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12/15【DRAGONGATE】本家ウルティモがボクティモ公認でタッグ結成に合意

『FANTASTIC GATE 2020』東京・後楽園ホール(2020年12月15日)
○ボクティモ・ドラゴン&土井成樹&パンチ富永vsYAMATO&Gamma&ヨースケ・サンタマリア×

 本家ウルティモ・ドラゴンがボクティモを公認。タッグ結成が決定的となった。

 12・2後楽園大会で、ボックR清水に体格が酷似した覆面レスラー、ボクティモ・ドラゴンが誕生。団体の創始者ウルティモの動きを完コピして初戦を勝利で飾ると、その後もボクティモ式マヒストラルを武器に白星を重ね、誕生の地・後楽園に戻ってきた。

 この日はチーム・ボクの仲間たちとともに、DRAGONGATE世代との6人タッグマッチに出陣。完全に自分の世界に入り込んでいるボクティモは、ウルティモよろしく、悠然とした動きでリングに入ると、いざ試合になっても、妙に華麗なステップを披露して場内を沸かした。その後、富永が捕まり劣勢となるも、ボクティモが再登場すると流れは逆転。YAMATOをローキックで圧倒すると、Gammaもろとも首投げ&ヘッドシザースホイップで豪快に投げ飛ばし、サンタマリアにはドラゴンスクリューをお見舞いした。

 最後もボクティモが決めた。サンタマリアの土手っ腹にソバットをぶち込むと、土井と富永が援護射撃。土井がバカタレスライディングキックを放ってお膳立てすると、ボクティモは余裕タップリにサンタマリアをボクティモ式マヒストラルで押さえ込み、キッチリと勝利を手にした。

 快勝して満足げなボクティモだったが、突然、場内に「セパラドス」が鳴り響き、本家ウルティモが登場。気付かずに余裕の表情で歓声に応えるボクティモの肩を叩く。うるさいとばかりに振り払ったボクティモだったが、ウルティモの存在に気付くと、さすがに狼狽。リング上で初めて究極龍と“完コピ龍"が対峙した。

 ウルティモは「お前は誰だ?」と立ち塞がると、ボクティモは恐縮しながら「申し遅れました。ボクティモ・ドラゴンです」とあいさつ。ウルティモは「R・E・Dへの再加入」や「新リングネーム・それいけ優己の変更」などを提案するが、ボクティモは拒否し、今のスタイルにこだわりを見せた。

 かつてドラゴン・キッドに名前を継がせたものの、手のひら返しにあった苦い経験を持つというウルティモは、なかなか首を縦に振らず、一度はキャラクター使用料の徴収まで迫ったものの、最終的には「実はな、ボクティモ。お前がボクティモとしてリングに上がっているのをずっと見てたんだよ。なかなか似てるじゃないか」とボクティモを公認。チーム・ボク入りまで示唆した。これは土井たちにやんわりと断られてしまったが、「俺はボクティモと組みたいよ」と発言。「こちらこそ、よろしければ」とボクティモが即答すると、観客も拍手で後押しし、両者の合体が決定的に。2人はグータッチでお互いの気持ちを確認し合った。

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