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7/9【DRAGONGATE】箕浦が元師範・望月にシングル初勝利で恩返し

『HOPEFUL GATE 2021』東京・後楽園ホール(2021年7月9日)
○箕浦康太vs望月成晃×

 箕浦が望月にシングル初勝利。かつて教えを請うた師範に白星という形で恩返しした。

 デビュー3周年を迎えたばかりの新人ながら、今年の「KING OF GATE」で準決勝を果たすなど急成長を見せている箕浦。以前、望月を師範とする望月道場に所属し、必死に己を磨いていた時期があるが、今宵はその師匠格とスペシャルシングルマッチで激突した。

 これまでのシングル戦績は2勝2敗。以前は完膚なきまでに叩き潰されたが、今の箕浦は違う。果敢にビンタを放って先制する。望月も二角蹴りやランニングサッカーボールキックを叩き込んだが、箕浦は場外戦で鉄柱に叩きつけて鎮圧。「もっと来い」と叫ぶ望月にビンタを乱射した。

 望月は続くトペを顔面蹴りで迎撃して反撃。クロスフェイスでガッチリと捕らえて絞め上げると、腹部を集中的に蹴りつけた。箕浦も同じくクロスフェイスに捕らえたものの、望月は止まらない。追尾しての串刺し攻撃合戦に誘い込んでから、コーナーで逆さ吊りに固定し、側頭部をローキックで射貫くと、真・最強ハイキックやランニングミドルキック連打も火を吹いた。

 しかし、箕浦は三角蹴り狙いをことごとく切り抜け、投げ捨てジャーマンで反攻。3度目の三角蹴りも空転させると、再びクロスフェイスに持ち込み、そこからエングラナヘ(コブラクラッチ式クロスフェイス)に移行する。読んだ望月は押さえ込んで脱出すると、「終わりだ!」と叫んでツイスターを狙ったが、逆に箕浦は捻りを加えたブレーンバスターで譲らず。ならばと望月はビンタ合戦からこん身のミドルキックをぶち込んだものの、直撃を受けても止まらずに掴みかかった箕浦が強引にガング(変型パッケージ式パワーボム)でマットに叩きつけ、3カウントをもぎ取った。

 箕浦がかつての師範から嬉しいシングル初勝利。悔しさをあらわにした望月だったが、箕浦と握手を交わすと、背中を叩いて激励し、リングを去っていく。白星という形で恩返しを果たした箕浦は、「望月道場としてキャリア、スタートして、これで何とか元師範に恩返しすることができてよかったです。KOG準優勝で終わって、またシングルやって、俺はこんなところで満足してないし、このまま終わるわけにはいかないんで、このDRAGONGATEの中心に立てるように頑張っていきますんで、応援よろしくお願いします」とさらなる高みを見据えていた。


【箕浦の話】「望月成晃、これでここ後楽園ホールで試合するのシングルで3回目。今日、三度目の正直で何とか3カウント獲って勝つことができた。望月道場としてキャリア、スタートして、これで何とか元師範に恩返しすることができてよかったです。KOG準優勝で終わって、またシングルやって、俺はこんなところで満足してないし、このまま終わるわけにはいかないんで、このDRAGONGATEの中心に立てるように頑張っていきますんで、応援よろしくお願いします」

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