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11/21【DDT】竹下が速攻勝負で樋口粉砕 3年ぶりVへ王手

『D王 GRAND PRIX 2021 II in Korakuen Hall』東京・後楽園ホール(2021年11月21日)
Bブロック公式戦 ○竹下幸之介vs樋口和貞×

 竹下が速攻勝負で樋口を粉砕し、Bブロック突破が決定。3年ぶり2度目のD王GP制覇へ王手をかけた。

 KO-D無差別級王者として優勝を狙う竹下は、ここまで3勝1分と無敗。最終公式戦で2勝2敗の樋口と激突した。この試合で竹下が勝利すれば竹下が、樋口が勝てば岡林裕二がブロック突破となる大一番。最近の両者は2019年、2020年のKING OF DDTトーナメントで対戦し、1勝1敗だった。

 いきなり逆水平を打ち合って激情をぶつけ合うと、竹下がフライングラリアットで先手。樋口のチョークスラム狙いをフランケンシュタイナーで切り返すと、一気にノータッチトペコンヒーロを敢行した。場外戦では鉄柱に頭から叩きつけると、ゴツン!と生音が場内に響く。だが、表情ひとつ変えずに受け止めた樋口は逆襲に転じ、ダイビングボディプレス、ドクターボムと大技ラッシュを仕掛けた。

 試合は早くもクライマックスに。ぶちかましを狙った樋口を避けた竹下はジャーマンでぶっこ抜く。負けじと樋口も急角度の投げ捨てジャーマン、ラリアットで押し切りにかかるが、竹下も投げ捨てジャーマンを返して譲らない。

 ラリアットの相打ちが続くが、竹下が競り勝つと、Plus Ultra(変型チキンウィングフェイスロック)を仕掛けるが、樋口はブレーンクローで応戦。竹下はエルボーを乱射して振り払ったものの、樋口はぶちかましで吹き飛ばす。そして、四股を挟んで再度ぶちかましを狙うが、竹下はカウンターのヒザ蹴りで迎撃すると、最後は秘策のサプライズローズ(変型フィッシャーマンバスター)で一気に3カウントをもぎ取った。

 竹下が5分あまりの短期決戦を制し、2年連続で決勝進出。対戦相手はメインで遠藤哲哉を破った上野勇希に決定した。メイン後には上野の前に立ち、「俺は勇希の誰よりも何よりも高い壁でい続けないといけない」と宣言した竹下。その言葉通りに12・5後楽園大会では上野を返り討ちにし、無敗のまま3年ぶりのD王GP制覇を狙う。

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