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1/10【全日本】亮生とHAYATOがNEXTREAMに電撃加入 熱戦ドローで握手

『2021 NEW YEAR WARS〜稲垣テント presents 千葉 EXTRA DREAM 25〜』千葉・2AWスクエア(2021年1月10日)
△青柳亮生vsライジングHAYATO△

 亮生とHAYATOが両者KOドローの熱戦の末に握手。青柳からの誘いに揃って呼応し、二人のNEXTREAM入りが電撃決定した。

 すっかりレギュラーとなった感のある愛媛プロレスのHAYATO。昨年1月の参戦当時から誰よりも敵がい心をむき出しにしていたのが亮生だった。そんな犬猿の仲にある二人が組んで昨年12・27新木場におけるジュニアタッグトーナメントに出場。惜しくも準優勝に終わり、「今回俺らが負けたのは、俺がこいつ…青柳亮生って選手をまったく知らなかったから。こいつともっと知り合う機会が欲しい」(HAYATO)、「互いの実力っていうのは確実にあるんで。でも、まだわかり合えてないところっていうのは、こいつが言ったようにシングルで」(亮生)と口を揃えて熱望し、この日の一騎打ちが組まれた。

 昨年7・13新木場大会におけるあすなろ杯公式戦(HAYATOが勝利)以来、6ヵ月ぶりの再戦となったこの日。両者の意地が前回以上の激しさでぶつかり合った。スワンダイブ式プランチャで先手を取ったHAYATOがスリーパーやヘッドロックで執ように絞め上げれば、亮生もミサイルキックで反撃して譲らず。ハンドスプリングレッグラリアット、トルニージョと得意の空中殺法で攻勢を続けた。

 亮生のムーンサルトが自爆に終わると、HAYATOがスワンダイブ式ミサイルキックで逆襲。ファルコンアローで真っ逆さまに突き刺した。亮生が今度こそのムーンサルトプレスで逆転を狙っても、ファイアーバードはHAYATOが雪崩式ブレーンバスターで阻止。エルボー合戦も張り手で制し、追尾式ドロップキックを突き刺したが、亮生も負けじとキリモミ式ジャンピングハイキックでやり返す。HAYATOがトラースキック連打で応戦し、しまなみドライバーを3度目のトライで敢行したが、3カウント寸前に返した亮生はリバースフランケンシュタイナーで突き刺して逆襲。ここで、ついに両者とも力尽きてダウンカウント10を聞き、両者KOに終わった。

 試合後も二人は倒れたまま。そこへ青柳がやってきて介抱すると、ようやく立ち上がった亮生とHAYATOは握手と抱擁を交わした。1年間いがみ合ってきた二人だが、亮生が「今まで散々バカにしてきて、嫌いで、ぶっちゃけ今も好きにはなれていないですけど、ライジングHAYATOと組んだら全日本プロレスを面白くできる。そう確信しました」と呼びかけると、HAYATOも「俺らで全日本プロレスだけじゃなくて、プロレス界を面白くしていこう」と呼応。両者の共闘がここに成立した。

 すると思いがけない展開が待っていた。二人の前に宮原と青柳が現れ、青柳が「よくやった。いい試合みさせてもらいました。やっぱりこれだけ若くてイキのいい奴がいるんだったら、僕はぜひ二人にNEXTREAMに入ってもらいたい」と勧誘。すると二人は「こんなうれしいお誘いはありませんよ。よろしくお願いします」(亮生)、「僕もぜひよろしくお願いします」(HAYATO)と迷わず返答し、青柳からプレゼントされたNEXTREAM Tシャツに袖を通した。

 宮原&青柳のタッグ再結成で復活したNEXTREAMは、新たに若い二人が加わった。リーダー・宮原は「このNEXTREAMが新たな時代を作ってるんだ。俺は俺でやることがある。青柳優馬は青柳優馬でやることがある。お前らにはお前らのやることがある。何をやりてぇんだ、このNEXTREAMで。この時代にプロレスラーとして何をやりたいんだ? それを伝えろ、世の中に」と二人に問いかけた。

 すると亮生が「もちろんNEXTREAMというチームも大事ですけど、今言ったように個人の力っていうのが試されてくると思うんで、3年目はベルト。世界ジュニアのベルトを必ず巻きます」、HAYATOが「僕は本当にプロレスが大好きで、その大好きなプロレスを日本の全ての地方の人も含めてみんなに好きになってほしい。このNEXTREAMで僕はプロレス界を盛り上げます」と決意表明。頼もしげに二人を見やった最高男は「ジュニアのエースになれ。プロレスファンはそれを望んでんだよ。新たな力をな。それをやるんだよ、このNEXTREAMで」とエールを送った。

【試合後の亮生、HAYATO、宮原、青柳】
▼HAYATO「出しきった。持ってるもん全部リングで出せた。あそこまで受けてくれるとは思わなかった」

※亮生が遅れて戻ってきて

▼亮生「言いたかないけど、ありがとうございました」

▼HAYATO「こちらこそ、ありがとうございました!」

▼亮生「今まで散々バカにしてきて、嫌いで、ぶっちゃけ今も好きにはなれていないですけど、ライジングHAYATOと組んだら全日本プロレスを面白くできる。そう確信しました、このシングルマッチで」

▼HAYATO「俺らで全日本プロレスだけじゃなくて、プロレス界を面白くしていこう」

※宮原と青柳がやってくる

▼青柳「お疲れ。よくやった。いい試合みさせてもらいました。やっぱりこれだけ若くてイキのいい奴がいるんだったら、僕はぜひ二人にNEXTREAMに入ってもらいたい」

▼宮原「よし」

▼青柳「全日本プロレスを次のステージに持っていくために俺はお前ら二人の力がほしいと思ってる。どうだ? 入ってくれねぇかNEXTREAM」

▼亮生「こんなうれしいお誘いはありませんよ。よろしくお願いします」

▼青柳「どうだHAYATO?」

▼HAYATO「僕もぜひよろしくお願いします」

▼青柳「いいね。というわけだ。今日から二人にはこれをプレゼントしよう。かっこいいだろ(とNEXTREAMTシャツをプレゼント)」

▼亮生「ありがとうございます」

▼HAYATO「ありがとうございます」

※亮生が陰湿ブルー、HAYATOが最高レッドを着用すると

▼宮原「よしよしよし、いいか、このNEXTREAMが新たな時代を作ってるんだ。俺は俺でやることがある。青柳優馬は青柳優馬でやることがある。お前らにはお前らのやることがある。このマスコミの皆さんに伝えろよ。何をやりてぇんだ、このNEXTREAMで。この時代にプロレスラーとして何をやりたいんだ? それを伝えろ、世の中に」

▼亮生「はい、もちろんNEXTREAMというチームも大事ですけど、今言ったように個人の力っていうのが試されてくると思うんで、3年目はベルト。世界ジュニアのベルトを必ず巻きます」

▼HAYATO「亮生と同じことを言うのは悔しいんで、僕は本当にプロレスが大好きで、その大好きなプロレスを日本の全ての地方の人も含めてみんなに好きになってほしい。このNEXTREAMで僕はプロレス界を盛り上げます」

▼宮原「いいか、この全日本プロレスのエースはこの宮原健斗だ。ジュニアのエースになれよ。でかいこと言えよ」

▼亮生「もちろんです」

▼宮原「ジュニアのエースになれ。プロレスファンはそれを望んでんだよ。新たな力をな。それをやるんだよ、このNEXTREAMで。別にみんなで頑張ろうっていうわけじゃないんだよ。それぞれがこのプロレス界を盛り上げて、日本を元気にする。OKいこう!」

▼亮生「よろしくお願いします!」

▼HAYATO「お願いします!」

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