プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

12/19【NOAH】タダスケ返り討ち、原田が熱闘V1 混乱ノアジュニア「俺たちが正していく」

『THE GIFT in NAGOYA』愛知・名古屋国際会議場(2020年12月19日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○原田大輔vsタダスケ✕

 GHCジュニア王者・原田がタダスケを熱闘の末に破って初防衛に成功。乱入が横行し、ユニットが乱立して混乱状態にあるノアジュニアを「俺たちが正していく」と誓った。

 “ノアジュニア正規軍"宣言を放ち、11・8後楽園大会で鼓太郎を破って新王者となった原田。名古屋でタダスケ相手の初防衛戦に臨んだ。かつてRATEL'Sの同志としてGHCジュニアタッグ王座も巻いた二人が、“ノアジュニア正規軍vs金剛"の構図でシングル王座を争った。

 悲願の初戴冠を狙うタダスケが猛威。エプロンサイドへのパワーボムなどで容赦なく原田を痛めつけ、リング上でも雪崩式オービー・トライスやスワントーンボムなどで攻め立てる。スピーディな丸め込み合戦も繰り広げ、投げて、飛んで、丸め込んでの熱戦に昇華した。

 終盤には死角からのショルダータックルで原田を吹っ飛ばしたタダスケは、原田の肩口を垂直にヒザ上へと落とす荒技を敢行。さらには後頭部へのラリアットをぶっ放し、必殺のアウトキャスト発射に成功して絶好機を迎えた。

 だが、原田はキックアウト。ならばとタダスケは、カウンターのボディエルボーに、さらにカウンターの顔面ニーを合わせてみせたが、原田も続く地団駄ラリアットを腕に絡みつくように切り抜けるや、新兵器の“丸め込み式片山ジャーマン"でホールドして、技アリの3カウントを奪ってみせた。

 初防衛に成功した原田は「タダスケ、今日みたいな気迫をずっと出しとけって。タイトルマッチだけ頑張るとかそういうんじゃなくて、今日みたいな気迫を見せてたら、いつでもあいつはまたこのポジション(挑戦者)に来れるやろ」と袂を分かった元同志にゲキを飛ばしつつ「でも、最後、俺は読んでたぞ。その辺が俺とアイツは違う」と“差"を強調した。

 現在ノアジュニアは混乱の真っ只中。ユニットが乱立し、この日の名古屋大会でも乱入や乱闘が横行した。「これからのノアジュニアを創る」ことを標ぼうし、小峠篤司らとノアジュニア正規軍宣言を放っている原田は「毎大会誰かが裏切ったり、誰かが乱入してきたり、おかしいやろ、今のノアジュニア。カオスやろ、これ。おかしいぞ。本来のノアジュニア、こんなん違うやろ。来年、俺もそう。宮脇もそう。小峠篤司もそう。3人でこのノアジュニアを締め直すぞ。このおかしくなったノアジュニアを俺たちが正しい方向に持っていく」と、改めてノアジュニア“正常化"を誓った。

【試合後の原田】
――タダスケ選手に最後は技で上回って初防衛となったが、試合を振り返ると?

▼原田「今日の試合を見たらわかるように、タダスケ、今日みたいな気迫をずっと出しとけって。タイトルマッチだけ頑張るとかそういうんじゃなくて、今日みたいな気迫を見せてたら、いつでもあいつはまたこのポジションに来れるやろ。でも、最後、俺は読んでたぞ。その辺が俺とアイツは違う」

――ノアジュニアはかなり混乱しているが?

▼原田「毎大会誰かが裏切ったり、誰かが乱入してきたり、おかしいやろ、今のノアジュニア。カオスやろ、これ。おかしいぞ。本来のノアジュニア、こんなん違うやろ。もう今年、ノアの本興行はない。だから、来年、俺もそう。宮脇もそう。小峠篤司もそう。3人でこのノアジュニアを締め直すぞ。このおかしくなったノアジュニアを俺たちが正しい方向に持っていく」

――次の防衛戦については?

▼原田「それもある。でも、今言ったことも大事や。両方来年はやっていく。俺たちがどんどんどんどんこれからのノアジュニアで時代を作っていく」

【タダスケの話】「俺はな、4番手や。でもな、野球で言うところの4番は主砲や。金剛のエースで主砲や。俺は諦めてへんからな。逆転満塁ホームラン、あるからな」

プロ格 情報局