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12/25【スターダム】退団直前の小波が師弟タッグで快勝 赤いベルト獲り誓う朱里宣言「小波が挑戦してくる日まで持ち続ける」

『STARDOM YEAREND CLIMAX 2021』東京・後楽園ホール(2021年12月25日)
○朱里&小波vs舞華&ウナギ・サヤカ×

 退団直前の小波が朱里との師弟タッグで舞華&ウナギ組に快勝。12・29両国大会でのワールド王座戴冠を誓って「小波が挑戦してくる日まで持ち続ける」と宣言した。

 体調面での不安を理由に12・29両国大会でスターダムを退団する小波が、所属ラストマッチ直前の後楽園大会でかつて師事した朱里と師弟タッグを結成。舞華&ウナギと激突した。最近は袂を分かって対立関係にあった小波と朱里は、11・27代々木大会でUWFルールで対決し、絆を確認し合ったばかり。対戦相手に名乗りを挙げた舞華は柔道出身で、ウナギは柔術経験者。“ザ・サブミッション・アーツ"のタイトルに相応しい顔合わせになった。

 チームワークで勝る朱里&小波が鋭い蹴りを活かしてウナギを攻め立て、序盤戦をリードする。舞華が登場すると流れは逆転。朱里&小波をブレーンバスターで同時に引っこ抜いて場内を沸かすと、朱里&小波と真っ向から打撃戦を展開した。しかし、小波はブレーンバスターを切り返して背中に飛びつき、スリーパーから関節技に持ち込んで譲らず。舞華がウナギとともに反撃を狙っても、朱里&小波は同時にぶら下がり式腕十字に捕らえる。

 舞華&ウナギ組も引かない。舞華がパワースラムでピンチを脱すると、ウナギはビンタを連発した。ならばと小波がウナギを巧みに丸め込むと、朱里がランニングローキックを放って援護射撃。小波は脇固めで絞め上げ、フィッシャーマンズスープレックスで投げ飛ばす。朱里もハーフハッチで続いた。

 舞華のカットが間に合うと、ウナギはコードブレイカーで反撃開始。大ふへん固め(変型ゴリースペシャル)に捕らえると、舞華が足を捕らえて加勢し、そのまま朱里をマットに叩きつけた。両国決戦を前に負けられない朱里は重たいミドルキックを連打し、変型大外刈りを繰り出すも、舞華がスライディングラリアットでカットイン。朱里&小波にウナギがコードブレイカー、舞華が両腕ラリアットを決めてチャンスをたぐり寄せる。ここで舞華の雪崩式ブレーンバスター、ウナギの城門突破(ブレードランナー)が立て続けに朱里にさく裂した。

 しかし、朱里はヒザ蹴り連打でウナギを止めると、あうんの動きで加勢した小波がジャーマンで援護射撃。2人がかりでサッカーボールキックを連発すると、サンドイッチ式でもクリーンヒットする。朱里はプリンスズスロウン、ランニングニーで追撃すると、最後は白虎(マフラーホールド)で捕獲。小波もトライアングルランサーで舞華を分断すると、ウナギはたまらずギブアップした。

 朱里&小波の師弟タッグがサブミッションの共演で快勝。2人はガッチリと握手を交わす。マイクを持った小波は「おい、お前ら今日は相手になってくれてありがとうな。お前ら2人に出会えて、本当によかったよ。メリークリスマス」と舞華&ウナギに感謝の意を表すと、「朱里さん、今日は本当にありがとうございました。朱里さんとはまたリングの上で必ず会いましょう。ネバー・エンド」と朱里にメッセージを送った。

 朱里も「小波、今日は本当にありがとう! まさか組めるなんて思ってなかったから、本当に凄く嬉しかった。12月29日、あと1試合。駆け抜けて。小波、ネバー・エンド」と返答。将来的な再会を誓い合った。

 「THE END」を決め台詞にしている小波があえて「ネバー・エンド」と口にしたのは、未来を見据えてのこと。バックステージでも2人は握手。小波が「両国大会、赤いベルトあると思うんで、必ず獲って、スターダムの横綱になって、後輩たちの大きな壁になってほしいと思います。その時が来たら、また自分もここのリングに戻って、ベルトを挑戦しにいくので。その時まで忘れないでくださいね。ネバー・エンドですよ」と激励すると、朱里も「私が12月29日、絶対赤いベルトを獲って、小波が挑戦してくる日まで私が持ち続けます。絶対に赤いベルトを獲ります。ネバー・エンド」と口を揃えた。

【試合後の朱里&小波】
▼小波「急なタッグマッチで、自分が組みたいって言ってから、快く了承してくれて本当にありがとうございました。最後に朱里さんとタッグが組めて、本当に楽しかったです。両国大会、赤いベルトあると思うんで、必ず獲って、スターダムの横綱になって、後輩たちの大きな壁になってほしいと思います。その時が来たら、また自分もここのリングに戻って、ベルトを挑戦しにいくので。その時まで忘れないでくださいね。ネバー・エンドですよ」

▼朱里「もう最高のクリスマスです。本当に組めると思ってなかったし、12月29日には全部をこのスターダムのリングで出して。でも、帰ってくるって信じているし。私が12月29日、絶対赤いベルトを獲って、小波が挑戦してくる日まで私が持ち続けます。絶対に赤いベルトを獲ります。ネバー・エンド。ありがとうございました」

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