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12/26【NOAH/金剛】仁王-覇王が捨て身の同門戦 “100均レスラー”呼ばわりに死闘で反論

『金剛興行 DIAMOND 3』東京・後楽園ホール(2020年12月26日)
○仁王vs覇王×

 仁王と覇王が捨て身の同門対決を展開。杉浦軍の“100均レスラー"呼ばわりに対し、死闘で身を持って反論してみせた。

 1年前のノアマット登場から一貫してタッグを組み続けてきた覇王&仁王のパートナー対決が金剛興行のセミファイナルで実現。杉浦軍から“100均レスラー"と見下された2人は、12・19名古屋のバックステージで掴み合いを繰り広げて奮起し、一騎打ちを迎えたが、戦いは壮絶なものになった。

 のっけからスピード感溢れる先読み合戦から仁王がトペスイシーダで先手。覇王のプランチャもニーリフトで空中撃墜してみせる。しかし、覇王も闘志むき出しでにらみつけて譲らず。顔面への低空ドロップキックで場外に蹴落とすと、エプロンからダイブして飛びつき、回転エビ固めでの要領でぶん投げる捨て身の荒技を敢行。パートナー対決とは思えぬ気迫全開のファイトで場内を沸かした。

 感情的にエルボーやビンタを何十発も打ち合うが、どちらも引かずに接戦が続く。先に仕掛けた仁王はトランスレイブ連射で前に出たものの、覇王は雪崩式フランケンで逆襲。必殺のファイヤーバードスプラッシュが完璧に決まり、勝負あったかと思われた。

 しかし、仁王は意地のキックアウト。戦場がエプロンに移ると、覇王の首を肩に固め、前方に突き刺す変型DDTで反攻に転じる。危険な角度でエプロンに突き刺さった覇王だったが、それでも執念で立ち上がり、丸め込みを連発。仁王の超舞踏(カンクーントルネード)も自爆に追い込んだ。が、続くミサイルキックを読んだ仁王はその足をキャッチして、シットダウンパワーボムで空中撃墜。なおも動き続ける覇王をカウンターのヒザ蹴りで黙らせると、最後はみちのくドライバーβで熱戦に終止符を打った。

 互いに全てを出しきった死闘で「100均レスラー」発言に返答して見せた仁王と覇王は、試合後もリング上でビンタを打ち合って激情をあらわにする。バックステージでも仁王が「いやぁ本当に金剛は最高です! 見て分かる通り、キャリアとか関係ないんで」と吐露すれば、覇王も「おい! 仁王! もっともっと、これくらい熱く金剛ジュニア盛り上げていこうぜ!! 誰が100均レスラーだ! 見ただろ!?」と猛アピール。先を見据えた覇王が「これからの俺と仁王、金剛ジュニア見ててくれよ…!」と叫ぶと、仁王も「これからだ、これから!」と口を揃えた。

 激闘によってその実力を改めて知らしめ、絆も再確認した覇王&仁王。これからも2人でノアジュニアの頂を目指していく。

【試合後の仁王&覇王】
▼仁王「いやぁ本当に金剛は最高です! 見て分かる通り、キャリアとか関係ないんで。今日俺が勝った……」

※そこへ遅れて覇王がやってくる

▼覇王「おい! 仁王! もっともっと、これくらい熱く金剛ジュニア盛り上げていこうぜ!! 誰が100均レスラーだ! 見ただろ!? 悔しいけど! ……これからの俺と仁王、金剛ジュニア見ててくれよ…!」

▼仁王「これからだ、これから!」

▼覇王「あークソ!」

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