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1/23【NOAH】20代トリオに貫禄勝ち、武道館へ潮崎豪腕締め 丸藤は清宮&稲村を酷評

『HIGHER GROUND 2021』エディオンアリーナ大阪第2競技場(2021年1月23日)
○潮崎豪&丸藤正道&杉浦貴vs清宮海斗&稲村愛輝&岡田欣也×

 大阪大会のメインイベントに据えられた“新春スペシャルマッチ"で潮崎&丸藤&杉浦の越境“ノア"トリオが実現。清宮&稲村&岡田のノア20代ヘビー級トリオをGHCヘビー級王者・潮崎が真っ向から弾き返して、武藤敬司の挑戦を受ける2・12日本武道館大会に向けて大阪でも弾みをつけた。

 “ザ・ノア"な3人と、ノアの未来を背負うヘビー級の若武者が新春大阪メインのスペシャルマッチで激突。地元・大阪でメイン出場となった岡田に、序盤から潮崎と丸藤が競い合うように得意の逆水平チョップをぶち込みまくって試合を支配した。

 武道館の「丸藤&秋山準vs清宮&稲村」に向けては、丸藤と清宮&稲村が前哨戦。中盤過ぎには稲村が丸藤相手に激しい火花を散らし、稲村が不知火をオクラホマスタンピードで切り返せば、丸藤も無双を着地して虎王を発射。相譲らずの攻防を展開した。

 そして終盤には岡田が潮崎相手に見せ場。サイドスープレックスで潮崎を投げ飛ばすや、清宮のジャーマン&岡田の飛びつき前方回転エビ固めの合体攻撃も繰り出し、得意のブロックバスターホールドで3カウントを迫った。

 だが、キックアウトした潮崎は、なおも丸め込みを連発してくる岡田を左ラリアットやフィッシャーマンバスターで黙らせると、最後は狙いすました豪腕ラリアットを叩き込み、完璧な3カウントを奪ってみせた。

 「2月12日、日本武道館大会。ノアも、そしてこのGHCも、さらに…さらに価値を上げてまた帰ってきます。皆さんその時は…その時は今日よりも、明日よりも元気な姿で僕たちに会いに来てください! ありがとうございました!」。そうマイクで大会を締めた王者が、武道館に向けて大阪でも弾み。続く1・31後楽園大会では武藤相手の最後の前哨戦に臨む。

 一方で丸藤は、武道館に向けて清宮&稲村を酷評。「スキだらけだ、スキだらけ。1個1個の威力とか、勢い、さっき言った年齢、若さ。確かにいいもの持っていると思うんだけど、スキだらけだよ。あんなんじゃ秋山準は全て突いてくるぞ。イヤらしくイヤらしく。何もさせてもらえないぞ」と忠告し、「心配になってきちゃったよ、俺。逆に秋山準の攻略法を俺が教えてやろうか、あいつらに。そうしないと試合にならねえよ」と“情け"すらかけて大舞台での奮起をうながした。


【試合後の潮崎&杉浦&丸藤】
――潮崎選手、今日は若い3人が相手だったが、試合を振り返ると?

▼潮崎「いや、こちらのほうが全然若いでしょ?」

――たぶん倍ぐらいでは…

▼潮崎「おかしいだろ。若いだろ、こっちのほうが」

▼丸藤「年齢だけだろ、あっちが若いのは」

▼潮崎「こっちが若いよ」

――気持ちでは負けていなかったと?

▼潮崎「気持ちでも、勢いでも、肉体でも負けてないよ」

――その中でメインを締めることができて、武道館に向けていい形で進んでいけているように見えるが?

▼潮崎「武道館に向けてもそうだし、それ以外、武道館だけじゃない。全ての試合、それに向けてノアは走ってるよ。もちろんGHCも走ってるよ。さらに輝きを持たせるためにやんないとね」

――杉浦選手は清宮選手と激しく戦っていたが、今日のカードを振りかえると?

▼杉浦「なんかこんな日が来るのかなっていうね。ずっとノアでやってきて、若い3人がここに立って、メインでこの3人で。こういうことがあるんだって、なんか俺はちょっと嬉しかったね、今日のカードは」

――一方で丸藤選手はこの前の横浜大会に続き、潮崎選手と握手をしなかったが?

▼丸藤「違う。俺は最初に握手して欲しかったのに、してくんねえからよ。でもな、今日はな、チョップ俺のほうが勝ったよな? この間はお前に負けた。お前言ったろ、俺に。チョップで俺に勝ったって。今日は俺の勝ちだ」

▼潮崎「じゃあ、次は俺が勝ちます」

▼丸藤「いや、俺の勝ちだよ、ずっと」

▼潮崎「いや、また俺が勝ちます」

▼丸藤「相手の話か。スキだらけだ、スキだらけ。1個1個の威力とか、勢い、さっき言った年齢、若さ。確かにいいもの持っていると思うんだけど、スキだらけだよ。あんなんじゃ秋山準は全て突いてくるぞ。イヤらしくイヤらしく。何もさせてもらえないぞ。心配になってきちゃったよ、俺。逆に秋山準の攻略法を俺が教えてやろうか、あいつらに。そうしないと試合にならねえよ、あんなんじゃ。若さだけの勢いでよ。でもな、今日はチョップは俺の勝ちだ」

――相手よりも潮崎選手への対抗心のほうが今日は勝ったと?

▼丸藤「隣にチャンピオンがいるんだから。こっち(杉浦)もチャンピオンだろ? 俺だけじゃない、チャンピオンじゃないの。そっからもう俺は面白くなかったんだよ、今日。最初から全然面白くなかったよ」

▼杉浦「俺は嬉しいって言ったのに…(苦笑)」

▼丸藤「杉浦さんは嬉しいって言うのに、俺は全然面白くなかった。言うなればよ、先輩だぞ、俺。3人の中で入場も一番最初。先輩だぞ? またこのメンバーで、俺が最後に入場して、バーッと見せつけれるように、2人のベルトも狙っていくから。ということで、今日もムイビエン」

※丸藤が先に、続いて杉浦も去っていく

――武道館まであと一戦。1・31後楽園では武藤選手とも対戦するが、そこに向けては?

▼潮崎「こんだけ数少ない前哨戦。前哨戦やったからってどうこうってわけじゃないけど、武藤敬司、まだ馳浩先生がおっしゃったように、あの時(1・4後楽園)は全てじゃないだろうし、あの時よりもさらに、さらに凄い武藤敬司であると俺は思っているんで。そこをね、しっかりと叩き切って。武道館のメイン後のリングに立っているのは…俺です」

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