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1/21【押忍PREMIUM】世界ヘビー王者・杉浦に菅原が挑戦、極悪同盟復活 2・12高田馬場全カード出そろう

 押忍PREMIUM2・12高田馬場大会の全カード発表会見が20日、東京・ベルサール高田馬場で行われ、世界ヘビー級選手権試合「杉浦貴vs菅原拓也」など全12試合が出そろった。

 ZERO1を運営するダイコーホールディングスグループが主催する押忍PREMIUM。今大会は2020年12・26新宿大会、昨年3・27靖国大会に続く第3弾興行となる。男女23団体、59選手が出場。大会アンバサダーを務める蝶野正洋は「今このコロナ禍の中でプロレスが立ち上がる、大同団結というのがキーワードです」と大会のコンセプトを説明し、「自分もプロレスをやっている中で、大きな大会、大きな舞台、そういったものが人を育てる。今回たくさんの団体の参加の中で、小さな団体から大きな団体まで、全てに大きな舞台、チャンスをぜひつかみ取ってもらいたい」と出場選手たちに期待を込めた。

 この日、全12試合が出そろった。世界ヘビー級王者・杉浦に昨年の火祭り覇者・菅原が挑戦する。1・1後楽園大会で杉浦が田中将斗を退け、初防衛に成功。その試合後、菅原が奪還の名乗りを上げ、押忍PREMIUMのリングで両者によるタイトルマッチが決まった。

 女子レジェンドスペシャルタッグマッチとしてダンプ松本&クレーン・ユウwithブル中野&ベートーベンの極悪同盟がジャガー横田&神取忍と対決する。極悪同盟は80年代前半の全日本女子プロレスを席巻したヒール軍団。ライオネス飛鳥&長与千種のクラッシュギャルズとの抗争によって空前の女子プロブームを巻き起こした。今回、押忍PREMIUMのリングで再結成が実現。大会実行委員の工藤めぐみGMは「ダンプさん、中野さん、クレーン・ユウさんと揃ってる字面を見るだけでもワクワクするのですが、どんな試合になるか、楽しみにしていただきたい」と話した。

 ほかにも、初代タイガーマスク&新間寿氏、蝶野正洋&ブル中野&アジャコング&大谷晋二郎による2組のトークショーも行われる。大会実行委員の大谷は「多くの人が苦しんで、でもその中で頑張って立ち上がろうとしている。プロレスというこの4文字が皆様の背中を押す。そして押忍PREMIUMの大会を見て良かった、プロレスを見て良かった、この時代にプロレスがあって良かったと、プロレスに支えられたと、多くの方がそう思ってもらえるような、そんな大会にしたい」と意気込んだ。


☆2/12(土)東京・ベルサール高田馬場『〜ダイコーホールディングスグループ Present's〜押忍PREMIUM PRO-WRESTLING SHOW』14:00開場、15:00開始

◇第1試合◇
▼3WAYダンス(1/20)
戸井克成
vs
佐野直
vs
将軍岡本

◇第2試合◇
日力源太
永尾颯樹
アンディ・ウー
(1/30)
横山佳和
クリス・ヴァイス
TARU

◇第3試合◇
▼A-TEAM vs ZERO1
佐藤嗣崇
松永準也
太嘉文
(1/30)
雷電
牙城
橋本友彦

◇第4試合◇
▼2AW vs ZERO1
馬場拓海
北村彰基
田中将斗
(1/30)
仁木琢郎
花見達也
真霜拳號

◇押忍PREMIUMトークショー◇
初代タイガーマスク
新間寿

◇第5試合◇
海樹リコ
(1/30)
タイガークイーン

◇第6試合◇
▼スペシャルタッグマッチ

スーパー・タイガー
(1/30)
TAKAみちのく
ザ・グレート・サスケ

◇第7試合◇
▼女子レジェンドスペシャルタッグマッチ
神取忍
ジャガー横田
vs
クレーン・ユウ
ダンプ松本
withブル中野&ベートーベン

◇第8試合◇
安納サオリ
桜花由美
尾崎魔弓
withポリス
(1/30)
NATSUMI
梅咲遥
藤本つかさ

◇押忍PREMIUMトークショー◇
蝶野正洋
ブル中野
アジャコング
大谷晋二郎

◇第9試合◇
▼プロレスリングNOAH提供試合
モハメド ヨネ
キング・タニー
(1/30)
稲村愛輝
マサ北宮

◇第10試合◇
▼レジェンドスペシャルタッグマッチ
アレクサンダー大塚
藤原喜明
(1/30)
越中詩郎
藤波辰爾

◇第11試合◇
▼ダブルメインイベント 世界ヘビー級選手権試合
[挑戦者/2021火祭り覇者]
菅原拓也
(1/30)
杉浦貴
[第30代王者]
※杉浦2度目の防衛戦

◇第12試合◇
▼ダブルメインイベント 全日本プロレス提供試合
イザナギ
石川修司
(1/30)
田村男児
諏訪魔

[大会アンバサダー]
蝶野正洋


【会見の模様】
▼神長大会長「ダイコーホールディングスグループ神長でございます。今回のコロナで2020年の12月を皮切りに、プロレス界から日本を元気にしていこうということで始まりました押忍PREMIUM。第1回は2020年12月に新宿で開催しまして、第2回は昨年、靖国神社でチャリティイベントとして、大々的に成功を収めることができました。今、第6波に見舞われて大変な状況ではありますが、我々は蝶野さんにアンバサダーを引き受けていただきまして、さらなる充実したイベントを2月12日土曜日、ここベルサール高田馬場で開催することになりました。感染対策をばっちり行って開催致しますので、皆さんどうぞお越しいただきますようよろしくお願いいたします」

▼蝶野大会アンバサダー「押忍大会アンバサダーに就任しました、蝶野正洋です。神長会長、大会アンバサダーを仰せつかりまして、よろしくお願いします。2・12の高田馬場・押忍大会は、昨年の靖国神社以来となりますが、今回は全国で今150近くあるプロレス団体の中で約23団体、試合は12試合を予定し、さらにトークショーを2つという形で皆さんをおもてなししたいと思ってます。また4・10両国大会、これは私の古巣・新日本プロレスの参加も決定しました。会長が言われたように、今このコロナ禍の中でプロレスが立ち上がる、大同団結というのがキーワードです。プロレスの楽しさ、そして今回は両国大会という大きな大会も決定しました。自分もプロレスをやっている中で、大きな大会、大きな舞台、そういったものが人を育てる。今回たくさんの団体の参加の中で、小さな団体から大きな団体まで、全てに大きな舞台、チャンスをぜひつかみ取ってもらいたいなと思ってます。押忍PREMIUM、よろしくお願いします」

▼アジャコングのコメント「押忍PREMIUM、開催おめでとうございます! 超花火プロレス代表、OZアカデミー所属のアジャコングです! 昨年の靖国神社大会で旗揚げした『押忍』イベントですが、コロナ禍にあっても大盛況であり、また医療従事者様へのチャリティー募金もたくさんご協力いただき、まさに今よく言われる『プロレスの力』の典型的イベントだったと思います! 『押忍』のコンセプト。プロレス界の『大同団結』。元は『日本プロレス』の力道山先生が、このプロレスで戦後の日本を奮い立たせてくれた。このコロナ禍においては、その時と同じ様かと思われます。なかなか数あるプロレスが『一丸となって!』は難しいかも知れませんが、この押忍は、その可能性を持ったイベントであり、そこを目指します!! プロレスの力にはファンの皆様の力も大いに必要不可欠です。こんな時代だからこそプロレスファンの力を見せつけていただけますよう、一緒に盛り上げて頂けたら幸いです。今こそプロレスをおもいっきり楽しんで下さい!」

▼大谷大会実行委員「大谷晋二郎です。大会が決まりまして、こうして会見という形でお伝えしている今、非常に心が躍っています。残念ながら僕はまだ怪我の具合が、骨が完全にはくっついてなくて試合には出れないんですが、対戦カードを何回見直してもワクワクするんですね。レスラーになる前のプロレスファンに戻る僕がいて、ワクワクする大会が近づいてきてるんだな、その思いが心の中で渦巻いています。今大会、そして両国大会ともにですね、押忍PREMIUMとして、多くの皆様の支えを頂いて我々プロレスラーはリングで闘うことができます。押忍PREMIUMに集まるプロレスファン、僕は信じています。みんながみんなプロレスの力を信じる同志であると思っています。多くの人が苦しんで、でもその中で頑張って立ち上がろうとしている。プロレスというこの4文字が皆様の背中を押す。そして押忍PREMIUMの大会を見て良かった、プロレスを見て良かった、この時代にプロレスがあって良かったと、プロレスに支えられたと、多くの方がそう思ってもらえるような、そんな大会にしたいと思います。僕も試合はできませんが、レジェンドの方達とトークショーをさせてもらいます。僕の中ではトークショーもプロレスです。思いっきりトークショーでプロレスをさせていただきます。ぜひ皆様、多くの熱い熱いご来場、心の底からお待ちしています」

▼工藤GM「こんにちは、工藤めぐみです。2・12高田馬場大会、いよいよ迫ってまいりました。対戦カードを見て、本当に私もワクワクしています。プレ旗揚げの新宿大会、前回の靖国大会、今回の高田馬場大会、回を重ねるごとにどんどんパワーアップして、PREMIUMならではの色が強くなってきたと思っています。23団体、59名の選手が参加して下さいますが、ここに名前を連ねているだけではなくて、一つの目標に向かって皆様が目的意識を持って結束力を持ってそういったパワーを、より強く感じていただける大会だと思っています。そのパワーを皆さんに足を運んで、ご覧になっていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします」

――神長会長、前回の靖国大会を振り返って?

▼神長「前回の靖国はチャリティイベントということで、2000人からのお客さんに来て頂いて、ソーシャルディスタンスを保ちながらですが、これ以上入らないというくらい盛況でした。皆さんにワンコインという形で募金を頂きまして100万円弱集まり、これを日本赤十字社、看護協会、千代田区など皆様にお届けをすることができました。今回も収益の一部はできるだけ幅広い形でお届けしたいと思っています」

――蝶野さん、大会アンバサダーとして今回のラインアップで注目すべき点は?

▼蝶野「今回、団体が約23団体、12試合ということで見ると、こういうカードがよく組めたなと。大小問わず、こういう試合は全てがメインイベント。我々が団体で試合をする時は、とにかくメインを食ってやる、そういう形で第1試合からセミの選手まで精一杯の試合をするんですけど、今回は全ての試合がメインイベントというふうに見えます。その中で自分はトークショーに入ってますが、プロレスの素晴らしさとか難しさを解説しながら12試合を皆さんが楽しんでいただけるような試合にしたいなと思ってます」

――大谷さん、昨年延期となった両国大会が4月に実現するが?

▼大谷「本当であれば、昨年20周年という形でやらせていただくはずだったんですけど、コロナ禍の影響で1年延期になって今年、押忍PREMIUMの力をお借りして、支えていただいて開催できるようになった、本当に嬉しくてたまらないですね。このカードを見て、20周年、21周年になってしまいましたが、この記念すべき年に、こんな素晴らしい大会ができると。会見中、何度もカードを見てですね、どの試合を見てもこの試合はああだ、この試合はああだと思ってしまうんですね。僕は誰よりもプロレスファンですから。その中でも目を引くのは、やはりクレーン・ユウ選手ですかね。極悪同盟、僕見てましたからね。ダンプ松本、ブル中野、クレーン・ユウ、勢揃いするんですよね。ワクワクする、早くこの日が来ないかなってね。話題のタイガークイーンも見たことが無いんですよね。全日本さんにしても、ノアさんにしてもトップの選手が出て来てくれるんですよね。もうワクワクが止まらない大会になります。その中でも、個人的な意見ですけど、どうしても勝ちにこだわってもらいたいのが菅原。杉浦選手に取られたベルトを、ここで取り返してもらって、ZERO1の手にベルトがある状態で両国を迎えたい。そういう思いがありますね。先ほど蝶野さんとお話させてもらって、よく考えたらZERO1・20周年ですよね。ZERO1を立ち上げた橋本さんとリングで闘ったことのある選手って僕と田中だけだと思うんですね。今いる若手選手にしてみれば、会ったこともない。もしかしたら橋本真也さんがどういう人かをみんな知らないと思うんですよね」

▼蝶野「知らない方がいいよ」

▼大谷「蝶野さんが知らない方がいいと思うよ、というので、あえて若い選手には何も言わずに…」

▼蝶野「トークショーの時に」

▼大谷「トークショーの時に蝶野さんから、僕も怖いですけど橋本さんの伝説を語っていただきたいと思います。僕も楽しみだし、来てくださる方も楽しみにご来場いただきたいと思います」

――工藤GM、女子プロレスの見どころをお願いします。

▼工藤GM「まず、皆様にお詫びしたいのですが、当初予定して発表しておりました井上貴子選手ですが、練習中の怪我によって欠場となります。申し訳ございません。代わりまして、今回はクレーン・ユウ選手に参戦していただくことになりました。それによりまして、ダンプ松本選手、クレーン・ユウ選手、ブル中野選手、ブル中野さんですか。そしてベートーベンというキーワードが入っています、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。対戦相手はジャガー横田選手、神取忍選手と、レジェンドならではの素晴らしい大会になると思います。ダンプさん、中野さん、クレーン・ユウさんと揃ってる字面を見るだけでもワクワクするのですが、どんな試合になるか、楽しみにしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします」

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