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11/28【NOAH】HAYATAジュニア二冠、ノータッチ戦制して小川組がJrタッグ返り咲き 原田&小峠、鼓太郎&YO-HEYが名乗りも…

『LEC クリンぱっ! presents NOAH the BEST 2021』東京・国立代々木競技場 第二体育館(2021年11月28日)
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合 ○小川良成&HAYATAvsNOSAWA論外&Eita×

 ノータッチルールで争われたGHCジュニアタッグ王座戦は小川&HAYATAのSTINGERコンビが、王者の“PERROS DEL MAL DE JAPON"論外&Eita組を破って約半年ぶりの王座返り咲きに成功。HAYATAはシングル王座と合わせた“ジュニア二冠"を達成し、次期挑戦者には原田大輔&小峠篤司組と鈴木鼓太郎&YO-HEY組が名乗りを上げた。

 “水ぶっかけ事件"などで遺恨を深めてきたEitaと小川の抗争がタイトルマッチに昇華。Eita所属のDRAGONGATEや論外と縁深いメキシコマットで主流のノータッチルールに、小川が「合わせてあげる」と提案して、特別ルール戦によるGHCジュニアタッグ王座戦が代々木で実現した。

 ノータッチルールは味方の選手が場外に出た時点で交代が成立する。小川はキャリア36年にして同ルール戦は初。開始直後こそ論外が場外にすり抜けたところで、Eitaから丸め込まれてヒヤリとしたものの、その後はあえてHAYATAと素早いタッチワークを繰り出しながらEita相手に反撃してみせた。

 その後もノータッチルール戦らしい目まぐるしい展開が続いたが、終盤に決定機を作ったのは王者コンビ。巧みにHAYATAの目をあざむきながら、EitaのImperial Unoがクリーンヒットして3カウント…かと思われた。

 だが、カットに入った小川が大車輪。まずはEitaをショルダースルーで場外まで投げ捨て、ペロス・セコンド勢との誤爆を誘って手出しを封じるや、場外で論外の足を鉄柵に絡めて固定だ。Eitaから急所を蹴り上げられても、足にしがみついてリングインを阻止。逆に巧みにEitaの足をロープに絡めて自由を奪い、場外カウント19と同時にリング生還を果たしてリングアウト勝ちをさらった。

 どちらか一人でもリングに上がった時点でリングアウトは成立しないだけに、ノータッチルール戦でのリングアウト勝利は通常よりも“高難度"といえる。相手の土俵に自ら上がったうえで、貫禄を見せつけた小川が約半年ぶりに王座返り咲き。しかもHAYATAはシングルのGHCジュニア王座と合わせてジュニア二冠を成し遂げ、軍団割拠のノアジュニア抗争において、再びSTINGERがその中心に立った。

 試合後には早速、この日勢いをみせたYO-HEY&鼓太郎組と、原田&小峠組が同時に挑戦表明。小川は小峠に何事かを忠告してからさっさと引き上げたが、リングに残った桃の青春タッグとYO-HEY&鼓太郎組はにらみ合いを展開。原田が「俺たちはGHCジュニアアッグに挑戦したい。お前たちも挑戦したい。だったら、ここでやって勝ったほうが挑戦する。どうですか、お客さん?」と挑戦者決定戦をアピールし、場内も拍手で後押しした。ところが鼓太郎は「賞味期限の切れた桃がな、俺らに勝てるわけねえだろ」と吐き捨ててリングを後に。それでも原田は「熟した桃の実力を見せつけてやるからな。次、小川とHAYATAに挑戦するのは俺たちです。必ず勝ってノアジュニアの頂点に立ってみせます!」と叫んだ。

 …が、当の小川はいずれのチームの挑戦も却下。バックステージで「小峠も今の状態だとベルトに挑戦する資格は全然ないと思うし、もう原田&小峠組っていうのはそろそろタイトルに絡むチームじゃなくなっているのかなって思うね。鼓太郎に関してはEitaとNOSAWAのあとをくっついて歩いているようなパシリなんだからね。それもタイトルに挑戦する資格はないと思うし」と涼しげにぶった斬ると、「YO-HEYが来るなら、もう1回Eita連れて来いって。それだけ」とYO-HEY&Eita組の挑戦であれば認める意向を示した。

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