【ストロングスタイル】S・タイガー陥落…真霜が死闘制してレジェンド王座奪取 間下名乗りも拒否 2022/8/25 11:00
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.18』東京・後楽園ホール(2022年8月25日) レジェンド選手権試合 ○真霜拳號vsスーパータイガー× 真霜が死闘を制してS・タイガーからレジェンド王座奪取。試合後、間下隼人が奪回に名乗りを上げたものの、真霜は拒否した。 2020年末に藤田和之を下し、団体の至宝・レジェンド王座を奪回したS・タイガーは、河野真幸、間下隼人を破ってここまで2度の防衛に成功。V3戦の対戦相手に浮上したのが2AWの実力者・真霜だ。6・9後楽園大会で初参戦を果たすと、S・タイガーに宣戦布告。2AW最強の証である無差別級王者としてのプライドを胸に、S・タイガーに挑んだ。 のっけから緊張感漂うグラウンド戦でしのぎを削る。5分経過となると、打撃戦にシフトしたS・タイガーがランニングローキックを放つが、寸前で回避した真霜は場外に退避して間を取った。リングに戻ると激しい打撃戦に発展して掌底やミドルキックが何発も交錯。ロープに押し込んだ真霜がヒザ蹴りを乱射して勢いに乗った。 真霜はスライディングで場外に降りると同時にS・タイガーの足を絡め取り、一気に場外DDTで突き刺す。場外戦では激しい抵抗を受けて守勢を強いられるが、あとからS・タイガーがリングに戻ろうとした瞬間、右足を掴んでドラゴンスクリューを決めた。そこから右ヒザ攻めへ。ヒザ十字固め、アンクルホールドで絞めに絞める。抵抗を受けると、S・タイガーの胸板を蹴りつけ、今度は足4の字固めに捕獲した。 耐え抜いたS・タイガーは起死回生のニールキックで逆転。痛む右足でも必死に蹴りを放っていくが、ハイキックは読んだ真霜が右足をキャッチしてヒザ十字固めに再捕獲した。なんとかロープに逃れたS・タイガーに対し、真霜は投げ捨てジャーマン3連発で猛攻。ふらつくS・タイガーに真剣を狙う。 負けじと蹴り足をキャッチしたS・タイガーはキャプチュードで反攻。飛びヒザ蹴りをぶち込むと、チキンウィングフェイスロックで絞めに絞める。ロープを目指す真霜を振り払い、ハイキックを叩き込むと、ツームストンパイルドライバーで真っ逆さま。勝負を決するべくタイガースープレックスの構えに。 真霜が序盤に攻めたヒザを蹴りつけて逃れると、激しい打撃戦になだれ込む。ハイキックは相打ちに終わると、真霜は垂直落下式ブレーンバスターを仕掛けるが、寸前で切り返したS・タイガーはネックスクリューで逆転。顔面めがけてローリングソバットを放つ。が、これを読んだ真霜が蹴り足を掴んで逆回転のドラゴンスクリューを強行。動きが鈍ったS・タイガーの側頭部に真剣をぶち込むと、垂直落下式ブレーンバスターでマットに突き刺して3カウントを奪った。 真霜がレジェンド王座初戴冠。2AW王座を併せて二冠王に輝いた。至宝流出の危機に動いたのが所属の間下。マイクを持つと、「おいおい、なに勝手に侵略完了みたいな顔してんだ、真霜拳號。もう1人いるんだよ。次の挑戦者はこの俺だ」と次期挑戦者に名乗りを上げた。観客も拍手で後押しする。 ノドをからしながらも「今日は声がこんな感じですから、チャンピオンになったからには答えてやるよ」と真霜は反応。「S・タイガーを下して、俺が今チャンピオンだ。俺に決定権があると思うんだよな。間下、てめぇはS・タイガーよりも強いのか?」と間下に確認する。間下は「俺はS・タイガーより強い」と断言したものの、真霜は「その言葉を信じるわけにはいかねえな。S・タイガーより強いというなら、証明するのは俺の目の前だ。俺が強いと認めたらその時は認めてやる。今はダメだね」と拒否してリングをあとに。 去っていくその背中に向けて、間下は「俺が証明してやる。S・タイガーより強いからな。兄弟子の借りはこの俺がしっかりとベルトを獲り返して返す」と宣言。「絶対さっきの言葉後悔させてやるよ。真霜拳號、勝手に侵略したつもりか? 俺が絶対獲り返す」と観客の前でベルト奪回を誓って終了となった。 「S・タイガーを倒して、ストロングスタイルプロレスの頂点に立っただろ。じゃあよ、今日から名乗らせてもらうよ。俺がストロングスタイルだ。俺の戦いがストロングスタイルだ」とバックステージで高らかに宣言した真霜は、「文句のあるヤツいたら、間下以外でも名乗りを上げろよ。ストロングスタイル取り戻したいヤツがいたら、名乗りを上げろ。そいつら順番にぶっ倒してやるからよ」と全方位に宣戦布告した。 【試合後の真霜】 ▼真霜「さてさて、前回に続いてノドぶっ潰されたスーパー・タイガー。ハイキックかな? それとも絞めかな? わかんねえけどよ、喋れねえな。あいつとやるたびに俺のノドはどんどんどんどん潰されていくよ。でもよ、俺のこのわかりやすいダメージと引き替えに獲ったぞ。ストロングスタイルプロレス、他に間下しかいねえのか? 他にはいねえのか? いねえならよ、まあちょっと考えてやるよ。まず間下。てめぇの実力を俺の目の前で見せろ。話はそれからだ。まあ、とりあえずスーパー・タイガーを倒して、ストロングスタイルプロレスの頂点に立っただろ。じゃあよ、今日から名乗らせてもらうよ。俺がストロングスタイルだ。俺の戦いがストロングスタイルだ。文句のあるヤツいたら、間下以外でも名乗りを上げろよ。ストロングスタイル取り戻したいヤツがいたら、名乗りを上げろ。そいつら順番にぶっ倒してやるからよ。今日のところは俺がストロングスタイル、俺こそがストロングスタイルだ。わかったなら、書いとけよ、ちゃんと」 ――ベルトを手にした感触は? ▼真霜「これベルト途中で変えたのかな? 思ったより新しいベルトでちょっとビックリしたけど。でも、いいね。このデザイン。俺は好きだよ。今日から俺がこれを持ち歩いてやるからな。スーパー・タイガーよりもいろんなところに持っていって、目立たせてやるよ」 ――初代タイガーマスクのリングのベルトだと意識する? ▼真霜「ああ、そうだな。今言われて意識しますよ。あの天才の作ったもの、初代タイガーが作ったもの。初代タイガーから認められたのも同然でしょ、これを獲っていれば。この王者としてこれを持っている限りは。いいね、いいね。誰でもそうだと思うけど、初代タイガー、佐山聡、天才ですからね。その天才に認められたと俺は勝手に言いますよ、これから」
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.18』東京・後楽園ホール(2022年8月25日)
レジェンド選手権試合 ○真霜拳號vsスーパータイガー×
真霜が死闘を制してS・タイガーからレジェンド王座奪取。試合後、間下隼人が奪回に名乗りを上げたものの、真霜は拒否した。
2020年末に藤田和之を下し、団体の至宝・レジェンド王座を奪回したS・タイガーは、河野真幸、間下隼人を破ってここまで2度の防衛に成功。V3戦の対戦相手に浮上したのが2AWの実力者・真霜だ。6・9後楽園大会で初参戦を果たすと、S・タイガーに宣戦布告。2AW最強の証である無差別級王者としてのプライドを胸に、S・タイガーに挑んだ。
のっけから緊張感漂うグラウンド戦でしのぎを削る。5分経過となると、打撃戦にシフトしたS・タイガーがランニングローキックを放つが、寸前で回避した真霜は場外に退避して間を取った。リングに戻ると激しい打撃戦に発展して掌底やミドルキックが何発も交錯。ロープに押し込んだ真霜がヒザ蹴りを乱射して勢いに乗った。
真霜はスライディングで場外に降りると同時にS・タイガーの足を絡め取り、一気に場外DDTで突き刺す。場外戦では激しい抵抗を受けて守勢を強いられるが、あとからS・タイガーがリングに戻ろうとした瞬間、右足を掴んでドラゴンスクリューを決めた。そこから右ヒザ攻めへ。ヒザ十字固め、アンクルホールドで絞めに絞める。抵抗を受けると、S・タイガーの胸板を蹴りつけ、今度は足4の字固めに捕獲した。
耐え抜いたS・タイガーは起死回生のニールキックで逆転。痛む右足でも必死に蹴りを放っていくが、ハイキックは読んだ真霜が右足をキャッチしてヒザ十字固めに再捕獲した。なんとかロープに逃れたS・タイガーに対し、真霜は投げ捨てジャーマン3連発で猛攻。ふらつくS・タイガーに真剣を狙う。
負けじと蹴り足をキャッチしたS・タイガーはキャプチュードで反攻。飛びヒザ蹴りをぶち込むと、チキンウィングフェイスロックで絞めに絞める。ロープを目指す真霜を振り払い、ハイキックを叩き込むと、ツームストンパイルドライバーで真っ逆さま。勝負を決するべくタイガースープレックスの構えに。
真霜が序盤に攻めたヒザを蹴りつけて逃れると、激しい打撃戦になだれ込む。ハイキックは相打ちに終わると、真霜は垂直落下式ブレーンバスターを仕掛けるが、寸前で切り返したS・タイガーはネックスクリューで逆転。顔面めがけてローリングソバットを放つ。が、これを読んだ真霜が蹴り足を掴んで逆回転のドラゴンスクリューを強行。動きが鈍ったS・タイガーの側頭部に真剣をぶち込むと、垂直落下式ブレーンバスターでマットに突き刺して3カウントを奪った。
真霜がレジェンド王座初戴冠。2AW王座を併せて二冠王に輝いた。至宝流出の危機に動いたのが所属の間下。マイクを持つと、「おいおい、なに勝手に侵略完了みたいな顔してんだ、真霜拳號。もう1人いるんだよ。次の挑戦者はこの俺だ」と次期挑戦者に名乗りを上げた。観客も拍手で後押しする。
ノドをからしながらも「今日は声がこんな感じですから、チャンピオンになったからには答えてやるよ」と真霜は反応。「S・タイガーを下して、俺が今チャンピオンだ。俺に決定権があると思うんだよな。間下、てめぇはS・タイガーよりも強いのか?」と間下に確認する。間下は「俺はS・タイガーより強い」と断言したものの、真霜は「その言葉を信じるわけにはいかねえな。S・タイガーより強いというなら、証明するのは俺の目の前だ。俺が強いと認めたらその時は認めてやる。今はダメだね」と拒否してリングをあとに。
去っていくその背中に向けて、間下は「俺が証明してやる。S・タイガーより強いからな。兄弟子の借りはこの俺がしっかりとベルトを獲り返して返す」と宣言。「絶対さっきの言葉後悔させてやるよ。真霜拳號、勝手に侵略したつもりか? 俺が絶対獲り返す」と観客の前でベルト奪回を誓って終了となった。
「S・タイガーを倒して、ストロングスタイルプロレスの頂点に立っただろ。じゃあよ、今日から名乗らせてもらうよ。俺がストロングスタイルだ。俺の戦いがストロングスタイルだ」とバックステージで高らかに宣言した真霜は、「文句のあるヤツいたら、間下以外でも名乗りを上げろよ。ストロングスタイル取り戻したいヤツがいたら、名乗りを上げろ。そいつら順番にぶっ倒してやるからよ」と全方位に宣戦布告した。
【試合後の真霜】
▼真霜「さてさて、前回に続いてノドぶっ潰されたスーパー・タイガー。ハイキックかな? それとも絞めかな? わかんねえけどよ、喋れねえな。あいつとやるたびに俺のノドはどんどんどんどん潰されていくよ。でもよ、俺のこのわかりやすいダメージと引き替えに獲ったぞ。ストロングスタイルプロレス、他に間下しかいねえのか? 他にはいねえのか? いねえならよ、まあちょっと考えてやるよ。まず間下。てめぇの実力を俺の目の前で見せろ。話はそれからだ。まあ、とりあえずスーパー・タイガーを倒して、ストロングスタイルプロレスの頂点に立っただろ。じゃあよ、今日から名乗らせてもらうよ。俺がストロングスタイルだ。俺の戦いがストロングスタイルだ。文句のあるヤツいたら、間下以外でも名乗りを上げろよ。ストロングスタイル取り戻したいヤツがいたら、名乗りを上げろ。そいつら順番にぶっ倒してやるからよ。今日のところは俺がストロングスタイル、俺こそがストロングスタイルだ。わかったなら、書いとけよ、ちゃんと」
――ベルトを手にした感触は?
▼真霜「これベルト途中で変えたのかな? 思ったより新しいベルトでちょっとビックリしたけど。でも、いいね。このデザイン。俺は好きだよ。今日から俺がこれを持ち歩いてやるからな。スーパー・タイガーよりもいろんなところに持っていって、目立たせてやるよ」
――初代タイガーマスクのリングのベルトだと意識する?
▼真霜「ああ、そうだな。今言われて意識しますよ。あの天才の作ったもの、初代タイガーが作ったもの。初代タイガーから認められたのも同然でしょ、これを獲っていれば。この王者としてこれを持っている限りは。いいね、いいね。誰でもそうだと思うけど、初代タイガー、佐山聡、天才ですからね。その天才に認められたと俺は勝手に言いますよ、これから」