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11/26【DDT】D王GP決勝・同級生対決へ竹下「高い壁であり続ける」、上野「這いつくばってでも絶対優勝」

 12・5後楽園大会で「D王 GRAND PRIX 2021 II」優勝決定戦を争う竹下幸之介、上野勇希が26日、東京・渋谷区のAbemaTowersで会見。同級生対決へ向けて竹下が「上野勇希にとって高い壁であり続けたい」と宣言すれば、上野は「倒れても這いつくばってでも絶対勝って優勝したい」と誓った。

 11・3大田区大会で始まったD王GPは優勝決定戦を残すのみ。大混戦のAブロックを勝ち上がった上野と、Bブロック首位通過を決めたKO-D無差別級王者・竹下の間で栄冠が争われる。ジュニアヘビー級の体格ながら火野裕士、遠藤哲哉、秋山準と上位陣を破って勝ち上がった上野は「火野(裕士)さん、遠藤(哲哉)さん、秋山(準)さん、こんな大きな勝ちはないと思う。吉村(直巳)君、ボディガーさんへの負けはとても大きく、重要な試合ばかり」と過酷なリーグ戦を振り返った。

 決勝戦の相手は高校時代の同級生・竹下。「本当に大きいし、力も強い、速い、コンディションもいい。すごい竹下幸之介のことはリーグ戦を見てても感じてるし、今までも知ってた。そういう意味での評価は高すぎるほどだと思う」と一目を置いている上野だが、もちろん勝算はあり、「それでも今は勝てると思えてることが自分のなかで大きい」と豪語した。

 「そんなAブロックを這いつくばって、這い上がった先に竹ちゃんがいて。今まで何度かシングルしましたけど、胸を借りる立場で、(竹下は)胸を貸す立場で。今回ブロックを勝ち上がった者同士で優勝決定戦という場所で同じ立場で闘えるのが本当に大きくて。今回は夢のある同級生じゃなくて、やっと一人のレスラーとして同じ立場で闘えることが重要」。そう“対等"を強調した上野は「こんなに楽しい日が終わるのはさびしいので、続けるために必死になって、倒れても這いつくばってでも絶対勝って、優勝したいと思います」と力を込めた。

 一方、4勝1分けと無敗でBブロック首位突破を果たした竹下は「公式戦は1試合も楽に勝てる試合はなくて、年々メンバーのレベルも上がって、特に今年はヘビー級が多いなかで、非常に大事なものをつかんだ」と今リーグ戦で新たな収穫を得た。同級生であり後輩の上野と優勝をかけて対決することになり、「そのD王を上野はジュニアヘビー級の体で勝ち上がってきて、こうして僕と決勝で並んだ。彼のこれまでの想像もできない努力の成果であり、努力してきたからこその奇跡を彼は起こしたんだと思います」と評価した。

 さらに竹下は「D王でもそうなんですけど、彼がUNIVERSALのチャンピオンでベルトを防衛してたときから感じてたんです。ロジックでは説明できない、よくわからない強さがこの1年くらいの彼にはあって」としたうえで、「それをぶつけてきてくれるのが楽しみだし、僕が受け止められるキャパを彼の勢いで超えてきてほしい」と注文。もちろん自信の裏返しで「僕は上野勇希にとって高い壁であり続けたいから、上野勇希が竹下幸之介に勝つ奇跡はまだ起こすわけにはいかない。僕たちしかできない闘いを見せた上で、完全優勝したいと思います」と2年ぶり2度目の優勝を見据えて断言してみせた。

☆12/5(日)東京・後楽園ホール『D王 GRAND PRIX 2021 II the FINAL』10:30開場、11:30開始

▼「D王 GRAND PRIX 2021 II」優勝決定戦
[Bブロック1位]
竹下幸之介
vs
上野勇希
[Aブロック1位]

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