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12/7【NOAH】田中6年ぶりシングルで丸藤連破! 元日タイトル戦Wヘッダーへ「二兎得る」宣言

『MAN CRUSH 2021』東京・後楽園ホール(2021年12月7日)
○田中将斗vs丸藤正道×

 田中が丸藤との約6年ぶりシングル戦に激勝。ノア後楽園のメインを締めくくって、ZERO1世界ヘビー戦とノアGHCタッグ戦を控える“元日Wヘッダー"へ弾みをつけた。

 松井珠理奈さんの“とりなし"で、元日武道館大会ではM's alliance同門対決となるGHCタッグ王座戦「(王者)武藤敬司&丸藤正道vs田中将斗&望月成晃(挑戦者)」が決定。この日の後楽園メインではその前哨戦として、2015年のグローバル・リーグ戦公式戦以来、約6年ぶりとなるシングルマッチが実現した。

 序盤から達人対決らしい深みある攻防を展開。中盤過ぎにはエルボーと逆水平を真っ向から打ち合い、読み合いを変化自在の虎王で制した丸藤が不知火発射に成功して勝機を手繰り寄せた。

 だが、田中も続く真・虎王のクラッチを逆利用。腕を引っ張りながらの弾丸エルボーをぶち込むや、立て続けにリストクラッチ式のスライディングDも叩き込む。丸藤もボディへの虎王で反攻したものの、田中もポールシフトを垂直落下式ブレーンバスターで切り返すと、前後からのスライディングDを連射して完璧な3カウントを奪ってみせた。

 6年前に続いて丸藤を連破。元日は“ホーム"ZERO1後楽園大会で杉浦貴の世界ヘビー級王座に挑戦することも決まっており、前代未聞の“元日タイトル戦Wヘッダー"に向けて弾みをつけた形となった。

 丸藤とノーサイドで握手してからマイクを握った田中は、杉浦の元日ZERO1参戦を承諾したノアに感謝したうえで、「来年プロレス初めは、ZERO1の後楽園とノアの武道館、よろしくおねがいします!」と“掛け持ち参戦"を呼びかけ。バックステージでは「個人的にシングルいって、タッグいって。『二兎を追う者は一兎をも得ず』という言葉もありますけど、俺は二兎をガッチリ取るから」と堂々と「二兎得る」宣言を放ってみせた。

【田中の話】「本当にリング上で言った通り、ノアさんには凄く感謝しています。自分の個人的なこともそうだし、団体のこともそうだし、ノアさんには凄く協力していただいて、団体を挙げてたぶんみんな感謝していると思うんですけど、ただ、ベルトがノアさんにあるということ、それは必ず獲り返しにいかなあかんし、プロレス始めでは個人的にシングルいって、タッグいって。『二兎を追う者は一兎をも得ず』という言葉もありますけど、俺は二兎をガッチリ取るから。ベルトを。ノアさんになにが返せるかって言ったら、うちの人間誰が上がろうと返せないと思うんで。リングの上で俺の戦いを見せて、それを返すしかないと思ってるから。その価値を上げるためにも、プロレス始めで杉浦さんに勝って、そのベルトを持って、武道館にも行って、タッグのベルトも獲る。それが俺のノアさんに対する恩返し。同じM's allianceであっても容赦しないし、ベルトを獲りにいくし、負傷箇所があるんだったらそこは狙ってでも、どんなことをしてでも俺らはベルト獲る」

※丸藤はノーコメント

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