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11/5【DRAGONGATE】ダイヤが怒りのマスク剥ぎでインフェルノの正体断定 シュン、ディアマンテ加えた2対2マスカラ戦が決定

『THE GATE OF EVOLUTION 2021』東京・後楽園ホール(2021年11月5日)
▲ドラゴン・ダイヤvsダイヤ・インフェルノ▲

 ダイヤがインフェルノのマスクを引っぺがし、その正体を吉岡勇紀と断定。12・1後楽園大会でシュン、ディアマンテを加えたマスカラ戦がノーセコンドで実現することになった。

 10・7後楽園大会でダイヤが怨敵・インフェルノとの決着戦をアピールし、この日、一騎打ちが実現した。長らく抗争を続けてきた両者だが、今宵も完全決着とはならなかった。

 先手を取ったのはダイヤ。フライングヘッドシザースでインフェルノを場外に吹き飛ばし、トペスイシーダを放った。2発目の場外ダイブを狙うと、インフェルノはすぐさまリングに戻って反撃を開始。早くもマスクに手をかけて揺さぶりをかけ、ホイップ式フェースバスターで豪快に叩きつける。ダブルニードロップを連発してダイヤを消耗させた。

 ダイヤも飛びつきDDT、その場飛びムーンサルトで反撃に出る。インフェルノがダイビングコードブレイカーで逆襲しても、再びDDTで突き刺し、ファイアーバードスプラッシュを発射。レプテリアンで一気に仕上げにかかったが、インフェルノはパワーボムで叩きつけて阻止した。バッククラッカー、パワーボム、ダイビングボディプレスでたたみかけたインフェルノは勝負度外視とばかりにダイヤのマスクを引き裂いた。

 激怒したダイヤは電光石火のレプテリアンで一気に逆転を図った。R・E・Dのセコンド勢がレフェリーを場外に引きずり下ろして3カウントは奪えなかったものの、スワンダイブ攻撃で介入してきたディアマンテをドロップキックで撃墜して返り討ち。セコンドのシュンが「やめろダイヤ!」と大声で制止しても、ダイヤは聞く耳を持たず、インフェルノマスクを引っぺがしてしまった。

 これを合図に両軍のセコンドが入り乱れ、試合はノーコンテスト裁定に終わった。インフェルノにマスクを返したシュンは、R・E・Dと同じような手段に出たダイヤを「おいおい、ちょっと待て待て。ダイヤ! お前、何してんだよ。お前はなんでインフェルノのマスクに手をかけてんだよ。それは反則だろ?」と猛注意。ダイヤも感情的になって「わかってるよ! でも先にマスクに手をかけたのがインフェルノのほうだろ!? それに、なんでわざわざ奪ったマスクを本人に返したりするんだよ! どこまでお人好しなんだよ。やられっぱなしじゃ悔しいだろ?」と反論した。

 観客が拍手で支持する中、ダイヤは「おい、インフェルノ。お前、何がしたいんだよ? そんなことするためにメキシコ行ってたのかよ? あんた、あんた、吉岡(勇紀)さんでしょう!?」と疑問符を連発しつつ言い放った。前回の後楽園大会ではインフェルノの正体を口走ろうとしてシュンに止められたものの、この日はかつてストロングマシーン・Jの父であるスーパー・ストロング・マシンに藤波辰爾が「お前は平田だろ!?」と言い放ったように正体を暴露してしまった。

 これにはシュンが「お前、それだけはマスクマンとしてやっちゃいけねえって言っただろ!?」といさめ、「今、俺だって顔を見たよ。顔を見たうえで言うよ。インフェルノの顔は…吉岡じゃなかった。ダイヤ、俺はな、あいつと一緒にメキシコにいた時もあるし、あいつとも同期。だからわかるんだよ。ハッキリ言うけどな、こいつは吉岡ではない!」と否定したが、ダイヤは「絶対、吉岡だよ。あんた、おかしいよ。おかしいよ!」と断定して譲らず。「わかった。ルールのもとで正々堂々マスクを奪えばいいんだろ? お前の全てを終わらせてやる。ドラゴン・ダイヤの全てを懸けて、このマスクを懸けて、マスカラ・コントラ・マスカラやれよ!」とインフェルノに迫った。

 この日、決着ならなかったダイヤとインフェルノの敗者マスク剥ぎ戦による完全決着戦が浮上した。シュンが「待て、ダイヤ。俺はMASQUERADEのリーダーとして、その勝負を、お前がマスクを失うかもしれない、その勝負を許すわけにいかないんだよ」と制止しても、ダイヤは「いやいや、絶対勝てる。100%勝てるよ。俺は覚悟決まってんだよ!」と断言して引かない。

 堂々めぐりとなったところで斎藤了GMがリングに登場した。「ダイヤ。今の話、お前の覚悟、本当か?」と意思を確認すると、ダイヤも「覚悟はバッチリ決まってますよ。マスカラ・コントラ・マスカラで試合組んでください」とアピール。するとしばらく逡巡した斎藤GMは「だったらな、そのマスカラ戦、シュン、そしてディアマンテ、お前ら2人も入って、2対2のマスカラ・コントラ・マスカラだ。いいか。シュンとディアマンテも散々やり合ってきただろう? そして、ダイヤとインフェルノもそうだ。そのマスカラ戦で全てに決着をつけろ」とゴーサイン。直接の敗者1名がマスクを脱ぐこと、ノーセコンドとすることを決めると、舞台を12・1後楽園大会に指定した。

 ダイヤとインフェルノの遺恨はマスクをかけたMASQUARADEとR・E・Dのユニット抗争へと発展。12・1後楽園大会でこの4人のうち誰かのマスクマン生命が絶たれることになる。

☆12/1(水)東京・後楽園ホール『FANTASTIC GATE 2021』18:30開始

▼マスカラ・コントラ・マスカラ タッグマッチ ※ノーセコンドルール
ダイヤ・インフェルノ
ディアマンテ
vs
ドラゴン・ダイヤ
シュン・スカイウォーカー
※試合に敗れた選手に対しマスク剥ぎが執行される


【試合後のダイヤ、シュン】
▼シュン「来月頭の後楽園ホールで2対2のマスカラ・コントラ・マスカラ決まった以上は、俺たちは自分たちのマスクを守るために命懸けで戦うぞ。ダイヤ、覚悟できてんだな?」

▼ダイヤ「もちろんだよ。マスカラ・コントラ・マスカラ、1対1だろうが、2対2だろうが、俺がダイヤ・インフェルノから3カウント獲るのは間違いないことだし、2対2になったけど、MASQUARADEのリーダーのシュンが横にいてくれたら心強いことこの上ないし。とにかく覚悟決まってるんで、12・1、あいつの素顔をさらしてやりますよ」

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