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1/3【DDT】上野華麗に反撃、翔太ピンでユニバーサル防衛へ弾み

『新春お年玉スペシャル!全席3000円興行!!2021』東京・後楽園ホール(2021年1月3日)
○上野勇希&竹下幸之介&勝俣瞬馬&MAOvs彰人&平田一喜&石井慧介&翔太×

 DDTユニバーサル王者の上野が次期挑戦者・翔太から反撃の直接ピンフォール勝ち。1・9後楽園大会の王座戦へ弾みをつけた。

 昨年末の12・27後楽園大会で、彰人&平田&翔太の持つKO-D6人タッグ王座に挑戦した上野だったが、翔太の雁之助クラッチで破れて王座奪取はならず。逆に翔太が上野にユニバーサル王座挑戦を迫り、1・9後楽園大会メインでの王座戦が決まっていた。

 新春興行のセミファイナルに据えられた8人タッグマッチで前哨戦が実現。上野は竹下&勝俣&MAOとの“DDTサウナ部"カルテット、翔太は彰人&平田に加えてガンバレ☆プロレスの石井を迎え入れた『若手通信世代』カルテットで対峙した。

 目まぐるしい一進一退の攻防が続いたが、試合では石井が存在感を発揮。スピーディな水面蹴り、ニードロップのコンボなどで竹下を押し込んだが、竹下もオーバーヘッドキックを避けての強烈ラリアットを叩き込むなどして、熱い火花を散らした。

 その後は勝俣とMAOのサウナ部連係も冴え渡ったが、若手通信世代も平田がプランチャを繰り出すなどして譲らず。再び流れがリセットされたところで、上野と翔太にタッチが渡った。

 まずは彰人の巧みな援護を受けた翔太が攻勢に出たものの、コーナーに上がったところを竹下が豪快な雪崩式ブレーンバスターで投げ捨てて逆転。立て続けに勝俣、MAO、そして上野の連続式ダイビングボディプレスが鮮やかに決まって場内も熱を帯びた。

 それでも翔太は、アームホイップから変型回転十字固めで丸め込み、ラ・マヒストラルを狙う。上野から途中で押しつぶされても肩を上げ、逆に再び雁之助クラッチで3カウントを迫った。

 だが、カットが間に合って決まらず。逆にカウンターの飛びヒザ蹴りで翔太を止めた上野が、すかさずBME(飛び移り式のムーンサルト)を投下し、華麗に3カウントを奪ってみせた。

 上野が反撃の直接ピンフォール勝ちでユニバーサル王座防衛へ弾み。試合後には勝俣ら“サウナ部"の面々で「熱パワー!」で勝どきを上げ、新春防衛へ視界良しとした。

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