プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

12/29【NOAH/杉浦軍】“有観客”でも潮崎-藤田にらみ合い再び 鈴木と稲村が強制終了も…

『杉浦軍興行 犬ども全員集合!2 〜杉浦貴デビュー20周年記念大会〜』東京・後楽園ホール(2020年12月29日)
○鈴木秀樹&藤田和之vs潮崎豪&岡田欣也×

 “有観客"興行でも潮崎と藤田がにらみ合いを展開。鈴木と稲村が強引にタッチして強制終了となったが、9ヶ月前の激闘が再現された。

 潮崎と藤田は3・29後楽園で一騎打ち。史上初の“無観客"によるGHCヘビー級戦となったが、開始から実に30分にわたり視殺戦を繰り広げ、57分を超す死闘の末に潮崎が王座防衛を果たした。

 あれ以来、9ヶ月ぶりに潮崎と藤田がタッグマッチで激突。互いに先発すると、あの日のようにいきなりにらみ合った。視線を逸らさぬまま一歩も動かず。“有観客"での視殺戦に観客も大きな手拍子を送って見守る。5分が経過しようとなったところで、このままでは試合が始まらないと見かねたパートナーの鈴木と稲村が割って入り、強引にタッチを交わし、今回はここで強制終了となった。その後、再びリング上で対峙すると、逆水平とエルボーを激しく打ち合うなどして気持ちをぶつけ合ったが、ここでも相譲らずの痛み分けとなった。

 鈴木が稲村を仕留めたあとも潮崎とにらみ合った藤田だったが、「触ってねえもん、わからねえよ。触ってねえもん。わかんない」とGHC王者との再会については特に言及せず。それでも「また機会があればね。俺は負けたほうだからさ、やりたいよ」と将来的な再戦には意欲を見せると、なぜかパートナーの鈴木に強烈なビンタを浴びせたあげく、「お前ほど頼れる後輩いないよ。ありがとうな」と言い残して控え室へと消えていった。



【試合後の藤田&鈴木】
▼鈴木「帰れコールがありましたね」

▼藤田「帰れコール? 誰が?」

▼鈴木「お客さんが。魂の帰れコールなのかな?」

――9ヶ月ぶりに潮崎選手と対戦したが?

▼藤田「触ってねえもん、わからねえよ。触ってねえもん。わかんない」

▼鈴木「どうしてもああなるんですよね。どうして試合しないんですかね? なんで動かないんですか?」

▼藤田「動かない…」

▼鈴木「そういうことらしいです」

――今大会は杉浦選手の20周年興行でもあるが?

▼藤田「それはいいんじゃないの? よく頑張ったなと思うし。長くやってるけど」

――潮崎選手とまた戦いたいという気持ちはある?

▼藤田「また機会があればね。俺は負けたほうだからさ、やりたいよ」

▼鈴木「タッチしますか? タッチする?」

▼藤田「文句あるのかよ! 文句あるなら言えよ!」

▼鈴木「ありますよ、文句!」

▼藤田「言えよ。動かねえだなんだって、意味わかんねえよ。何なんだよ?」

▼鈴木「ありがとうございました」

▼藤田「やれよ! 言いたいことあるなら言えよ」

▼鈴木「ないです。言いたいことないです。楽しかったです。ありがとうございました」

▼藤田「いやいや。かかってこいよ! かかってこいよ! (鈴木にビンタを放つと)張り返せ。張り返せ」

※鈴木がエルボーを返すと

▼藤田「違うだろ! 張り手だろうが!」

▼鈴木「手が痛くなるんでいいんです」

▼藤田「いいんだ、やれよ。すっきりさせてやるから」

▼鈴木「すっきりしてますからいいです。ありがとうございました」

▼藤田「ありがとう。お前ほど頼れる後輩いないよ。ありがとうな。ありがとう」

※2人は握手を交わすと、藤田が先に去っていく

▼鈴木「疲れてるんですかね? 大変お見苦しいものをお見せしました。このあと、素晴らしいメインが始まります。申し訳ありません。試合も含めて申し訳ありませんでした。来年からまたこれはクビかもしれないな。頑張ろう。頑張ります」

プロ格 情報局