8/27【NOAH】シャイニング5連発で清宮が首位・杉浦食い 2連敗からの4連勝で最終公式戦へ
『N-1 VICTORY 2022』名古屋国際会議場(2022年8月27日)
Bブロック公式戦 ○清宮海斗vs杉浦貴×
清宮がシャイニングウィザード5連発で首位の杉浦食い。2連敗からの4連勝で急浮上を果たし、ブロック突破の可能性を残して最終公式戦(8・28川崎)を迎えることになった。
開幕2連敗であとがないところまで追い込まれた清宮だったが、自己流の動きを加えた清宮流武藤殺法に開眼。崖っぷちの状態ながら3連勝を重ね、名古屋大会では杉浦との公式戦を迎えた。
昨年のN-1公式戦は清宮が勝利を上げていたが、今年は杉浦ペースに。序盤からヒザや首を攻めて試合をリード。清宮もアグレッシブに仕掛けるが、ウルトラタイガードロップ狙いは読まれてしまい、場外の杉浦にスネをエルボーで打ち抜かれて急ブレーキに。場外床直撃のネックスクリューを食らってしまい、リングアウト寸前まで追い込まれた。
清宮もカウンターのドロップキックからジャーマンにつなげて逆襲するも、ジャンピングニーに合わせて杉浦はエルボーをぶち込み、ヒザとヒジが正面衝突。すかさずたたみかけた杉浦は、五輪予選スラムこそ不発に終わったものの、手首を固めた状態でエルボーを乱れ打った。
メッタ打ちにされながらも清宮は感情むき出しで絶叫。エルボーをかいくぐり、珍しいクロスアームスープレックスで勢いを掴む。そして、8・19後楽園大会での船木誠勝戦でも見せた頭を掴んだ状態から放つ変型シャイニングウィザードで勝機をこじ開けると、怒とうのシャイニングウィザード猛連打へ。最後は絶叫とともに5発目のシャイニング弾をぶち込み、ついに杉浦を撃破した。
首位に立つ杉浦食いを果たし、清宮が連勝を「4」に伸ばした。メインイベントで中嶋勝彦が小島聡を破ったため、清宮、杉浦、中嶋、小島が4勝2敗で並び、最終公式戦が行われるあす(28日)の川崎大会を迎えることに。清宮はなんとか望みをつないだ。
「プロレス業界いろいろ教えてもらったりとか、デビューして一番最初からずっと杉浦さんにつかせてもらうというか、強さをそばで感じさせてもらってきたので」と改めて杉浦に感謝の言葉を送った清宮。師匠とも言える存在を大一番で破ったことで、「本当に自分の理想のような、男の中の男というか、そういう方で。そういう方とここで戦えたことが自信になるし、今日の勝利っていうのはそれぐらい本当に大きくて大事にしたいものです」とさらなる自信を掴んだ。
最終公式戦の相手は小島。ブロック突破には勝利が絶対条件だが、「本当に最初もうダメかもしれないなっていうところから、それでも皆さんと一緒にここまでこれたので、最後まで、明日のカルッツまで皆さん、応援よろしくお願いします。絶対決勝にみんなで行きましょう」と自らに言い聞かせるように“みんなで優勝"を誓った清宮だった。
【清宮の話】「一つまた次につながる…次というかブロック最後ですね。望みをつなげることができました。最初いろいろホントうまくいかなくて、それでも応援してくれて、皆さんのおかげでここまで今きてますよ。ありがとうございます。あと杉浦さん。俺の中では本当にデビューした頃からずっと杉浦さんに面倒みてもらうというか、いろんなこと、プロレス業界いろいろ教えてもらったりとか、デビューして一番最初からずっと杉浦さんにつかせてもらうというか、強さをそばで感じさせてもらってきたので。本当に自分の理想のような、男の中の男というか、そういう方で。そういう方とここで戦えたことが自信になるし、今日の勝利っていうのはそれぐらい本当に大きくて大事にしたいものです。ありがとうございます。次は小島さんと。本当に最初もうダメかもしれないなっていうところから、それでも皆さんと一緒にここまでこれたので、最後まで、明日のカルッツまで皆さん、応援よろしくお願いします。絶対決勝にみんなで行きましょう。ありがとうございます」
