プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/9【DDT】高木涙目…110万円腕時計を自ら破壊 豪雪欠場ササダンゴの“リモート煽りパワポマッチ"で

『GO TO DDT!vol.1』東京・後楽園ホール(2021年1月9日)
高橋創&井上マサキ著『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?』インフォマーシャルマッチ ○平田一喜&彰人&アントーニオ本多スーパー・ササダンゴ・マシンvs男色ディーノ&大鷲透&赤井沙希&高木三四郎×

 ササダンゴのリモート煽りパワポによって決定した「戦う個人事業主のためのドレスアップワイルドファイト必要経費獲得マッチ」で、高木が110万円の高級時計を自らのパイプイスで破壊。しかも、経費としては認められず涙目となった。

 当初、試合に出場予定だったササダンゴだったが、新潟県下における記録的大雪のため、家から新潟駅にすら辿り着けず、リモート出演に。それでも第1試合のインフォマーシャルマッチ前には恒例の煽りパワーポイントを展開。テーマは「確定申告」だ。「めんどうくさいし意味不明」としながらも、「給料以外の収入ある人は絶対やったほうがいい」と説いたササダンゴだったが、レスラーたちに税に関するリテラシーはない。そこで、役立つのが今回のインフォマーシャルの対象である『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?』(高橋創&井上マサキ著)だと紹介した。

 税金を安くするのに大事なのは、この本のタイトルにあるように、「経費を増やすこと」。プロレスラーにとってはコスチュームも経費にあたる。そこで、ササダンゴは私服で試合をすることで、その購入費用を経費に回せる可能性を示唆。出場する7選手の私服の値段を、さながら人気テレビ番組「ダウンタウンDX」のようにランキング形式で紹介した。

 20万円のコートに12万円のバックを合わせた赤井が総額33万円で3位、10万円のスニーカーが目を引く彰人が総額44万円で2位、そして高木は服自体に価値はないものの、その手にはめたパネライの腕時計が110万円で1位であることをササダンゴは暴露した。

 7選手が紹介された私服で挑むのが題して「戦う個人事業主のためのドレスアップワイルドファイト必要経費獲得マッチ」。ササダンゴの代わりに、3Dアバターとしてササダンゴのマスクを被った別の男が代わりに登場し、ササダンゴのリモート指示によって試合を展開したが、当然の如く全て動きが読まれてしまい、ことごとく避けられてしまった…。

 赤井はコートを、彰人は高級スニーカーを、高木は腕時計を傷つけたくないため、リングに上がるのを尻込み。しかし、赤井はコートこそ守ったものの、12万円のバックを平田に放り投げられてしまう。彰人もスニーカーをディーノにはぎ取られ、口に突っ込まれて場外に投げ捨てられてしまった。

 さらに、ディーノは赤井にバックの恨みを晴らすように提案。自ら半ケツになってコーナーに陣取り、平田をそこに投げつけるよう指示する。しかし、回避されて失敗。それどころか、平田にバックをディーノのケツに叩きつけられ、激怒して突っ込んだところで避けられて、自らも尻の餌食になってしまった。

 ここまで高木は試合に一切加わらなかったが、意を決してリングイン。時計を守ろうと、平田にクロスチョップを浴びせ、スリーパーで絞め上げた。本多の創作昔話・ごんぎつね披露でペースを崩されてしまったが、時計をはめた手でバックブローを連発して各選手をナデ斬りに。

 しかし、平田にその時計を奪われてしまう。全てに決着をつけようと、平田はパイプイスのうえに時計を設置。そして別のパイプイスを振り上げた。必死にイスを奪い取った高木は、平田の脳天にパイプイスを叩きつけようとしたものの、避けられて自分の時計に直撃。時計が破損して呆然とした瞬間、平田が丸め込まれて試合終了となった。

 高木が頭を抱える中、試合を見守っていた『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?』著者の高橋創税理士がリングイン。彰人のスニーカーや赤井のバックは「今の試合を見たら経費と言わざるを得ない」と明言したが、高木の腕時計については「時計はわりとダメなんですよねぇ…」とつれない返事。高木は涙目になりながら、針の部分が壊れた時計を見つめるばかりだった。

プロ格 情報局