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12/5【NOAH】豪腕帰還、潮崎9ヶ月ぶり復活 拳王絞殺の清宮は元日武道館でナショナル挑戦

『THE WARROAD 2021 in NAGOYA』愛知・名古屋国際会議場イベントホール(2021年12月5日)
潮崎豪復帰戦 ○清宮海斗&潮崎豪vs中嶋勝彦&拳王×

 右肩手術で欠場していた潮崎豪が約9ヶ月ぶりに復帰。一方で1・1日本武道館大会でGHCナショナル王座戦「(王者)拳王vs清宮海斗(挑戦者)」が行われることも決定的となった。

 “I am NOAH"のGHCヘビー級王者としてノア旗揚げ20周年イヤー(2020年)をけん引した潮崎だが、歴戦のダメージも甚大だった。「再びGHCを目指すため」痛みを抱え続けてきた右肩の手術を決断。約9ヶ月間の時を経て11・28代々木大会に姿を現すと、宿敵・中嶋へ即座に挑戦を表明し、元日武道館大会でのGHC挑戦を決めた。

 復帰戦では清宮と組んで、中嶋&拳王組と激突。入場してからガウンを脱げば、欠場前と比べて明らかに引き締まった肉体が現れた。

 のっけから中嶋相手と感触を確かめ合うような攻防を繰り広げたが、中盤に入ると、負傷箇所である右腕、右肩を徹底的に攻め立てられて苦境が続いた。終盤にも左ミドルと逆水平の猛打戦で打ち負け、中嶋のジャーマン→拳王のドラゴンスープレックス→中嶋のランニングローキックを浴びて窮地に陥った。

 それでもヴァーティカル・スパイク狙いを、ゴーフラッシャーで切り返して決定打は許さず。後を受けた清宮も拳王&中嶋による地獄のミドルキックサンドイッチ連打にさらされたものの、拳王相手に矢のようなジャンピングニーで劣勢を切り裂くや、急角度ジャーマン、タイガースープレックスへ。潮崎も豪腕ラリアットをぶっ放して中嶋を排除し、最後は清宮が変型ストレッチプラム式フェイスロックで拳王からギブアップを奪ってみせた。

 試合後には清宮が「おい、拳王。来年のノアはな、スタートから俺が持っていくぞ。元日、日本武道館で、GHCナショナルのベルトに俺が挑戦する」と挑戦表明。拳王は赤いベルトを見せつけて承諾し、1・1日本武道館大会でのGHCナショナル王座戦が正式に決定した。

 そして潮崎も金色のGHCヘビーベルトをはさんで中嶋とにらみ合いを展開。一方でリング四方に丁寧に頭を下げ、“おかえり"の拍手に包まれるなかで名古屋大会の幕が下りた。

 バックステージでは「ノアって凄いな。プロレスって凄い。こんなことやってたんだね。9ヶ月か…ただ、9ヶ月間だけど、こんなに厳しくて、こんなに辛い、でもこんなに心の底からくるこの熱さ。復帰できて良かったよ」と“痛みと喜び"を噛み締めた潮崎。「今日、前哨戦としても中嶋勝彦と当たりました。彼の持つGHCにはまだ遠いのかもしれない。でも俺が元日に武道館で中嶋勝彦のGHCヘビー級のベルトを奪う。その気持ちは絶対に折れない。折ることもできない」と、改めてその豪腕に力を込めた。


【試合後の潮崎&清宮】

▼清宮「リング上で言った通りです。元日の日本武道館、GHCナショナルのベルトに俺が行きます!」

――潮崎の闘いに刺激を受けた部分はあった?

▼潮崎「そんなのねえよ。こいつはこいつで自分の道を切り開こうとしてんだよ。清宮がナショナルに挑戦する。元日に行くの? また清宮との勝負にもなるし。GHCとGHCの闘いというものを見せないといけないから。さらに厳しい状況にしてくれましたね。これで俺が獲らないと話にならないな。清宮も獲って、俺も獲る。そうしないと2022年、良いスタート切れないよ」

――欠場明け、実際に動いてみて?

▼潮崎「ノアって凄いな。プロレスって凄い。こんなことやってたんだね。9ヶ月か…ただ、9ヶ月間だけど、こんなに厳しくて、こんなに辛い、でもこんなに心の底からくるこの熱さ。復帰できて良かったよ」

――中嶋勝彦から伝わってきたものは?

▼潮崎「今日、前哨戦としても中嶋勝彦と当たりました。彼の持つGHCにはまだ遠いのかもしれない。でも俺が元日に武道館で中嶋勝彦のGHCヘビー級のベルトを奪う。その気持ちは絶対に折れない。折ることもできない。俺が必ず獲ってやるよ」

――武道館まで前哨戦で激突していくが?

▼潮崎「毎回当たればいいじゃん。毎回当たって、俺がよりGHCヘビー級のベルトに近づく。それが今のGHCヘビー級の中嶋勝彦と当たる意味だと思うよ。どんどん当たることで、どんどんGHCへの道は近くなるよ」


【拳王の話】「来年、一発目から俺が持っていく? 日本武道館大会、このベルトに挑戦させろ? おい! ナメんじゃねえぞ?清宮! やってやるよ。イキのいいテメーのなぁ、その伸び切った鼻をなあ、俺が折ってやる! いいか!? 覚悟しとけよコノヤロー!」

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