位の関本&小林、芦野&羆嵐が揃って2敗目を喫する幸運もあり、NEXTREAMが首位タイに浮上した。「きたぜ名古屋。おい! みたか? 俺らの3勝目をみたか? これがNEXTREAMだ」と勝ち誇った宮原は「みんな優勝を期待してるんだ。マスコミもファンも俺に期待してる。青柳優馬に期待してるんだ。このままNEXTREAM優勝しかないだろ」と断言。青柳も「暴走大巨人に勝った俺たちはもう優勝したも同然だと俺は思ってる」と栄冠獲りを確信するように言い切った。

 最強タッグは残り12・5新潟、12・7後楽園の2大会。宮原&青柳、ジェイク&岩本、TAJIRI&田中、芦野&羆嵐、関本&小林の5チームが首位タイの大混戦で佳境を迎えることになった。

【試合後の宮原&青柳】
※先に引き揚げていた青柳が場内に流れる山下達郎の「クリスマスイブ」を口ずさみながら待っていると

▼宮原「きたぜ名古屋。おい! みたか? 俺らの3勝目をみたか? これがNEXTREAMだ。なぁ、青柳よ?」

▼青柳「ホーリーナーイト♪…OK勝ったぁ!」

▼宮原「今の得点状況教えてくれ」

――3勝2敗で6点となったが?

▼宮原「どんな状況? 今」

――首位タイだが?

▼宮原「首位タイ!」

▼青柳「でも3勝2敗。まだまだ微妙だよ」

▼宮原「名古屋きたぜ名古屋。みなさんが俺のこと大好きだ。青柳のこと大好きだ。あと新潟と優勝決定戦、12月7日の東京・後楽園ホールだ。どう思うよ? 週プロよ?」

――優勝を期待している

▼宮原「そうだろ。みんな優勝を期待してるんだ。マスコミもファンも俺に期待してる。青柳優馬に期待してるんだ。このままNEXTREAM優勝しかないだろ」

▼青柳「もちろん優勝だ」

▼宮原「12月7日、優勝決定戦に進むのは俺らだ」

▼青柳「暴走大巨人に勝った俺たちはもう優勝したも同然だと俺は思ってる。3勝2敗とまだまだ微妙だけどね。でも世界タッグチャンピオンの暴走大巨人からバッチリ勝った。これはもう優勝と言っても過言ではない。以上です」

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