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1/3【DDT】王者・遠藤が堂々新春メイン締め 秋山に「世界で一番の試合しましょう」

『新春お年玉スペシャル!全席3000円興行!!2021』東京・後楽園ホール(2021年1月3日)
○遠藤哲哉&高尾蒼馬&火野裕士vsHARASHIMA&樋口和貞&クリス・ブルックス×

 KO-D無差別級王者の遠藤が、DDT年初興行で堂々のメイン締め。D王GPを制して次期挑戦権をつかんだ秋山準に「どこの団体にも負けない、世界で一番の試合をしましょう」と呼びかけた。

 全試合当日発表となったDDT新春興行。メインに据えられたのは、遠藤&高尾&火野のDAMNATIONトリオと、HARASHIMA&樋口&ブルックスの実力派混成軍による6人タッグマッチだった。

 序盤から一進一退の攻防が展開されたものの、中盤に見せ場を作ったのDAMNATION新加入の火野。強烈な逆水平をHARASHIMAにぶち込み、右ミドルキックとの真っ向打撃戦も繰り広げた。相撲出身の樋口ともタックル合戦で正面衝突を繰り返し、四股を踏む樋口を強引にTボーンスープレックスでぶん投げて場内のどよめきも誘う。

 1・9後楽園で樋口&坂口征夫のKO-Dタッグ王座に挑戦する高尾も“前哨戦"で躍動。樋口をかく乱しながらディープインパクトで突き刺し、樋口のアイアンクローもあの手この手で防いで気迫あふれるエルボーを連発した。

 そして最後を締めたのは遠藤。ブルックスの卍固めを逃れるや、3人がかりの相手方をキレのある動きで単身ナデ斬りに。高尾が相棒・CIMA得意のシュバインで樋口をKOするなか、カウンターのテツヤ・イン・ザ・スカイ(スパニッシュフライ)、トーチャーラックボムとブルックスを畳み掛けた遠藤は、TV放送席解説の秋山を見やってからのシューティングスタープレスで鮮やかに3カウントを奪ってみせた。

 試合直後には2・14川崎大会で復帰する飯野雄貴が現れ、火野に腕相撲勝負を挑んでから一騎打ちを迫る一幕もあったが、年初の新春興行を堂々と締めたのは王者・遠藤。悠然とマイクを握ると「解説席にいる秋山準、よく聞け。俺はもう準備はできてる。2月14日、カルッツかわさき。どこの団体にも負けない、世界で一番の試合をしましょう。よろしくお願いします」と静かな口調で呼びかけた。

 秋山は昨年末のD王GPを制して、遠藤への挑戦権を獲得。試合後のマイクで、昨年の東スポプロレス大賞の結果になぞらえ、現プロレス界の3大王者を「IWGP、GHC、KO-D」と定義したことが物議を醸した。

 マイクで言葉を続けた遠藤は「2020年、東スポプロレス大賞・技能賞の遠藤哲哉です。今年狙うのはもちろん、日本インディー大賞MVP!…ではなく、週プロMVP!…ではなく、東スポプロレス大賞MVP!……でもなく、女性タレント、もしくはグラビアタレント、女性声優、女性アナウンサーとの恋愛スキャンダル。DAMNATIONはリング上のみならず、週刊誌も盛り上げていくからな!」とキッパリ。欲しいのは業界内評価よりも業界外にも届くスキャンダル。DDTが誇るハイフライヤー王者は、2021年も我道を貫く。

【試合後の遠藤&高尾&火野】
▼遠藤「リング上でも言った通り、2021年、遠藤哲哉は週刊誌にぎわすぞ」

▼高尾「それより、何か変なの上がってきましたけど」

▼遠藤「いたな一人。日本語不自由な奴」


▼火野「誰? 名前は言ってた気がする。あぁ、火野、火野って。何やったんや、あれ? 誰やったんや、あれ?」

▼高尾「アイツ腕相撲、弱かったですね」

▼火野「いや、強かった。思ったよりヒジ痛かった。シングルやりますよ。いつかわからへんけど。判断するほどでもない。やってくれますか?ってやりますよ。ただ誰やねん?って(苦笑) 自己紹介、大事よ。ヒールのワシらが言ってるんや」

▼高尾「俺はCIMAさんをバカにしてる、あいつら二人を倒し、CIMAさんとベルトを獲ってやる」

▼遠藤「リング上でも言った通り2月14日、俺と秋山準でどこの団体にも負けないナンバー1のプロレスするから、お前ら遠藤哲哉から目を離すな」

プロ格 情報局