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4/14【新日本】“黒頭巾葬"目前で暗転…KOPWへEVILが矢野闇討ち

『Road to レスリングどんたく2021』東京・後楽園ホール(2021年4月13日)
○ディック東郷&外道vs棚橋弘至&矢野通×

 矢野が黒頭巾を被せた東郷を葬る目前で場内が暗転。KOPW戦を前に、EVILに闇討ちされて、敗北を喫した。

 KOPW王者の矢野は、3・16後楽園大会で行われたNEW JAPAN CUP準々決勝で、EVILの照明を落とすまさかの暗転作戦の前に敗戦。雪辱を果たすべく4・28鹿児島大会で挑戦を迎え撃つことになった。試合に向けて、矢野が「暗闇創造黒頭巾マッチ」を、EVILが「ダークネスマッチ」をそれぞれ提案し、現在ファン投票を実施している。

 この日、矢野は棚橋と組んで、なにかと試合に介入してくるEVILのセコンド・東郷に外道を加えたコンビと対戦。KOPW戦に弾みをつけるべく、東郷制裁を狙ったが、試合はまさかの結末となった。

 序盤から外道&東郷のくせ者コンビがらしさを発揮。インサイドワークを駆使してペースを乱す。矢野は黒頭巾を投入するも攻撃に失敗。棚橋との正面衝突を誘われ、むき出しになったコーナー金具に叩きつけられると、場外戦でも劣勢に。東郷にリング下に押し込まれ、タオルや手で目を覆われると、EVILに植え付けられた暗闇へのトラウマが蘇り、矢野は何度も悲鳴を上げて、精神的にもダメージを負った。リング上に力なく倒れると、東郷たちから暴行を受ける。

 劣勢をNEVER王者・棚橋が変えた。5・3福岡大会で対戦するジェイ・ホワイトの参謀格である外道を得意技で圧倒。東郷にはツイスト&シャウトを繰り出すと、ここで元気を取り戻した矢野がリングに入った。マンハッタンドロップやコーナー金具めがけてのシーソーホイップで追い討ちする。棚橋もろとも相手チームの金的攻撃の餌食となり、東郷のスポイラーチョーカーに捕まってしまうが、急所蹴りで撃退。ファン投票での得票につなげるべく、東郷に黒頭巾を被せると、勝利を確信したが、その時、事件は起きた。

 場内の照明が突然、落とされて、聖地・後楽園ホールは暗闇に包まれる。矢野の悲鳴が場内に響き渡る中、リング上からは衝撃音が発生。カメラマンのフラッシュを浴びてうっすらと浮かび上がったのは、矢野を襲撃するEVILの姿だった。レフェリーに気づかれずに必殺技・EVILを強行すると、暗黒の王は場外に退避。ようやく照明が灯ると、不敵な笑みを浮かべる。リング上には大の字になった矢野と、そこに覆い被さる黒頭巾をつけた東郷の姿が。レフェリーはそのまま3カウントを数え上げ、EVILの闇討ちを受けた矢野が東郷に敗戦した。

 試合後、EVILは矢野の顔に黒頭巾を被らせ、ストンピングで暴行。心身ともに大ダメージを受けてまったく動けない矢野の前で、「これが現実だ」と高笑いを決めた。コメントブースでは「オイ、矢野。テメェはよ、どっちのルールに転んでも、闇から逃れることはできねぇんだよ」とニヤリ。「つまり、テメェはもう死んでるってことだ。よく覚えとけ」と通告した。

 一方、矢野は黒頭巾を頭から外すことすらできず、セコンドの肩を借りながら、悲鳴を上げて控え室へ。トラウマを払拭するどころか、さらに深刻化し、KOPW戦に向けて文字通り暗雲が立ちこめた。

【EVILの話】「(※持参したパイプイスにドッカリと腰を下ろし)オイ、矢野。テメェはよ、どっちのルールに転んでも、闇から逃れられることはできねぇんだよ。つまり、テメェはもう死んでるってことだ。よく覚えとけ」

【棚橋の話】「大丈夫。迷いはないから。俺がやるべきことは、しっかりコンディションを作り上げて、ジェイを迎え撃つこと。それがしっかりすれば、きっと大丈夫。まあ、今日のタッグマッチは...平均年齢が高かったな」

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