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1/2【全日本】50周年イヤー幕開けで新人・井上凌がデビュー 田村に完敗も奮闘 目標は川田利明

『2022 NEW YEAR WARS』開幕戦 東京・後楽園ホール(2022年1月2日)
井上凌デビュー戦 ○田村男児vs井上凌×

 新人・井上凌が全日本50周年イヤーの幕開けとなった後楽園大会のオープニングマッチでデビュー。奮闘むなしく完敗を喫したものの、川田利明を目標に「たくさん練習をして、しっかり鍛練を積んで、もっともっと強くなれれば」と誓った。

 井上は2002年8月18日、福岡県久留米市出身の19歳。2020年12月の公開入門テストに合格して昨年4月に入門し、この日念願のデビュー戦を迎えた。相手は3年前のこの日にデビューした先輩・田村。全日本では久々となる紫のショートタイツとリングシューズ姿で初マットを踏んだ。

 序盤からベーシックな動きで食らいついた井上はショルダータックルでなぎ倒されながらも、カウンターのドロップキックで反撃。腰攻めにあって逆エビ固めに捕まっても耐え抜き、ミサイルキックを発射した。その後も再びドロップキックを放ち、執念でボディスラムを決めて拍手を浴びた。

 その後も胸板へのハンマーパンチの打ち合いで立ち向かったが、最後はブレーンバスターからの逆エビ固めでギブアップ。初陣は6分24秒、完敗で終わった。

 四方に一礼してからリングを降りた井上は「去年の4月1日に入門して、プロレス以外のことでもいろいろ自分はできないことがいっぱいあって、このまま自分はプロレスラーとしてデビューできるのか心配だったんですけど、なんとかこの日までやってこれて、本当によかったと思います」とプロレスラー人生をスタートさせた喜びを口にした。

 デビュー戦を通じて力不足を痛感させられたものの、だからこそ「これからまたたくさん練習をして、しっかり鍛練を積んで、もっともっと強くなれればいいなと思います」と誓っている。「川田利明選手のようなレスラーになれればいいなと思います。あと、技術も結構チェーンレスリングとかが上手い選手になりたいと思っているので、他の選手で言えば、小川良成さんのようなテクニックが凄い上手なレスラーになりたい」というのが目標で、まずは初勝利目指して「まだまだ先輩方とは凄い差があると思うんですけど、これからまた、イチから練習を行って、先輩たちに追いつけるように努力していきたいと思います」と初々しく上昇志向むき出しにしていた。

【試合後の井上】
――プロレスラーとしてデビューした感想は?

▼井上「去年の4月1日に入門して、プロレス以外のことでもいろいろ自分はできないことがいっぱいあって、このまま自分はプロレスラーとしてデビューできるのか心配だったんですけど、なんとかこの日までやってこれて、本当によかったと思います」

――思ったよりもリング上で自分の力を出せた?

▼井上「まだまだです。これからまたたくさん練習をして、しっかり鍛練を積んで、もっともっと強くなれればいいなと思います」

――目標とするレスラーは?

▼井上「入門テストの時も自分は言ったんですけど、川田利明選手のようなレスラーになれればいいなと思います。あと、技術も結構チェーンレスリングとかが上手い選手になりたいと思っているので、他の選手で言えば、小川良成さんのようなテクニックが凄い上手なレスラーになりたいなと思います」

――当面の目標は初勝利を目指していくことになるが?

▼井上「はい。そうですね。自分は今日デビューして、まだまだ先輩方とは凄い差があると思うんですけど、これからまた、一から練習を行って、先輩たちに追いつけるように努力していきたいと思います」

――コスチュームは珍しい色だったが、なぜ選んだ?

▼井上「自分は他のレスラーの方よりも珍しい色を着て戦いたかったので、紫色にしました」

プロ格 情報局