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9/18【NOAH】望月が稲葉熱闘撃破で初のN-1白星スタート 続くカシン戦は「とんち勝負」

『N-1 VICTORY 2021 on WRESTLE UNIVERSE』TVマッチ※無観客(2021年9月18日配信)
Bブロック公式戦 ○望月成晃vs稲葉大樹×

 望月が熱闘の末に稲葉を撃破。N-1出場3度目にして初の白星スタートを切り、続くケンドー・カシン戦を「とんち勝負」と見定めた。

 ともに初戦となったDブロック公式戦。試合でとにかく気迫が目立ったのは稲葉だった。のっけから目の色を変えて望月に突進し、場外戦でもラリアットを叩き込むなどして殺到。望月も落ち着いて足攻めで応戦したが、泥臭く食い下がり続けた稲葉もキャノンボールや旋回式トルネードボムで押し込んだ。

 反撃に出た望月のツイスターキックアウトし、最強ハイキックを浴びても崩れず。逆にDDD(サイド式パイルドライバー)で突き刺したが、望月もカバーされる直前に顔面を蹴り上げる老かいさをみせて3カウントは許さない。

 続く打撃戦でも稲葉が押し込みかけたものの、やはり老かいな望月は相手が前のめりになったところを避けるや、投げ捨てドラゴンスープレックスを発射。続けざまに三角蹴りをクリーンヒットさせて3カウントにつなげてみせた。

 ベテランらしい試合運びで白星発進。「N-1、3回目! 1回目は初戦負け、2回目は初戦引き分け。やっと白星スタートだよ!」と声を弾ませた望月は、「会見では稲葉のこと『安パイとまでは言わないけど』って俺は言ったから。安パイとは言ってない。実際、まったく安パイじゃなかったよ。危なかった」と稲葉の力を認めた。

 続く公式戦では、稲葉とはタイプが“真逆"と言っていいケンドー・カシンとシングル初対決。「お互い30年以上やってて、まぁタッグではちょこちょこ当たってはいたけど、ガッチリやった記憶はまるでないんでね。それがケンドー・カシンのスタイルだろうから。そういう意味でも、次のカシン戦は体力やプロレス勝負というより“とんち勝負"だと思ってるから」と見定め、「よ〜く考えて対策を練ります」と悪魔仮面攻略へ腕をぶしていた。

【望月の話】「いやぁN-1、3回目! 1回目は初戦負け、2回目は初戦引き分け。やっと白星スタートだよ! 公式戦は3試合しかないけど、とかくリーグ戦はスタートダッシュ決めると途中息切れする…なんていうけど、3つしかないから。この勝利はデカいよ。会見では稲葉のこと『安パイとまでは言わないけど』って俺は言ったから。安パイとは言ってない。実際、まったく安パイじゃなかったよ。危なかった。でもキッチリ2点。この2点はデカい。次はケンドー・カシンか。お互い30年以上やってて、まぁタッグではちょこちょこ当たってはいたけど、ガッチリやった記憶はまるでないんでね。それがケンドー・カシンのスタイルだろうから。そういう意味でも、次のカシン戦は体力やプロレス勝負というより“とんち勝負"だと思ってるから。よ〜く考えて対策を練ります。次勝ちゃ行けるでしょ!」

【稲葉の話】「『俺は安パイじゃねえ』って言ったけど、ダメだな…。このチャンス『残念だったね』で終わらしちゃダメなんだ。俺自身がもっと上にいくために、これは絶好のチャンス。絶対に引き下がらない、前だけ向いてあと2戦、やってやる」

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