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11/27【NOAH】丸藤がボクシング初挑戦、TKO木下さんとスパー形式で対決 亀田氏手がける『3150ファイト』で実現

 丸藤正道がボクシングに初挑戦する。ボクシング興行『3150ファイトVol.1』(12月16日、メルパルクホール大阪)に参戦し、スパーリング形式の『エンタメファイト』でお笑いコンビTKOの木下隆行さんと対決することが27日、都内で開かれた会見で発表された。

 同大会は、ボクシング元世界3階級王者の亀田興毅氏が会長を務める『3150ファイトクラブ』が新時代のボクシング興行を目指してスタートさせるもの。「新しいものを取り入れて、ボクシングを普段見ない人たちに観てもらいたい」との思いから、スパーリング形式の『エンタメファイト』が企画され、亀田氏が親交のある木下さんにオファー。いわゆる“ペットボトル投げ騒動"で表舞台から姿を消していた木下さんに「再興の舞台」を提供する意味合いもあったという。

 その対戦相手として急浮上したのが丸藤だった。会見で亀田氏は「木下さんが『ペットボトルを投げたのはプロレスみたいなもんなんや』と言ってプロレスファンから叩かれたことがあった。そこに丸藤さんがSNSなどで絡んだことがあって。そこでリングに上がってもらえませんか?と持ちかけて、丸藤さんからは『本気でいいなら上がりたい』と。バチバチな闘いになる」と経緯を説明した。

 会見に登場した丸藤は「亀田会長と何度かお会いする機会があって、彼の真摯な部分と、ボクシングへの恩返しをしたい熱い気持ちを受け止めました」と話したうえで「木下さんが“プロレス"というワードを、どういう気持ちで使ったかは知りませんが、カチンときた」とけん制。「プロレスでは場数を踏んでますが、ボクシングは素人。おそらく短い時間になりますが、ボクシングにしっかりとリスペクトを込めて木下さんとガッチリやりあいたい」と緊張感を漂わせながら意気込んだ。形式は1分2ラウンドが予定されている。

 ボクシング未経験の丸藤だが、すでに練習を開始。「こんなに難しいんだ…と。『これ、考えながらできるもんじゃないんだな、体で覚えるしか無いんだな』と」実感しているという。

 一方の木下さんは「興毅から『ボクシング出ませんか』とオファーをいただきまして、ボクシングを盛り上げたい思いや、僕の人生変える意味でもお受けしましたが、マッチメイクが下手すぎる。対戦相手がプロレスラーって…。これは、ごめんなさい、聞いてませんでした。ただのデカいだけの男が、何だったら僕が好きやったぐらいのプロレスラーの方と戦うわけですから、正直引いてますし、びっくりしてます」と恐怖感を露わにしつつも、「でも、もう引くことはできない。当日試合ではTKOされんように一生懸命がんばります」と、さすがの言い回しで意気込んだ。

 丸藤も「僕もボクシングは素人なんで。逆にTKOされないように“TKO丸藤"にならないようにしないと。それでヤフーニュースのトップにでも載ったら、僕のプロレスラーとしての20数年間も台無しになると思うんで…」と返答。確かに体重差は20キロ程度あるだけに、亀田氏も「木下さんの豪腕がヒットしたら分からない。すごい面白い闘いになるんじゃないかと思います。ただ、一番おもしろいのは、木下さんが何度も倒されながらも立ち上がっていって、最後にTKOされる展開」と話していた。

 “ボクサー丸藤"と“再興を期すTKO木下"によるボクシング対決の模様は、『ABEMA』でも生中継される。

【ボクシング】12/16(木)メルパルクホール大阪『3150ファイトVol.1』16:30開場、17:00開始

▼エンタメファイト第2試合
丸藤正道
(1分2R)
木下隆行

プロ格 情報局