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9/15【NOAH】GHCジュニア“シングル前哨戦"は熱闘ドロー 大阪へHAYATA-原田相譲らず

『NOAH SANCTUARY』神奈川・クラブチッタ川崎(2021年9月15日)
△HAYATAvs原田大輔△

 10・10大阪大会のGHCジュニア王座戦「(王者)HAYATAvs原田(挑戦者)」に向けて、両雄が異例の“シングルマッチ"で前哨戦。ハイレベルな熱闘の末に相譲らずの30分フルタイムドローに終わり、“決着"は大阪ビッグマッチへと持ち越しとなった。

 9・3横浜大会では鈴木鼓太郎の挑戦を鮮やかな切り返しで退けて、ノアジュニアで存在感を増す一方のHAYATA。そこへ満を持して、近年のノアジュニアを支え続けた原田が挑戦を表明し、両者ゆかりの大阪での王座戦が決まった。

 決戦を前に異例の“シングルマッチ"での前哨戦。手の内を知り尽くす両者だけに、序盤からハイレベルな先の読み合いを繰り広げた。原田がスリーパーやヘッドロックで首・頭部に攻撃を集中させれば、HAYATAも徹底した左腕狙いで応戦。互いの引き出しを次々に開け合って技術的にも意地を張り合ったものの、HAYATAがパートナー・小川良成ばりの腕攻めの多彩さをみせ、その進化のほどが際立った。

 そのHAYATAが終盤に入って勝負をかける。腕攻めを効かせたうえで、ヘッドシザース式のアームバーで絞めに絞め上げてギブアップを迫ったものの、原田も意地でもギブアップはせず。

 逆に目まぐるしい先の読み合いを飛びつきヘッドシザースで制して絞めに絞め上げるや、後頭部へのダイビングフットスタンプ、ひざ上への垂直落下式ブレーンバスター、ターンオーバーニー…と一気の猛攻に出て好機を迎えた。

 だが、HAYATAも片山ジャーマンだけは打たせない。逆に必殺の403インパクトを見舞ったものの、ダメージがたたってカバーが遅れ、3カウントには至らない。原田もHAYATA必殺のヘデックは避けると、再びニーアッパー、ローリングエルボーと前進したが、HAYATAもやはり片山ジャーマンだけは打たせず、最後までせめぎ合ったまま30分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

 異例のシングル前哨戦は熱闘の末に相譲らず。試合後は両者悔しげに座ったままにらみ合い、決着は大阪ビッグマッチへと持ち越しとなったものの、“激闘の予感"は一層高まった形となった。

【原田の話】「はぁはぁ…クソ! 勝てなかった! ノンタイトルでも、タイトルマッチでも俺はずっとHAYATAを倒す気でいた! 勝てなかったな…あークソ!! でも、まだある…まだ時間はある! もっと策を練って絶対に俺があいつからベルトを獲る! 以上!!!」

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