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12/5【全日本】諏訪魔が場外はりつけ…土肥羆に屈辱敗戦で暴走SUPLEXのW制覇ならず

『2021世界最強タッグ決定リーグ戦』最終戦 東京・後楽園ホール(2021年12月5日)
準決勝 ○土肥こうじ&羆嵐vs諏訪魔&芦野祥太郎×

 世界タッグ王者・諏訪魔&芦野が準決勝で土肥&羆嵐に敗れ、タッグW制覇ならず。土肥羆への雪辱を誓った。

 暴走SUPLEXは世界タッグ王者として最強タッグに出陣。Aブロックを3戦全勝で突破し、この日の決勝トーナメントに勝ち上がった。準決勝の相手は2016年以来5年ぶりの出場となった土肥&羆嵐。諏訪魔と芦野にまさかの結果が待っていた。

 序盤こそ諏訪魔のダブルチョップと芦野のエルボースマッシュを交互に連打し、芦野が羆嵐の巨体を俵返しで引っこ抜くなど快調に飛ばした。さらに芦野が土肥をフロントスープレックスで投げれば、諏訪魔もダブルチョップ乱打、ショートレンジラリアットで土肥羆を一網打尽にする大暴れ。芦野のジャーマンと諏訪魔のローリングラリアットを同時に決める合体技もさく裂させた。

 だが、ウルトラジャーマンボム、同時ジャーマンが不発に終わると、流れは土肥羆へと傾く。アルゼンチンバックブリーカーからのバックフリップで暴走SUPLEXを同時に叩きつけ、場外戦へといざなった。ここで土肥羆はテーピングを使って諏訪魔をフェンスにはりつけに。まんまと芦野をローンバトルに追い込むと、羆嵐のダイビングセントーン、土肥の人殺しラリアットを立て続けに決めて3カウントを奪った。

 暴走SUPLEXが土肥羆に敗れ、まさかの準決勝敗退。最強タッグを制すれば、タッグW制覇、そして99年の小橋建太&秋山準、2001年の武藤敬司&太陽ケア、2013年の諏訪魔&ジョー・ドーリングに次ぐ史上4組目の世界タッグ王者の優勝となったが、すべては水泡に帰した。

 「あの野郎、あいつら。1個言えるのは、結局何も変わってねえよ、あいつらは。やり方は何にも変わってなかった」(芦野)、「こういうことをやってくると思わなかったよ、あいつらがよ。中途半端な集団だと思ってたんだけど、ここでこれ出してくるのかよって。油断していた部分があるのかな」(諏訪魔)と唇を噛んだものの後の祭り。互いに自分を責めながらも諏訪魔が「この借りは必ず返したいな」とリベンジを見据えれば、芦野も「どんな条件突きつけてきてもいいよ。俺は取られたんで。取られた分、あいつらの条件飲んでやってやるから」と口をそろえて雪辱を誓っていた。

【試合後の土肥&羆嵐】
▼土肥「今、リング上で行われてたことがコントに見えるか? ええ? リーグ戦からそうだけどよ、コントだとか、茶番だとか言ってたヤツ、本物のコント師に謝れよ、お前」

▼羆嵐「お笑い芸人に謝れよ」

▼土肥「コントを真剣にやってる芸人さんたちに謝れよ、お前ら。でも、今日勝ったのは、今タッグで一番強いヤツらなんだろ?」

▼羆嵐「世界タッグチャンピオン」

▼土肥「まあ、でもまだこのあとがあるから。変な欲は出さずに。でも、今日、全日本で一番強いタッグに勝ったというのは紛れもない事実だから」

▼羆嵐「よし、喋るな。もう休もう。行こう」

▼土肥「よし休もう」

【試合後の諏訪魔&芦野】
▼芦野「すいません」

▼諏訪魔「いや、申し訳ない」

▼芦野「クソ!」

▼諏訪魔「ホントごめん」

▼芦野「いや、取られてますから」

▼諏訪魔「俺が縛られてなければ、こういう結果にはならなかったと思うんだよね。申し訳ない」

▼芦野「クソ。あいつらだけには何としても負けたくない気持ちで…。クソ。すいません。ホント決勝見据えて、決勝の相手は宮原&青柳だなんて試合前にちょっと思っちゃったところもあって。やっぱ足元すくわれたな。そういうメンタルじゃダメだったですね。1個1個、目の前のヤツを潰さなきゃダメか」

▼諏訪魔「この借りは必ず返したいな」

▼芦野「必ず返します。必ず」

▼諏訪魔「忘れないよ」

▼芦野「どんな条件突きつけてきてもいいよ。俺は取られたんで。取られた分、あいつらの条件飲んでやってやるから」

▼諏訪魔「いやあ、恥かいたわ」

▼芦野「あの野郎、あいつら。1個言えるのは、結局何も変わってねえよ、あいつらは。やり方は何にも変わってなかった」

▼諏訪魔「いやあ、こういうことをやってくると思わなかったよ、あいつらがよ。中途半端な集団だと思ってたんだけど、ここでこれ出してくるのかよって。油断していた部分があるのかな?」

▼芦野「諏訪魔さんを封じられたらこうなってしまうという。俺が弱かったです」

▼諏訪魔「いや、2対1にさせた俺が悪かった」

▼芦野「あいつらには2対1でも次は絶対勝ちますから。覚悟しとけよ」

▼諏訪魔「申し訳ない!」

▼芦野「羆嵐のセントーンが今までで一番気持ちと体重が乗ってた」

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