【新日本】新メンバー加入のTMDKが帝国軍に快勝、新日本制圧を宣言 2022/5/15 22:00

 新日本のアメリカ大会『Capital Collision』が14日(日本時間15日)、米ワシントンDCのエンターテインメント&スポーツアリーナで行われ、新メンバーを加入させたTMDKがUNITED EMPIREとの8人タッグ戦に快勝。ジョナは「TMDKはグローバルなユニットに成長した。TMDKがニュージャパンを乗っ取ってやる!」と新日本制圧をぶち上げた。

 TMDKはマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストが地元オーストラリアで結成したユニット。二人はノアを主戦場に活躍し、GHCタッグ王座も戴冠したことがある。その後、ジョナらが加入して勢力を拡大。この日、新日マットで新メンバーのバッド・デュード・ティトを加えて4人が集結。ジェフ・コブ&アーロン・ヘナーレ&カイル・フレッチャー&マーク・デイビスのUNITED EMPIREと激突した。

 ティトが集中砲火を浴びる劣勢で幕を開けたが、ニコルスとヘイストが好連係で挽回。ティトもセントーンアトミコやエクスプロイダーでコブを攻め立てた。その後、ヘイストとニコルスがデイビスの両腕ラリアットでまとめてなぎ倒され、ニコルスが“オージー・オープン"のデイビス&フレッチャーに捕まる展開が続いた。

 ニコルスが劣勢をしのぐと、ヘイストとDDT&フェイスバスターの合体技をフレッチャーにさく裂させた。ジョナがデイビス&フレッチャーを蹴散らすと、コブもヘイスト&ニコルスを場外に撃退。巨漢二人がエルボー合戦、ボディアタック合戦、ラリアット合戦とド迫力の肉弾戦を展開し、コブがドロップキックを放てば、ジョナもスピアーでやり返した。

 ヘイスト&ニコルスもドロップキックを同時に放ってオージー・オープンを圧倒。デイビスをラリアット&マッケンローの同時発射で排除すると、最後は合体技・サンダーバレーを豪快に決めてフレッチャーを料理した。

 TMDKが好連係を発揮してUNITED EMPIREに快勝した。新メンバーとしてティトも加わり、ジョナは「TMDKはグローバルなユニットに成長した。TMDKがニュージャパンを乗っ取ってやる!」と宣言。ニコルスも「新メンバーも入り俺たちは勢力を拡大させている。ここからTMDKがニュージャパン・プロレスのトップまで昇り詰める」と口をそろえた。

 そしてジョナは「ジェフ・コブ、また俺に楯突いてきたら、次はお前の鼻を噛み砕くぞ!」と通告。対するコブも「俺のターゲットはジョナだ」と言い切り、「海を超えた"怪獣アイランド"でお前を待っているぞ。お前が来てくれると言うのなら、俺はいつでもやってやる準備はできているぞ」と続きを迫っていた。


【試合後のジョナ&ニコルス&ヘイスト&ティト】
▼ジョナ「ここで世界に向けて、TMDKの新メンバー、バッド・デュード・ティトを紹介させてくれ!」

▼ティト「存在に気づいてもらえるまで、18年間ずっと腐らずやってきた。そしてようやく『STRONG』のリングまで辿り着いた。そしたらジョナがリングに立つ俺を見て光る何かを見出してくれた。プロレス界イチの"BADDEST DUDE"だとジョナにそう言われた。俺はチームの力になれる男だ。今の俺には怖いものなしだ!」

▼ジョナ「その通りだ! TMDKはグローバルなユニットに成長した。TMDKがニュージャパンを乗っ取ってやる! ジェフ・コブ、また俺に楯突いてきたら、次はお前の鼻を噛み砕くぞ!」

▼ヘイスト「オージー・オープン、オリジナルTMDKの力の強さを思い知ったか!? お前らなんかもう相手にはしない。またやる理由はない。(ニコルスが耳元で何かを囁く)いや、お前らとは近い将来また当たることになるぞ! 分かったか!」

▼ニコルス「いいか、TMDKはEMPIREとも(BULLET)CLUBとも違う。TMDKは“THE MIGHTY DON'T KNEEL"(=強き者はくじけない)の頭文字だ。新メンバーも入り俺たちは勢力を拡大させている。ここからTMDKがニュージャパン・プロレスのトップまで昇り詰める」


【コブの話】「ジョナ! ジョナ! TMDK再結成ってわけか! Reunited and it feels so good♪ (リユナイテッド by ピーチズ&ハーブ)マイキー、懐かしいな。俺たちは昔チームだったよな。あの時はシェーンがニュージャパンのレスラーを前にして闘うことにビビりまくってて、代わりに俺がお前と日本まで行ったよな。だからあの時TMDKを引っ張ってたのは俺だったと言えるだろ。マイキー、しばらくリングから離れてたようだが、ようやく戻ってきたか? だが、俺のターゲットはジョナだ。耳をかっぽじってよく聞くんだな、ジョナ。もうじきゴジラvsキングコングのように2人の怪物がぶつかり合う。ゴジラとキングコングどっちが最終的に勝ったのか今は関係ない。だが、街はめちゃくちゃに破壊された。俺とお前の"カイジュー"2匹が衝突するとき、最後に勝つのはこのインペリアル・ユニットだ。ジョナ、ありとあらゆるリングで俺のスープレックスでお前をぶっ倒してきた。お前に『おかえり』と言いたい。見せかけただけのニセモノの世界から、やっと本物のプロレスが起きているリングにようやく帰ってきたんだな? ジョナ、海を超えた"怪獣アイランド"でお前を待っているぞ。お前が来てくれると言うのなら、俺はいつでもやってやる準備はできているぞ。お前の方はどうだ?」

【ヘナーレの話】「シェーン・ヘイスト、ティト。タノシカッタデスネ? お前らのように真っ向から勝負してくる相手との試合は好きだ。今度は1対1でやりたい。俺のアメリカ遠征のまだ1大会目にして、(『STRONG』)がどういうものなのか分かってきた気がする。タノシカッタ!」

【試合後のデイビス&フレッチャー】
▼フレッチャー「TMDKとはもうずっと前から対角線に立つチャンスを待っていた。でもオーストラリアのベスト・タッグチームは俺たちだってことをお前ら相手にしっかり証明していくぞ」

▼デイビス「その通り」

▼フレッチャー「今夜は不甲斐ない結果に終わったけど、オージー・オープンの力はこんなものじゃない。俺たちのゴールは日本に行ってIWGPタッグのベルトを獲ることだ。そのためにもまず『STRONG』のトップまで駆け上がらないといけない。つまりTMDKを超える必要があるだろう。それは問題ない。俺たちオージー・オープンがUNITED EMPIREこそが世界最強のユニットってことをしっかりと見せつけてやる」